宮古海峡

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宮古海峡の位置
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宮古海峡(みやこ かいきょう)は、沖縄県宮古島沖縄本島(あるいは久米島)との間にあって、東シナ海太平洋を隔てる日本最大級の海峡である。

沖縄本島宮古島の間は最狭区間でも約145海里(約270km)の距離があり、そのうち約48海里(約90km)が日本の領海接続水域、残りの約97海里(約180km)が排他的経済水域である。国際航行に使用される国際海峡ではない。

中華人民共和国による太平洋への進出や、それに対する牽制で重要なチョークポイントの一つである[1]。いわゆる第一列島線を構成する島々の間では最も距離が長い。

海峡とその上空の中国軍通過問題[編集]

しばしば中国海軍の艦艇が海峡内の排他的経済水域を通過したり、その上空を中国人民解放軍機が飛行したりしている。これに対して日本は、海上自衛隊の艦艇が監視したり、航空自衛隊戦闘機が緊急発進(スクランブル)したりして対応しており、日本安全保障上の懸念材料になっている。

日本の防衛省によると、宮古海峡上空を中国軍機が初めて通過したのは2013年7月。その後の通過件数は、2013年度は10件、2014年度は14件、2015年度は10件、2016年度は18件。2017年度は4月~12月だけで過去最多の32件に上ったと発表した[2]

2016年12月25日、中国初の空母「遼寧」を中心とした艦隊が同日午前10時頃、宮古海峡を通過した。空母とともに航行したフリゲート艦から哨戒ヘリコプターが発艦し、宮古島上空の領空まで約10kmの地点まで接近し、航空自衛隊の航空機が緊急発進した。[3]

沖縄本島以西の国防の空白解消に向け、防衛省は宮古島への陸上自衛隊警備部隊と地対空地対艦ミサイルの配備に向け、拠点となる駐屯地の建設を開始した[4]

脚注[編集]

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