パワージェット SaM146

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パワージェットSaM 146のモックアップ
2007年のパリ航空ショーでのパワージェットSaM146

パワージェット SaM146はフランスのスネクマとロシアのNPOサトゥールンの合弁企業であるパワージェットの開発生産するターボファンエンジンである[1]スホーイ・スーパージェット100に主に搭載されるが、スーパージェット100については将来的にはアヴィアドヴィガーテリ PD-14の発展型で置き換えられる見込みである[2]

スネクマはコアエンジン、制御システム(FADEC)、変速機(補機のギアボックス、伝達ギアボックス)、エンジンの統合と飛行試験を担当している。NPOサトゥールンは部材の責任と低圧部とスーパージェット100への搭載と地上試験を担当している。

設計と開発[編集]

2007年のパリ航空ショーでのパワージェットSaM146

SaM146はリージョナルジェット機用のエンジンとして設計された。ジェットエンジンの設計と開発はプラット・アンド・ホイットニーゼネラル・エレクトリックロールス・ロイスのような企業が市場を押さえている。エンジンの開発では顧客の要望に応じて低燃費、低運用経費、高信頼性が求められる。SaM146は技術的にはGEやロールス・ロイスと互角である。

SaM146は推力14,000~17,500 ポンド/62~77.8 kN(6,200から7,700 kg)級のエンジンで60から100席級の地域航空機への搭載を想定している。2003年4月、スホーイ民間航空機会社はSaM146を75~95席版のスーパージェット 100の75から95席の機種のエンジンに選定した。

スネクマはこの計画にCFM56の設計、生産で培った技術を投入する。SaM146は単段のタービンを利用して新設計の国際民間航空機関の定める環境基準(CAEP VI)の2008年での達成基準に適合したエンジンを開発する[3]

ブレードとディスクを一体加工で作るブリスク技術を使用する事により燃費を向上させ整備費用を減らす[4]

2010年6月23日、欧州航空安全機関(EASA)はパワージェットのSaM146エンジンを認証したと発表した[5]ロシアでの認証は2010年8月に取得した。[6]

搭載[編集]

SaM146 1S17
スーパージェット 100/95
SaM146 1S18
スーパージェット 100/95LR

仕様[編集]

一般的特性

  • 形式: 2軸式, 高圧バイパスターボファン
  • 全長: 86 in (2.2 m)
  • 直径: 48.2 in (1.22 m)
  • 乾燥重量: 1,708 kg (3,770 lb) (*)

構成要素

性能

出典: Gas Turbine Engines. Aviation Week Aerospace 2010[7]、(*)がついているものは、 EASA Type Certificate Data Sheet[8].


脚注[編集]

外部リンク[編集]