バーンポーン駅

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バーンポーン駅(バーンポーンえき、タイ語:สถานีรถไฟบ้านโป่ง)は、タイ王国中部ラーチャブリー県バーンポーン郡にある、タイ国有鉄道南本線である。

バーンポーン駅
バーンポーン駅
บ้านโป่ง
Ban Pong
(5.47 km) ナコーンチュム
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ラーチャブリー県
バーンポーン郡
北緯13度48分39.2秒 東経99度52分32.3秒 / 北緯13.810889度 東経99.875639度 / 13.810889; 99.875639
駅番号 4079
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 南本線
キロ程 68.22 km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 โป.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1903年6月19日
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概要[編集]

バーンポーン駅は、タイ王国南部ラーチャブリー県人口17万人が暮らすバーンポーン郡にある。駅の正面側(西側)が市街地であり、町の中心部よりやや南側に位置する。一等駅であるが、全列車が停車する訳ではなく、1日に22本(11往復)の列車が発着しその内訳は特急3往復、快速4往復、普通4往復である。

当駅に発着するバンコク発着の列車は、トンブリー駅クルンテープ・アピワット中央駅クルンテープ駅の3箇所からの発着である為注意が必要である。優等列車は全てクルンテープ・アピワット中央駅発着であり、クルンテープ駅から、普通列車利用で2時間程度である。

歴史[編集]

タイ国有鉄道南本線東北本線北本線に次ぐ3番目の幹線として1899年に着工された。南本線は前記2線とは異なり始めから1,000mm軌間を採用して敷設された[1]。(前記2線は当初は標準軌間である1,435mmで敷設されたがその後1,000mm軌間に改軌された[2]。)

1903年6月19日に旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅間が開業し、当駅もそれに伴い開業。

  • 1903年6月19日 【開業】旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅 (150.49km)

駅構造[編集]

バーンポーン駅構内

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺[編集]

  • バーンポーンバスターミナル (400m)

脚注[編集]

  1. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.29
  2. ^ 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 p.79

参考文献[編集]

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]