吉備高原学園高等学校

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吉備高原学園高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人吉備高原学園
設立年月日 1990年(平成2年)
創立記念日 10月4日
創立者 岡山県教育委員会
学校法人加計学園
共学・別学 男女共学
設置学科 普通科
所在地 709-2393
岡山県加賀郡吉備中央町上野2400番地
外部リンク 公式サイト
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吉備高原学園高等学校(きびこうげんがくえんこうとうがっこう)は、岡山県加賀郡吉備中央町上野にある私立高等学校

概要[編集]

設立当時の岡山県知事である長野士郎不登校問題に直面した折に問題意識を持ったことをきっかけに、長野自らが主導して加計学園グループに協力を要請し、公設民営方式をもって運営することを目的とした高等学校である[1]。学校の運営は加計学園グループに属する学校法人吉備高原学園が行っているが、同学園に対する出資とそれに基づく運営には岡山県岡山県教育委員会)も参加しており、この事から同学園の理事長は長野以降、歴代の岡山県知事が務めるものとしている。

長野が吉備高原学園の設立を思い立った直接の契機は、個人的な伝から知人より、その知人の子の不登校問題への協力を願われ、岡山県立高等学校での不登校問題に際して地元の各私立高等学校へ、その受け皿となるよう協力願いに行った折、山陽女子高等学校の上代先生[注 1]より警句を発された事がきっかけである[2]

公立学校と言うのは邪険なもんですよ。子どもの成績が悪ければ退学させればいいんです。ところがわれわれはそういう子を引き受けて何とかまともにしてやらねばならんという役割を常に負わされている。それをやらなかったらどうなるかということをご存知ですか。
それをしなかったら、後は職業訓練校に行くんです。そして一番ひどいのは妙な仲間に引きずり込まれて、悪い道に入っていくんです。だからいってみれば公立高校というのはとにかく退学させさえすればいいんですから結構なもんです。しかし、人間の教育はそれで終わるとは思えません。
— 上代先生よりの警句(長野士郎・長野士郎「岡山県政回顧録」刊行会編『長野士郎 岡山県政回顧録』山陽新聞社 p.358)

この言葉を受けた長野は、自らの協力願いが公立高校が起こした不登校の責任と後始末を私立学校に押し付けているだけであると気づき、この是正を求める手段の一つとして「公設民営」である吉備高原学園の設立に至ったと語っている[2]

全寮制での生活を通じて、心身の鍛錬、礼節の尊重、自立・協調、規範の遵守、学習への意欲を培い「人間を創る」全人教育を教育方針としている[3]。全寮制を採用したのは旧制第六高等学校出身の長野が、全人教育を行うにあたって旧制高等学校の全寮制を意識したためである[4]

特色[編集]

  • 岡山県が学校の施設・設備を整備し、これを県・民間等で構成する学校法人が運営するという公私協力方式で運営[1]
  • 男女共学の全寮制・普通科高等学校[要出典]

学科[編集]

普通科 - 定員100名(2年生からコースを選択)

  • 健康スポーツコース
  • インターナショナルコース
  • 情報・システムコース
  • クラフトデザインコース
  • 陶芸デザインコース
  • 緑化システムコース
  • 生活デザインコース
  • 福祉ボランティアコース
  • キャリアデザインコース

沿革[編集]

年表[編集]

学校関係者[編集]

理事長

学園長

歴代理事長[編集]

初代

第2代 

アクセス[編集]

路線バス

自動車

脚注[編集]

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注釈

  1. ^ 本文上では「上代先生」とあるのみで、それが上代淑であるか、もしくはその養子の上代晧三であるかどうかは判然としていない。ただ岡山県下では「山陽女子学園の上代先生」と言うと、おおよそ上代淑の事を指す。

出典

  1. ^ a b 長野士郎・長野士郎「岡山県政回顧録」刊行会編『長野士郎 岡山県政回顧録』山陽新聞社( ISBN 978-4-88197-742-2 )p.360-361
  2. ^ a b 長野士郎・長野士郎「岡山県政回顧録」刊行会編『長野士郎 岡山県政回顧録』山陽新聞社( ISBN 978-4-88197-742-2 )p.358
  3. ^ 長野士郎・長野士郎「岡山県政回顧録」刊行会編『長野士郎 岡山県政回顧録』山陽新聞社( ISBN 978-4-88197-742-2 )p.358-359
  4. ^ 長野士郎・長野士郎「岡山県政回顧録」刊行会編『長野士郎 岡山県政回顧録』山陽新聞社( ISBN 978-4-88197-742-2 )p.364
  5. ^ a b c 沿革”. 吉備高原学園高等学校. 2014年1月23日閲覧。
  6. ^ “韓国の高校と教育交流協定 吉備高原学園高”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2014年1月22日). オリジナル2014年2月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140202102326/http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2014012208441062/ 2014年8月12日閲覧。 
  7. ^ a b ご挨拶”. 吉備高原学園高等学校. 2014年1月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]