八王子ラーメン

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八王子ラーメン。タマネギを細かく刻んだものが確認出来る。

八王子ラーメン(はちおうじらーめん)は、東京都八王子市のご当地ラーメンご当地グルメ)。醤油タレの醤油ラーメンである。トッピングとして、一般的なチャーシューメンマのほかに、刻みタマネギを使うことに特徴がある。

概要[編集]

昭和34年(1959年)、北野駅前にあった惣菜店が区画整理子安町に移転することになった。惣菜屋を続けることが難しいと考えた店主は、ラーメン店を始めることにした。その当時、ラーメンを出す店といえば、出前もする中華料理店が当たり前だった。ラーメン専門かつ店内での飲食のみで何かしら特徴を出そうと試行錯誤をしていた時に、北海道旅行で刻んだタマネギが入ったラーメンに出会った。タマネギの食感を損なわずに辛味を抜いたスープが作れないかと工夫を重ねた結果、ラードの油がタマネギの辛味を抑え甘味を引き立ててくれたという。そのラーメンを供する店が「初冨士」で、八王子ラーメンの発祥の地とされる[1][2]。以後、急速にこの形式のラーメンが広がった。

当初は地元でも知られていなかった八王子の刻みタマネギ入りラーメンを町おこしに使おう[3]と、2003年に八王子市役所職員や地元大学生・千種康民(東京工科大学准教授)が八麺会を設立。後に「八王子ラーメン」と名づけ、町おこしに利用している。刻みタマネギ以外に醤油ベースのたれ、表面を覆う油脂を3大特徴とする八王子ラーメンを出す店は現在、市内に30軒以上あるという[4]

2005年には「八王子らーめんMAP」を公共施設などで無料配布するようになり、ウェブサイトでは店舗の個性や歴史などを発信している[5]と共に、市民講座を開催している。これらの活動と町おこしに関しては、八王子市長メールマガジンで触れられている[6]。2015年4月には八麺会が定義しているラーメンを提供している店舗のガイドブックを作成、配布している[7]

鳥ガラを使ったダシ[8]醤油タレと中細の中華麺からなるラーメンである。具は一般の醤油ラーメンと同様、チャーシューメンマを基本とし、加えてきざみタマネギをトッピングとして使用する点が、共通の特徴である。また、液状の透明な脂(あぶら)をスープの表面に浮かせていることが基本形である。八麺会の定義によると「生きざみタマネギを使用すること」が必要条件となっているが、上述の共通点以外においては、味やトッピング、メニュー、その他のスタイルは店舗によって様々である[1]。ラーメン専門店が多いが、つけ麺や餃子などを出す店舗もある。

先代が八王子ラーメンの発売に関係した「尾張屋滝井製麺所」の麺を使う店が多い。この麺は防腐剤を使用せず、製麺時に井戸水を使っている[3][5]

2009年1月にファミリーマートから「レンジ八王子風ラーメン」が関東限定で[9]、同年2月にセブン-イレブンから八王子市・日野市限定で八王子ラーメンが発売された[10]。同年12月には改装された八王子市役所食堂のメニューに八王子ラーメンが加えられている[11]道の駅八王子滝山[12]石川パーキングエリアでも、八王子ラーメンを提供している[13]。2015年7月には東京西地区のセブンイレブン限定で冷たい八王子ラーメンが発売された[14]

出典[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]