ブリトニー・リース

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ブリトニー・リース Portal:陸上競技
Brittney Reese (2013 World Championships in Athletics) 02.jpg
2013年8月世界選手権にて
選手情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
種目 走幅跳
大学 ミシシッピ大学
生年月日 (1986-09-09) 1986年9月9日(35歳)
生誕地 イングルウッド
身長 173cm
体重 64kg
自己ベスト
走幅跳 屋外 : 7m31 (+1.7)
室内 : 7m23
獲得メダル
陸上競技
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
2012 ロンドン 走幅跳
2016 リオデジャネイロ 走幅跳
2020 東京 走幅跳
世界選手権
2009 ベルリン 走幅跳
2011 大邱 走幅跳
2013 モスクワ 走幅跳
2017 ロンドン 走幅跳
世界室内選手権
2010 ドーハ 走幅跳
2012 イスタンブール 走幅跳
2016 ポートランド 走幅跳
2018 バーミンガム 走幅跳
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ブリトニー・リース(Brittney Reese、1986年9月9日 - )は、アメリカ合衆国の女子陸上競技選手、ロンドンオリンピック女子走幅跳金メダリスト。世界選手権は屋外・室内合わせて7回優勝。女子室内走幅跳北米記録保持者。2009、2011-13女子走幅跳世界ランキング1位。

人物[編集]

リースはカリフォルニア州イングルウッドに生まれた[1]ミシシッピ州ガルフポートのガルフポート高校を2004年に卒業、高校時代に走幅跳・三段跳の州高校チャンピオンになった[2]。後にミシシッピ・ガルフコースト・コミュニティ・カレッジ (Mississippi Gulf Coast Community College) とミシシッピ大学へ進んだ。コミュニティ・カレッジ時代はバスケットボールチームの選手で、近年殿堂入りを果たした。2011年11月14日、リースはガルフポートの自らの地域のホームレスと宗教団体に、競技を支えてくれた地域への恩返しとして、感謝祭のための七面鳥を100羽寄付した[3]

経歴[編集]

2009年8月世界選手権にて

リースは2007年と2008年のNCAA選手権女子走幅跳で優勝した。2008年7月、ユージーンで行われたオリンピック選考会で6m95の自己ベストをマーク。8月の北京オリンピックは予選で6m87をマークし1位通過したが、決勝は2回目に跳んだ6m76の記録で5位だった(後に4位に繰り上がり)。

2009年5月24日、ブラジルベレンの競技会でジャッキー・ジョイナー=カーシーマリオン・ジョーンズに次ぐ全米歴代3位となる自己ベスト7m06を記録した[4]。同年8月、リースはドイツベルリンで行われた第12回世界選手権に出場、7m10の記録で前回優勝者のタチアナ・レベデワを下し優勝を飾った[5]。リースは世界選手権女子走幅跳で3番目に若い優勝者となった[6]。8月23日に世界選手権で記録した7m10は2009年女子走幅跳世界ランキング1位となった[7]

2010年、リースは3月にカタールドーハで開かれた世界室内選手権を制した。同年から始まったダイヤモンドリーグローザンヌパリチューリッヒの3勝を上げて年間優勝を達成した。

2011年8月、韓国大邱で開かれた第13回世界選手権は1回目にマークした6m82の記録で大会2連覇を飾った[8]。この時のリースは2回目以降全ての試技がファウルだった。同年のダイヤモンドリーグローマローザンヌモナコチューリッヒの4勝を上げて2年連続年間王者に輝いた。同年6月26日に全米選手権で記録した7m19は2011年女子走幅跳世界ランキング1位となった[9]

2012年3月にトルコイスタンブールで開かれた世界室内選手権では、世界室内歴代3位・北米新記録となる7m23で制して2連覇を達成した[10]。8月7日、ロンドンオリンピックは予選を6m57の記録で9位通過、翌日の決勝は1回目がファウル、2回目に7m12をマークして首位となり優勝を飾った[11]。アメリカではジャッキー・ジョイナー=カーシー以来となる女子走幅跳のオリンピック金メダル獲得となった。同年7月1日に全米オリンピック選考会でリースが記録した7m15は2012年女子走幅跳世界ランキング1位となった[12]

2013年8月、ロシアモスクワで開かれた第14回世界選手権では、予選を6m57の記録で最下位の12位通過となった。決勝は2回目に7m01をマークし、ナイジェリアブレッシング・オカグバレを2cm抑えて優勝し、女子走幅跳初となる大会3連覇を達成した。

主な戦績[編集]

大会 開催地 種目 順位 記録
2007 世界選手権 日本の旗 大阪 8位 走幅跳 6m60 (-1.5)
2008 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 4位 走幅跳 6m76 (+0.4)
2009 世界選手権 ドイツの旗 ベルリン 1位 走幅跳 7m10 (+1.0)
2010 世界室内選手権 カタールの旗 ドーハ 1位 走幅跳 6m70
ダイヤモンドリーグ 年間優勝 走幅跳 18pt
2011 世界選手権 大韓民国の旗 大邱 1位 走幅跳 6m82 (+0.1)
ダイヤモンドリーグ 年間優勝 走幅跳 23pt
2012 世界室内選手権 トルコの旗 イスタンブール 1位 走幅跳 7m23
オリンピック イギリスの旗 ロンドン 1位 走幅跳 7m12 (+0.8)
2013 世界選手権 ロシアの旗 モスクワ 1位 走幅跳 7m01 (+0.2)
2015 世界選手権 中華人民共和国の旗 北京 予選 走幅跳 6m39 (+1.1)
2016 世界室内選手権 アメリカ合衆国の旗 ポートランド 1位 走幅跳 7m22
オリンピック ブラジルの旗 リオデジャネイロ 2位 走幅跳 7m15 (+0.6)
2017 世界選手権 イギリスの旗 ロンドン 1位 走幅跳 7m02 (+0.1)
2018 世界室内選手権 イギリスの旗 バーミンガム 2位 走幅跳 6m89
2019 世界選手権 カタールの旗 ドーハ 予選 走幅跳 6m52 (+0.6)

自己記録[編集]

種目 記録 場所 日付 備考
走幅跳 (屋外) 7m25 (+1.6) カタールの旗 ドーハ 2013年5月10日
走幅跳 (室内) 7m23 トルコの旗 イスタンブール 2012年3月11日 北米記録
100m (屋外) 11.66 (-0.3) ブラジルの旗 ウベルランジア 2009年5月20日
60m (室内) 7.24 カナダの旗 サスカトゥーン 2011年2月4日
2012年2月3日
走高跳 (室内) 1m88 アメリカ合衆国の旗 フェイエットビル 2008年3月2日

脚注[編集]

  1. ^ “Brittney Reese hopes to be leaps and bounds above the rest”. Los Angeles Times. (2012年4月20日). http://articles.latimes.com/2012/apr/20/sports/la-sp-oly-track-reese-20120421 2012年6月2日閲覧. "Reese, who was born in Inglewood, Calif., and moved at the age of 3 to Mississippi" 
  2. ^ Gex II, Joseph W. (2012年8月14日). “Brittney Reese - Coast’s golden hero”. Sea Coast Echo. http://12.68.233.230/40/article_6168.shtml#.UJ_IxobAET5 2012年11月11日閲覧。 
  3. ^ USA Track & Field Profile USTAF. 2013年8月14日閲覧
  4. ^ Biscayart, Eduardo (2009-05-25). Belém spectacular produces five world season leads – IAAF World Athletics Tour. IAAF. Retrieved on 2009-05-30.
  5. ^ (2009-08-23). Reese wins women's long jump at worlds. The Associated Press. Retrieved on 2009-08-24.
  6. ^ Laura Arcoleo (2009-08-23). Reese – ‘I knew I had it in me’ Archived 2009年8月26日, at the Wayback Machine.. IAAF. Retrieved on 2009-08-24.
  7. ^ LONG JUMP - WOMEN - SENIOR - OUTDOOR - 2009 IAAF. 2013年8月14日閲覧
  8. ^ Hart, Simon (2011年8月28日). “World Athletics Championships 2011: American Trey Hardee retains decathlon title as Ashton Eaton fades”. The Daily Telegraph. 2011年8月29日閲覧。
  9. ^ LONG JUMP - WOMEN - SENIOR - OUTDOOR - 2011 IAAF. 2013年8月14日閲覧
  10. ^ EVENT REPORT - Women's Long Jump - Final”. http://www.iaaf.org. 2013年8月14日閲覧。
  11. ^ LONDON 2012 ATHLETICS,LONG JUMP WOMEN London2012. 2013年8月14日閲覧
  12. ^ LONG JUMP - WOMEN - SENIOR - OUTDOOR - 2012 IAAF. 2013年8月14日閲覧

参考資料[編集]

外部リンク[編集]