名古屋臨海高速鉄道1000形電車

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名古屋臨海高速鉄道1000形電車
Aonami Line Type 1000.jpg
1000形電車
基本情報
製造所 日本車輌製造
主要諸元
編成 4両編成
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1,500V
最高運転速度 100[1] km/h
設計最高速度 110[2] km/h
編成定員 582人
自重 電動車32.3t
制御車25.7t
全長 20,000 mm
全幅 2,805 mm
車体幅 2,800 mm
全高 4,000 mm
車体高 3,610 mm
台車 電動車ND734
制御車ND734T
主電動機 MB-5108-A形 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 185kW
歯車比 1:6.53
編成出力 1480kW
制御装置 東芝製 VVVFインバータ制御(IGBT素子 1C2M方式)
制動装置 回生ブレーキ併用
電気指令式ブレーキ遅れ込め制御オール電気ブレーキ
保安装置 ATS-STATS-PTEBTE防護無線
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名古屋臨海高速鉄道1000形電車(なごやりんかいこうそくてつどう1000がたでんしゃ)は、名古屋臨海高速鉄道に在籍する直流通勤形電車である。

2004年平成16年)の西名古屋港線(あおなみ線)開業に伴い投入された。

概要[編集]

2004年平成16年)10月の同線開業前に、4両編成8本(32両)が日本車輌製造で新製された。

片側3扉のブロック工法ステンレス製軽量車体で、全般に製造コストの削減を徹底しており、本形式と製造メーカーは異なるが東日本旅客鉄道(JR東日本)の209系などのように室内化粧板はライトグレーのFRP成形品を用い、客用扉内側はステンレス無塗装仕上げである。座席は1人あたり460mmで区切ったロングシートとなっている。側窓は固定式で、紫外線をカットするため黒みがかっており、カーテンは省略された。戸袋窓はないが、窓配置(車端側の幅が若干狭い)と扉の位置は313系に準じている。床面高さは1,120mm。車椅子スペースは両先頭車の座席の一部を減らして設置されており、1編成あたり2台分を備える。車体のカラーは窓の部分のみ濃淡違う青2色の帯をステッカーで巻く。灯火類は前面の窓上、行先表示器左右にHID前照灯LED後部標識灯を装備する。連結器密着自動連結器を用いている。

前面は非貫通構造で、路線は高架線主体の上踏切はなく、各駅にはホームドアも設置されていることから排障器は小型である。また、定位置停止装置(TASC)を搭載する。ワンマン運転仕様であり、運転台にホーム監視用モニタを備える。

将来の旅客需要増加を考慮して中間車2両を増結し6両編成にできるよう設計されている。

運転席と客室間の仕切り部分は大阪市交新20系と共通である。

2017年にはレゴランドジャパンが金城ふ頭に出来たことを記念して、第8編成がレゴランドラッピング車になった。

諸元[編集]

車体や内装、空調など、接客設備は全く異なるものの、台車主制御器主電動機など走行装置に関しては、東海旅客鉄道(JR東海)の313系とほぼ同一のものが用いられている。これは、同社が名古屋臨海高速鉄道に出資していること、主要検査を同社に委託していること(後述)などから、技術協力が行われ、共通の仕様となっている。そのため、マスコンハンドルには「抑速」ノッチが備えられている。ただし、幾つかの相違[3]があり、まったく同一ではない。

当線ではTASCを使用しており、ノッチオフの後は停車するまでマスコンハンドル操作がないため、JR各社の車両に搭載されているEB装置の警報鳴動までの時間が60秒であるのに対して当車両は30秒に設定されている。

方向幕[編集]

方向幕
番号 表示 番号 表示
01 金城ふ頭 08 回送
02 ノンストップ 金城ふ頭 09 試運転
03 ささしまライブ 10 臨時
04 稲永 11 団体
05 野跡 12 ノンストップ 名古屋
06 荒子 13 名古屋
07

神領車両区への回送[編集]

神領車両区に向かうため名古屋駅12番線停車中の06編成

あおなみ線の潮凪車庫では簡単な点検が行われるのみで、大規模な検査等はJR東海に委託されている。車輪削正が神領車両区で、重要部検査・全般検査は名古屋工場で実施される。そのため、中央西線を回送で走行することがある。ATS-PTの車上装置の取付けは2012年までに完了している[4][5]。 回送の時は、名古屋駅でスイッチバックして回送して、JR東海名古屋工場の近くに停車する。

出典・脚注[編集]

  1. ^ 名古屋臨海高速鉄道殿向け 1000形 - 日本車輌製造
  2. ^ 車両概要 - 名古屋臨海高速鉄道
  3. ^ 電動車と制御車・付随車の配置が異なる、モータが三菱電機製(313系や愛環2000系東洋電機製造製)など。
  4. ^ 2012年現在、当線の保安装置はJR東海と同じATS-PTを採用しており(2011年12月に整備完了)、TASCも採用している。
  5. ^ 安全報告書 2012

関連項目[編集]