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天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2009(平成21)年11月12日
会場となった皇居前広場

天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典(てんのうへいかごそくいにじゅうねんをおいわいするこくみんさいてん、英語The National Celebration for the 20th Anniversary of His Majesty The Emperor's Accession to the Throne)は、2009年平成21年)11月12日日本東京都千代田区にある皇居前広場で開催された、第125代天皇明仁の即位20周年を祝った祝賀式典である。

概要

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第125代天皇明仁の即位20周年を祝う為に、天皇陛下御即位二十年奉祝委員会天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟により開催された。祭典は、内堀通りと皇居外苑で行われた祝賀パレードや奉祝渡御といった「奉祝まつり」と、皇居前広場にて各界の著名人による祝辞や奉祝演奏などが行われた「祝賀式典」の2部で構成された[1]。「奉祝まつり」は約3万人が参加。「祝賀式典」は司会を久保純子宮本隆治が務め、各界の著名人の招待者、および葉書による抽選[2]にて選ばれた一般招待約1万5000人の計3万人が出席した[3]

内容

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2009(平成21)年11月12日パレードにて披露された御諏訪太鼓

「祝賀式典」では、主催者である天皇陛下御即位二十年奉祝委員会の会長として、日本商工会議所会頭の岡村正が主催者式辞を述べた[4]。同じく主催者である天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟からは、実行委員長・常任幹事の平沼赳夫が開会宣言を行い、会長の森喜朗万歳を先導した[4]。同議員連盟の副会長を務める鳩山由紀夫内閣総理大臣として祝辞を述べた[4]。また、豊田章一郎小柴昌俊星出彰彦森光子荒川静香高橋尚子原辰徳らによるメッセージが披露された[4]

佐藤しのぶによる国歌独唱や、陸海空自衛隊合同音楽隊、鬼太鼓座などがそれぞれ演奏を披露した[4]。また、秋元康作詞岩代太郎が作曲した『太陽の国』が演奏され、第一部「太陽の種」、第二部「太陽の芽」、第三部「太陽の花」 からなる組曲がEXILEにより披露された。

プログラム

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第1部・奉祝まつり

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2009(平成21)年11月12日パレードにて披露された五所川原立佞武多

祝賀パレードは、内堀通りにて14:15~16:30開催、16団体出演。奉祝渡御(お神輿の練り歩き)は鍛冶橋通りにて14:10~16:30開催、18団体出演[5]

第2部・祝賀式典

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「天皇陛下のお言葉」全文

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 即位20年にあたり、ここに集まられた皆さんの祝意に深く感謝します。即位以来、20年の月日が経った事に深い感慨を覚えます。
 この間には、日本で、また世界で、様々な事が起こりました。日本は高齢化の進展と厳しい経済状況の中にあり、皆さんもさまざまな心配や苦労もあることと察しています。
 日本人が戦後の荒廃から非常に努力をして、今日を築いてきたことに思いを致し、今後、皆が協力して力を尽くし、良い社会を築いていくことを願っています。
 昨日の激しい雨に、今日の天候を心配していましたが、幸いに天気になり、安堵しました。しかし、少し冷え込み、皆さんには寒くなかったでしょうか。


 本当に楽しいひとときでした。
どうもありがとう。 — 明仁

脚注

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  1. ^ EXILE、渾身パフォーマンスで天皇陛下御即位20年を祝福”. 音楽ナタリー (2009年11月12日). 2019年9月13日閲覧。
  2. ^ 「天皇陛下即位20年の国民祭典」にEXILEが奉祝曲歌う”. J-CASTニュース (2009年10月16日). 2019年9月13日閲覧。
  3. ^ EXILE、奉祝曲を献上し感涙”. テレビ朝日芸能ニュース (2009年11月12日). 2019年9月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e 「国民祭典詳報」『国民祭典詳報 « 天皇陛下御即位二十年奉祝委員会』天皇陛下御即位二十年奉祝委員会。
  5. ^ 天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典のプログラム”. 奉祝委員会. 2019年9月13日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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