上山安敏

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上山 安敏(うえやま やすとし、1925年5月1日[1]- )は日本の法学者京都大学名誉教授。専門は西洋法制史・法社会史・法思想史。

兵庫県生まれ。徴兵を受け、1949年11月、シベリアより復員帰国。1953年京都大学法学部卒業。同大学院をへて1956年京都大学法学部助手、58年助教授、1965年「ドイツ官僚制成立論」で京大法学博士。66年教授、89年定年退官[2]、名誉教授、奈良産業大学法学部教授。2000年退任[3]

社会史的手法によって、数々の著作を出版。特に、法社会史、ヴェーバー、バッハオーフェン、ユダヤ人等で独創的な研究が多い。教え子に河上倫逸、黒田忠史、西村稔、平田公夫、吉川直人、佐野誠、牟田和男、井上琢哉(以上、ドイツ法制史)、中村義孝、野上博義、石井三記、波多野敏(以上、フランス法制史)、深尾祐造(イギリス法制史)等がいる。専門の西洋法制史だけではなく、日本法制史、ローマ法、法哲学等の学者・研究者も育てた。またNHKアナウンサー野村正育も、京都大学の修士課程で、上山の指導を仰いだ。

著作[編集]

単著[編集]

  • 『ドイツ官僚成立論』(有斐閣、1964年)。オンデマンド版2005年
  • 『法社会史』(みすず書房、1966年)。増補版1987年、新版2008年
  • 『憲法社会史』(日本評論社、1977年)。改訂版2014年
  • 『ウェーバーとその社会』(ミネルヴァ書房、1978年、新版1996年) 
  • 『神話と科学-ヨーロッパ知識社会 世紀末―20世紀』(岩波書店、1984年/岩波現代文庫、2001年)
  • 『世紀末ドイツの若者』(三省堂〈歴史のなかの若者たち〉、1986年/講談社学術文庫、1994年)
  • フロイトユング-精神分析運動とヨーロッパ知識社会』(岩波書店、1989年、新版「岩波モダンクラシックス」、2007年/岩波現代文庫、2014年)
  • 『魔女とキリスト教-ヨーロッパ学再考』(人文書院、1993年/講談社学術文庫、1998年)
  • 『宗教と科学-ユダヤ教とキリスト教の間』(岩波書店、2005年)
  • ブーバーショーレムユダヤの思想とその運命』(岩波書店、2009年)

編著・共編[編集]

  • 『近代ヨーロッパ法社会史』(ミネルヴァ書房、1987年)
  • 『魔女狩りと悪魔学』(牟田和男と、人文書院、1997年)

翻訳[編集]

  • ヘルムート・コーイング『ヨーロッパ法文化の流れ』(ミネルヴァ書房、1983年)
  • 『ウェーバーの大学論』(編訳、木鐸社、1979年)

論文[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ 上山安敏教授略歴・著作目録 (上山安敏教授還暦祝賀記念号) 法学論叢 1989-01
  3. ^ 上山安敏教授 略歴・主要著作目録 (上山安敏教授 中野貞一郎教授退任記念号)奈良法学会雑誌 2000