プラチュワップキーリーカン駅

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プラチュワップキーリーカン駅(プラチュワップキーリーカンえき、タイ語:สถานีรถไฟประจวบคีรีขันธ์)は、タイ王国中部プラチュワップキーリーカン県ムアンプラチュワップキーリーカン郡にある、タイ国有鉄道南本線である。

プラチュワップキーリーカン駅
プラチュワップキーリーカン駅
ประจวบคีรีขันธ์
Prachuap Khiri Khan
カーンカダイ (7.57 km)
(8.04 km) ノーンヒン
地図
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
プラチュワップキーリーカン県
ムアンプラチュワップキーリーカン郡
北緯11度48分27秒 東経99度47分37秒 / 北緯11.80750度 東経99.79361度 / 11.80750; 99.79361
駅番号 4142
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 南本線
キロ程 302.33 km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 จข.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1914年6月1日
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概要[編集]

プラチュワップキーリーカン駅は、タイ王国南部プラチュワップキーリーカン県県庁所在地であり、人口9万人が暮らすムアンプラチュワップキーリーカン郡にある。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(東側)が、市街地である。1日に22本(11往復、内1往復は当駅が始発、終着)の列車が発着する。内訳は特急3往復、急行1往復、快速4往復、普通3往復である。一等駅であるが、全列車が停車するわけではない。当駅に発着するバンコク発着の優等列車は全てクルンテープ駅発着であり、その乗車距離は318.38kmであり、特急列車利用で4時間30分程度である。当駅より隣国ミャンマーまで20km、リゾート海岸まで600mと近距離のため、訪れる観光客が多い。

歴史[編集]

タイ国有鉄道南本線の本格的な工事は北側1カ所(ペッチャブリー駅)、南側2カ所(ソンクラー駅カンタン駅)の3カ所より開始された[1]。当駅はペッチャブリー駅側からの工事により1914年6月1日に開業した。この時点では終着駅であったが、その1年6か月後の1915年12月1日にバーンクルット駅までの延伸開業により当駅は中間駅となった。

  • 1903年6月19日 【開業】旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅 (150.49km)
  • 1911年6月9日 【開業】ペッチャブリー駅 - チャアム駅 (36.57km)
  • 1911年11月25日 【開業】チャアム駅 - フワヒン駅 (25.93km)
  • 1914年1月1日 【開業】フワヒン駅 - ワンポン駅 (19.86km)
  • 1914年6月1日 【開業】ワンポン駅 - プラチュアップキーリーカーン駅 (69.48km)
  • 1915年12月1日 【開業】プラチュアップキーリーカーン駅 - バーンクルット駅 (58.2km)

駅構造[編集]

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

駅周辺[編集]

  • プラチュアップキーリカン夜市(230m)
  • プラチュワップキーリーカン地方博物館 (300m)
  • 富士山山梨県出身[2]の日本人が店主の、2017年12月23日にオープンした日本料理[3]、1km)
  • プラチュワップキーリーカンバスターミナル (2km)

脚注[編集]

  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.31
  2. ^ 【タイ】【タイ仕掛人インタビュー】海辺の町初の日本食店「富士山」がオープン 2018年1月16日閲覧。
  3. ^ タイの海辺の田舎町でスローライフ 店主・橋本修一のブログ

参考文献[編集]

  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目[編集]