サラヤー駅

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サラヤー駅 (サラヤーえき、タイ語:สถานีรถไฟศาลายา)は、タイ王国中部ナコーンパトム県プッタモントン郡にある、タイ国有鉄道南本線である。

サラヤー駅
ศาลายา
Sala Ya
サラタマソップ (5.01 km)
(4.40 km) ワットスワン
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ナコーンパトム県
プッタモントン郡
北緯13度48分9.4秒 東経100度19分27.4秒 / 北緯13.802611度 東経100.324278度 / 13.802611; 100.324278
駅番号 4009
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 南本線
キロ程 19.06 km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 ลย.
駅構造 地上駅
ホーム 3面3線
開業年月日 1903年6月19日
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概要[編集]

サラヤー駅は、タイ王国南部ナコーンパトム県人口3万5千人が暮らすプッタモントン郡にある。駅の正面側(側)が市街地であり、町の中心部に位置する為利便性が良く、駅前には大きな市場がある。1日に46本(23往復)の列車が発着しその内訳は特急4往復、急行2往復、快速5往復、普通12往復である。普通列車12往復中5往復が当駅始発終着である。(全てトンブリー駅との往復列車)

一等駅であり、全列車が停車する駅でもある。当駅に発着するバンコク発着の列車は、トンブリー駅クルンテープ・アピワット中央駅クルンテープ駅の3箇所からの発着である為注意が必要である。優等列車はクルンテープ・アピワット中央駅発着であり、クルンテープ駅から、普通列車利用で45程度である。

歴史[編集]

タイ国有鉄道南本線東北本線北本線に次ぐ3番目の幹線として1899年に着工された。南本線は前記2線とは異なり始めから1,000mm軌間を採用して敷設された[1]。(前記2線は当初は標準軌間である1,435mmで敷設されたがその後1,000mm軌間に改軌された[2]。)

1903年6月19日に旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅間が開業し、当駅もそれに伴い開業。

  • 1903年6月19日 【開業】旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅 (150.49km)

駅構造[編集]

相対式及び島式1面の複合型ホーム3面3線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺[編集]

ラチャダー大学を始め複数の大学が当駅南側にある。

脚注[編集]

  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.29
  2. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.79

参考文献[編集]

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]