マイルドヤンキー
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マイルドヤンキー とは、マーケティングアナリスト・原田曜平(博報堂 ブランドデザイン 若者研究所)が、2014年1月に定義した概念。 地元指向が強く、内向的、上昇志向が低い、などの特徴が見られるが、従来のヤンキー程の攻撃性・違法性はなく、マイルドの名が示す通り本物の不良にもなり切れない層[1]。
特徴[編集]
提唱者の原田は2014年5月12日放送のNHK「NHKニュースおはよう日本」にVTR出演した際、マイルドヤンキーに多い傾向を以下のように上げていた[2]。
- 地元から出たくない
- 「絆」「家族」「仲間」という言葉を好む
- 車(特にミニバン)を好む
- ショッピングモールを好む
- 仲間のスーツ姿を煙たがる
- 主に昔話が多い
- 公共交通機関は苦手
- 地域や仲間内でリスペクトされている者の喋り方や口癖を真似る
- 1人で行動出来ない(車であれば可能)
- 都会は未知の世界
- 子供も同じ人生を歩む
- 基本的に暇してる
- パチンコ、パチスロを好む
- 意外と寂しがり&強がり
- テレビっ子
- 親の離婚率が高い
- 飲食店で店長を呼び出して飲食代を全部無料にしたエピソード(武勇伝)を1つは持っている
- 生まれ育った地元への指向が非常に強い(パラサイト率も高い)
- 郊外や地方都市に在住(車社会)
- 内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)
- ITへの関心やスキルが低い
- 遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい
- 近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国
- 小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る
- できちゃった結婚比率も高く、子供にキラキラネームをつける傾向
- 喫煙率や飲酒率が高い
また、評論家の谷本真由美は、以下のように定義し、特徴づけている[4]。
反論[編集]
作家の堀田純司は、隠然たる「日本のリアル」を東京の視線が勝手に見失い、勝手に再発見した気になっていると違和感を表明している[5]。また、山手線内側のエリートが地方を見下してるだけとの指摘もある[6]。
特徴の項にあるような傾向を持つ層の存在を認めつつ、その全てが当てはまる人物は決して多数派ではないこと、そして未来は地方の「マイルドヤンキー」層と都会のエリート層で二極化するという予想には慎重な立場を取った意見などが『普通の未来(さそねっと)』というブログマガジンで紹介されている[7]。
脚注[編集]
- ^ マイルドヤンキーは政治的保守層ではない—『ヤンキー経済』著者・原田 曜平氏に聞く - ニッポンドットコム(2014.07.17)2019年1月11日閲覧
- ^ “いまや若者の一大勢力? マイルドヤンキーとは”. NHKニュース おはよう日本 (2014年5月12日). 2014年7月10日閲覧。
- ^ 芝山元 (2014年3月21日). “マイルドヤンキー賞賛とその先にあるもの、、、”. ハフィントン・ポスト日本版. 2014年6月10日閲覧。
- ^ 谷本真由美 (2018年4月9日). “眞子さまが「ゴシップ報道」小室圭さんを選んでも別に不思議じゃない”. iRONNA(産経デジタル). 2018年7月3日閲覧。
- ^ 「マイルドヤンキー」論への違和感 “再発見”する東京の視線と、大きな物語なき後のなにか、ITmedia 2014年05月23日
- ^ マイルドヤンキー論は薄っぺらで山手線内側のエリートが地方を見下してる感タップリ!BLOGOS 2014年06月02日
- ^ 【馬】マイルドヤンキー論の限界と使い方、提供:株式会社産業創出ネットワーク 2014-03-21 00:00
参考文献[編集]
- 原田曜平『ヤンキー経済 消費社会の主役・新保守層の正体』幻冬舎、2014年、ISBN 978-4-3449-8336-6。
- 『若い家族、都心より地元 「コンシューマーX」の実像』日本経済新聞2014年7月27日