ラーダ・ニーヴァ

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ラーダ・ニーヴァ (英語: Lada Niva, ロシア語: Лада Нива、VAZ-2121)は、アフトヴァースラーダブランドで製造・販売している自動車である。

概要[編集]

ニーヴァ
VAZ-2121
ニーヴァ 3ドア
Budapest, Hungexpo, AMTS 2017, 51.jpg
ニーヴァ 5ドア
Lada Niva (VAZ 2121).jpg
製造国 ロシアの旗 ロシア
 カザフスタン
ヨルダンの旗 ヨルダン
エクアドルの旗 エクアドル
 ルーマニア
 ウクライナ
 エジプト
ウルグアイの旗 ウルグアイ
ギリシャの旗 ギリシャ
販売期間 1977年-
乗車定員 5人
ボディタイプ 3/5ドアSUV
2/4ドアトラック
エンジン ガソリン:
1.6/1.7L I4
ディーゼル:
1.9L XUD
駆動方式 4WD
変速機 4/5MT
全長 3,740mm (3ドアSUV)
4,240mm (5ドアSUV)
4,520mm (2/4ドアトラック)
全幅 1,680mm
全高 1,640mm
ホイールベース 2,200mm (3ドアSUV)
2,700mm (5ドアSUV、2/4ドアトラック)
車両重量 1,150-1,350kg
別名 ラーダ・4x4
-自動車のスペック表-

ニーヴァはモノコック構造の車体、前輪独立サスペンションを持つ乗用車型SUVであるが、ロック機構を有するセンターデフと、トランスファーに2速の副変速機を持つ本格的なフルタイム4WD車としてはランドローバー・レンジローバーに続くもので、その後のSUV車の設計に大きな影響を与えたモデルである。ラーダ各車のベースとなった フィアット・124の影響も受けているが、ボディ、四輪駆動システム、フロントサスペンションなどはアフトヴァーズ独自の設計である。また、当初から前輪にサーボ付きディスクブレーキを装着していた点も当時のソ連の車としては非常に進歩的と言えた。

エンジンはキャブレター付き直列4気筒 SOHC 1.6L 72馬力のガソリンエンジンで、ギアボックスは4/5速のマニュアルのみ。フルタイム四輪駆動方式でオフロード走行に欠かせないセンターデフロックや副変速機も搭載する。最高速度130km/hで860kgまでのトレーラーの牽引が可能である。

サスペンションは1970年代の四輪駆動車としては画期的な前輪独立懸架であったのみならず、後輪も固定軸ながら5リンク式コイルスプリングを採用している。最低地上高は23.5cm取られており、水深51cmまでなら水上走行も可能である。

デビュー当初からマイナーチェンジは繰り返されているものの、フルモデルチェンジはされることなく生産され続けている、「生きた化石」ともいえる存在である。エンジンは現在は燃料噴射装置(最初はGM製、後にボッシュ製)付きの1.7Lエンジンに換装されている。1995年以降は、テール部分のデザイン変更によってテールゲートがバンパーレベルから開くように改良された。

フルサイズのスペアタイヤはボンネット内に収納され、標準の工具キットは21種類もの工具が入っており、いずれもオフロードや過酷な気候で酷使されることを前提としたニーヴァにふさわしい装備品となっている。

なお、ニーヴァはウラジミール・プーチンの愛車でもある[1]

輸出[編集]

ニーヴァは乗用車的な設計と低価格によって世界各国に輸出されたが、1980年代以降イギリスはじめ西欧各国のディーラーではサイドストライプやアルミホイール、サンルーフ、バンパーガードなどでニーヴァをレジャーカー風に仕立てて、「ニーヴァ・コサック」として販売した。西欧各国への輸出は、安全・公害規制に対応出来なくなったことから1997年には終了となった。いくつかの市場ではプジョー製1.9Lディーゼルを搭載したモデルも販売された。

1980年代には、並行輸入業者の団体である外国自動車輸入協同組合(FAIA)によって日本へも輸入され、会員各社を通じて全国的に販売された。既にこの時期になると、デビュー当初は高水準であった乗り心地や快適性も時代遅れの水準となっており、パワーステアリングオートマチックエアコン等の1980年では常識化した快適装備とも無縁のニーヴァは、設計時のコンセプトとは違い非常にスパルタンな硬派の四駆マニア向けのモデルとして日本市場に受け入れられ、まずまずの人気を博した。2010年より渋谷区千駄ヶ谷の株式会社ルパルナスが、規制の厳しいEU諸国向けドイツ仕様のニーヴァを日本に輸入していたが 、2019年モデルより ロシアからダイレクトに 3ドア(諸費用オールイン乗り出し価格280万円~) 及び 5ドア(諸費用オールイン乗り出し価格310万円~)を EUスペック同等レベルに仕上げ直輸入する事となった。今日までソ連・ロシア製乗用車としてマーケットに受け入れられた唯一の例となっている。


脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]