ヴェルデン

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紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バイエルン州
行政管区: シュヴァーベン行政管区
郡: アウクスブルク郡
市町村連合体: ヴェルデン行政共同体
緯度経度: 北緯48度27分34秒 東経10度39分49秒 / 北緯48.45944度 東経10.66361度 / 48.45944; 10.66361座標: 北緯48度27分34秒 東経10度39分49秒 / 北緯48.45944度 東経10.66361度 / 48.45944; 10.66361
標高: 海抜 466 m
面積: 17.98 km2
人口:

3,869人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 215 人/km2
郵便番号: 86465
市外局番: 08293
ナンバープレート: A, SMÜ, WER
自治体コード:

09 7 72 216

行政庁舎の住所: Am Marktplatz 1
86465 Welden
ウェブサイト: www.markt-welden.de
首長: シュテファン・シャイダー (Stefan Scheider)
郡内の位置
地図
地図

ヴェルデン (ドイツ語: Welden) は、ドイツ連邦共和国バイエルン州シュヴァーベン行政管区アウクスブルク郡に属す市場町で、ヴェルデン行政共同体の本部所在地である。

地理[編集]

ヴェルデンは、アウクスブルク=ヴェストリヘ・ヴェルダー自然公園内のホルツヴィンケル地域の中心である。

ヴェルデン地区とエーガッタ地区はツーザム川ドイツ語版英語版の支流であるラウグナ川の谷底に位置する。ロイテルンは、ツーザム川とラウグナ川との間の高台に位置している。

この町は、3つのゲマインデタイル(地理上の地区)で構成されている[2]

  • エーガッタ
  • ロイテルン
  • ヴェルデン

歴史[編集]

19世紀まで[編集]

町の名前 Welden は、「森に面した入植地」を意味する。この町は、ラグナ川の谷を北から切り拓いた開墾入植地として9世紀末に開墾され、定住がなされた。この集落の最初の文献記録は1156年になされた[3]。ヴェルデンは、ブルガウ辺境伯からレーエンを授かった騎士のヴェルデン家の本拠地であった。集落は1402年市場町に昇格した。1597年フッガー家がヴェルデンの領主権を買い取り、1764年にフッガー=ヴェレンブルク家が断絶するまでこれを保持していた。その後この町は、1806年バイエルン王国に帰属するまでの数十年間オーストリアの一部(ヴェルデン保護領)であった。

20世紀[編集]

1903年12月5日からヴェルデンはアウクスブルクからの鉄道の終点であった。この路線は1986年まで旅客列車や貨物列車が運行していた。現在鉄道跡は自転車道となっている。

ヴェルデンは、1862年から1929年まではベツィルクスアムト・ツースマールスハウゼン(ツースマールスハウゼン管区)に、1929年からはベツィルクスアムト・アウクスブルク(アウクスブルク管区)に属した。このベツィルクスアムトは、1939年にラントクライス・アウクスブルク(アウクスブルク郡)と改組された。

1937年から1940年まで「Z-Hiag」という暗号名で、森の中に広さ 40 ha の爆薬原料の製造工場が建設された。経営母体はデグサフランクフルトの子会社 Paraxol GmbH であった。製造されていたのはペンタエリトリトールメタノール爆薬原料であった。1944年に製造はロケット燃料に切り替えられた。戦後、掩蔽壕は爆破された。その敷地はドイツ連邦軍が倉庫として利用している。

町村合併[編集]

市町村再編に伴い、1978年5月1日にロイテルンがヴェルデンに合併した。同時にシュトライトハイム(現在はツースマールスハウゼンに含まれる)に属していた小集落エーガッタもヴェルデンに編入された[4]。エーガッタは、学区や教会区の上では1978年以前からすでにヴェルデンに属していた。2002年に市場町昇格600周年を記念して、町全体で大規模な歴史祭が開催された。

住民[編集]

人口推移[編集]

1988年から2018年までの間にこの町の人口は、2,994人から3,808人まで、814人、約 27.2 % 増加した。

首長[編集]

1978年以降の町長を以下に列記する[5]

就任年 名前 政党
1978年 ヘルマン・シュミット (Hermann Schmid) CSU/SPD
1990年 ペーターベルクマイアー (Peter Bergmeir) SPD/FWV
2020年 シュテファン・シュナイダー (Stefan Scheider) FWV/WiR

議会[編集]

ヴェルデンの町議会は16議席からなる[6]

紋章[編集]

図柄: 金地の丘の上、2本の緑のモミの木の間にの塔の遺構が描かれている[7]

姉妹自治体[編集]

文化と見所[編集]

ヴェルデンのウンテーレス・シュロス

建築文化財[編集]

ガングホーファー=アレー

自然文化財[編集]

  • ガングホーファー=アレー(直訳: ガングホーファーの並木道)

埋蔵文化財[編集]

  • 中世初期の環状土塁シュネーブルク
  • テクラベルクの中世盛期のヴェルデン城趾

人物[編集]

ゆかりの人物[編集]

関連図書[編集]

  • Ludwig Langenmair (1986). Markt Welden. ed. Welden: Ein Markt mit reicher Vergangenheit. Welden 
  • Marktgemeinde Welden, ed (2002). 600 Jahre Marktrecht – Welden feiert seine Geschichte. Welden 

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Genesis Online-Datenbank des Bayerischen Landesamtes für Statistik Tabelle 12411-003r Fortschreibung des Bevölkerungsstandes: Gemeinden, Stichtag (Einwohnerzahlen auf Grundlage des Zensus 2011)
  2. ^ Ortsteile mit Postleitzahl / Markt Welden / BayernPortal”. 2023年6月30日閲覧。
  3. ^ Hermann Endrös, ed. Führer zu archäologischen Denkmälern in Schwaben, Band 1: Archäologische Wanderungen um Augsburg. p. 115 
  4. ^ tatistisches Bundesamt, ed (1983). Historisches Gemeindeverzeichnis für die Bundesrepublik Deutschland. Namens-, Grenz- und Schlüsselnummernänderungen bei Gemeinden, Kreisen und Regierungsbezirken vom 27.5.1970 bis 31.12.1982. Stuttgart / Mainz: W. Kohlhammer. pp. 767-. ISBN 978-3-17-003263-7 
  5. ^ Bürgermeister”. Markt Welden. 2023年7月1日閲覧。
  6. ^ Marktgemeinderat”. Markt Welden. 2023年7月1日閲覧。
  7. ^ Markt Welden / Bayerns Gemeinden”. Haus der bayerischen Geschichte. 2023年7月1日閲覧。
  8. ^ Partnergemeinde”. Nové Strašecí. 2023年7月1日閲覧。

外部リンク[編集]