島原大知

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しまはらだいち

島原大知
生誕 1998年7月17日
国籍 日本
出身校 大阪市立工芸高等学校 映像デザイン科
肩書き 株式会社Afio 代表取締役
受賞 第15回上野彦馬賞 九州産業大学芸術学部写真映像学科奨励賞
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島原 大知(しまはら だいち、1998年7月17日 - )は、日本起業家映像作家俳優。株式会社Afio代表取締役大阪府守口市出身。A型。

来歴[編集]

大阪市立工芸高等学校映像デザイン科を卒業した[要出典]。在学中には「 全国高等学校写真選手権大会(写真甲子園)2016」に近畿ブロック代表校選手の一人として参加し、チームは敢闘賞を獲得した[1]

大阪芸術大学在籍中に高校時代からの同級生である坂田敦哉とともに『FIGHTING CAMERAMAN』を完成させる(監督が坂田で島原は主演)[2]。同作は、福岡インディペンデント映画祭 2018で、審査委員長を務めた犬童一心の目に留まり[要出典]、10分弱の作品では異例の「20分部門グランプリ」を受賞した[3]

引き続き坂田敦哉の作品に携わると同時に、ゲーム系の専門学校ゲームエンジンバーチャル・リアリティ (VR)・複合現実 (MR)について学び、近藤義仁(GOROman)を初めとするVR業界の著名人も訪ねて、当時は発展途上期だったVRやVTuber関連活動にも乗り出した[要出典]SHOWROOMで配信もおこなっていた[4]

その後、個人事業主として数々のYouTuberの編集代行や動画製作に関わりながら広告写真事務所に入社し映像業界、エンターテインメント業界、広告業界で活動する[要出典]

企画・出演などを手掛けた『宮田バスターズ(株)-大⾧編-』は、2021年11月に池袋シネマ・ロサにて一週間上映された[3]。翌2022年には3月にTOHOシネマズ日比谷の「TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ」第3弾として1日限定で公開され[5]、4月の沖縄国際映画祭では招待作品として上映された[6]。その後、吉本興業エグゼクティブプロデューサー奥山和由が製作に関わり、さらに再編集を施して、シネメディアからの配給により『帰ってきた宮田バスターズ(株)』として2022年8月20日より公開された[7]。『帰ってきた宮田バスターズ(株)』では島原の役職は「号令」とクレジットに記載されている[7]。奥山はTwitterにて、坂田に「号令」について尋ねた際「何でもやる人です」と言われたことを取り上げ、「映画は自由表現、何でもありということをよく知ってる人だなぁと。」と記している[8]

「号令」の職務は、撮影中に一回しか撮影できない(リテイクが不可能)シーンの際にスタッフ・キャストを集め、「バイブス入れます!」と言った後に気合いを入れるものだった[9]。出演した俳優の山下ケイジは、Twitterに島原が舞台挨拶で「号令」を再現する模様の動画をアップし、動画の中ではこのかけ声のおかげで撮影時には怪我なども起きなかったというコメントがされている[9]。このほかにも舞台挨拶に登壇する際は「バイブス入れます!」の後に舞台から飛び降りたり、激しい動きをして舞台挨拶を締めるのが恒例となっていた[要出典]

実際に、島原は撮影時は出演だけでなく体を張ったアクションシーンや撮影外では大型の美術セットの組み立てや小道具の修繕等、火気や燃えているモノの扱い、ドローン空撮やVFXや3DCGを用いた映像表現などの特殊効果だけでなくメインビュアルとなっているポスター撮影も手掛けている[10]

また、上映に際しては島原一人で視聴用のDVDと各種資料を制作し12日間で公共交通機関、主に鉄道路線を利用して自ら札幌から那覇までの全国56館の劇場に足を運び、手製の資料を1館ずつ渡す形での営業を実施した[要出典]。島原は後の舞台挨拶で、「一つあたりの都市での滞在時間は1時間なかった」「都市部から離れると列車の本数が少なくなるため、時刻表を頭に入れていた。乗り遅れるとスケジュールが破綻するため常にスーツケースを運び走り回っていた」「食事は基本的に移動中にしか取れる時間がなかった」等と述べた[要出典]

映画は12月からネット配信もされる一方[11]三大都市だけでなく東北地方から九州までの複数の劇場で公開された[12]

出演作等[編集]

  • 写真甲子園 0.5秒の夏」[監督:菅原浩志] - エキストラ出演/劇中使用写真提供
  • 「FITHING CAMERAMAN」[監督:坂田敦哉] - 主演/企画/VFX/3DCG/照明・音声
  • 「宮田バスターズ(株)」[監督:坂田敦哉] - 出演/企画/VFX/3DCG/美術/号令
  • 「宮田バスターズ(株)-大⾧編-」[監督:坂田敦哉] - 出演/企画/VFX/3DCG/美術/号令
  • 「帰ってきた宮田バスターズ(株)」[監督:坂田敦哉][製作:奥山和由] - 出演/企画/VFX/3DCG/美術
  • 「ユメヲイ」[監督:鈴木優太] - 出演

受賞歴[編集]

  • ハイスクールフォトアワード 2016 - グランプリ
  • 全国高等学校写真選手権大会 2016 - 敢闘賞 (学校チームの一員として受賞)
  • 第15回 上野彦馬賞 - 九州産業大学芸術学部写真映像学科奨励賞
  • 第7回 タムロン鉄道風景コンテスト - 審査員特別賞
  • 第36回 大阪府高等学校芸術文化祭写真部門 - 奨励賞
  • “世紀のダヴィンチを探せ!”高校生アートコンペティション 2016 - 入選
  • 第35回 大阪府高等学校芸術文化祭写真部門 - 佳作
  • ハイスクールフォトアワード 2015 佳作
  • アイデム写真コンテスト「はたらく姿」2015 佳作
  • JAMCA PRIZE 2014 入選

脚注[編集]

  1. ^ アーカイブ:写真甲子園2016 大阪市立工芸高等学校”. 写真甲子園2020. 2023年8月2日閲覧。
  2. ^ FIGHTING CAMERAMAN”. DOKUSO映画館. 2023年8月3日閲覧。
  3. ^ a b FIDFF2021 作品紹介⑦ - 『宮田バスターズ(株) -大長編-』|福岡インディペンデント映画祭(FIDFF)”. note(福岡インディペンデント映画祭のアカウント) (2021年10月22日). 2023年8月2日閲覧。
  4. ^ ShimaDaiのバイブス部屋 - SHOWROOM(島原の配信チャンネル)
  5. ^ “TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ第3弾『宮田バスターズ(株)-大長編-』上映 坂田敦哉監督「『ドラえもん』と一緒の劇場で上映されて感激」”. ぴあ映画. (2022年3月10日). https://lp.p.pia.jp/article/news/222347/index.html?detail=true 2023年8月3日閲覧。 
  6. ^ 宮田バスターズ(株)-大長編- - 第14回沖縄国際映画祭
  7. ^ a b 帰ってきた宮田バスターズ(株) - 映画.com
  8. ^ 奥山和由 [@teamokuyama2017] (2022年1月8日). "「宮田バスターズ㈱大長編」坂田監督と打合せ。". X(旧Twitter)より2023年8月3日閲覧
  9. ^ a b 山下ケイジ [@Keijiy2] (2022年8月24日). "2022年8月24日". X(旧Twitter)より2023年8月3日閲覧
  10. ^ メイキング映画「宮田バスターズ(株)-大長編-」(邦画 / 2021) - 動画配信 | U-NEXT 31日間無料トライアル”. U-NEXT. 2023年8月2日閲覧。
  11. ^ 宮田バスターズ(株)【公式】 [@MIYATA5050] (2022年11月20日). "宇宙生物×中小企業👾『#帰ってきた宮田バスターズ』". X(旧Twitter)より2023年8月3日閲覧 |date=の値と|number=から計算された日付が2日以上異なります(解説
  12. ^ 宮田バスターズ(株)【公式】 [@MIYATA5050] (2022年12月16日). "【おしらせ】". X(旧Twitter)より2023年8月3日閲覧 |date=の値と|number=から計算された日付が2日以上異なります(解説

外部リンク[編集]