ネバダ・スミス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ネバダ・スミス
Nevada Smith
監督 ヘンリー・ハサウェイ
脚本 ジョン・マイケル・ヘイズ英語版
原作 ハロルド・ロビンズ
大いなる野望英語版
製作 ヘンリー・ハサウェイ
製作総指揮 ジョーゼフ・E・レヴィーン
出演者 スティーブ・マックイーン
カール・マルデン
ブライアン・キース
アーサー・ケネディ
音楽 アルフレッド・ニューマン
撮影 ルシアン・バラード
編集 フランク・ブラクト英語版
製作会社 エンバシー・ピクチャーズ英語版
ソーラー・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗日本の旗 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1966年6月10日
日本の旗 1966年7月23日
上映時間 131分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗 $14,170,000[1]
日本の旗 2億0955万円[2]
テンプレートを表示

ネバダ・スミス』(Nevada Smith)は、1966年アメリカ合衆国西部劇映画ハロルド・ロビンズ原作の小説『大いなる野望英語版』のスピンオフ映画。ヘンリー・ハサウェイ監督、スティーブ・マックイーン主演。

1966年の日本における洋画配給収入トップ10の第6位[2]

ストーリー[編集]

舞台は、1890年代アメリカ合衆国ネバダ州の片田舎。古い鉱山跡に、白人男性、カイオワ族のインディアン女、16歳の少年の3人が、貧しくも慎ましく平和に暮らしていた。

ある日、少年が川で水くみをしているところに、3人のならず者が来て道を尋ねた。「サンドという人を探しているんだが。」「おやじだ。」「古い友人でね。ジェシーというんだ。家はどっちだい。」「あっち。」「坊や、名前は?」「マックス。」「有難う、マックス」去り際に、マックスの馬を追い散らしていった。マックスは、何故か不安に駆られ、急ぎ、家に向かって馬を走らせた。

家にいた両親は、切り刻まれて殺されていた。亡骸を家ごと灰にして、仇討をかたく誓うのだった。水も食料も持たず、1挺のライフルだけを携え、馬に乗って、3人組を追いかけた。

最初に出会った3人組は人違いだった。食事も一緒にさせてくれたが、朝起きたら誰もいなくなっており、銃や馬まで盗まれていた。2度目に出会ったのは、銃商人のジョナス・コードだった。マックスは、彼から拳銃のイロハを学び、悪党を探すのなら酒場に行けと、酒やポーカーまで教えてもらった。別れ際に、1ドルもらったので、本を買って文字や言葉を学ぶことにした。

牛追いの仕事をしながらも、行く先々で3人組を捜し歩いた。そんなある日、牛を追ってアビリーンの町までやってきた時のことである。同じカイオワ族の娘ニーサと知り合い、顎に傷跡のあるジェシーのことを尋たところ「酒場でカード配りをしている」とのことだった。彼の馬を見ると"SS"の烙印。父親の馬だ。そして、壮絶な死闘の末、彼を倒した。自らも重症を負ったが、ニーサに助けられ居留地で治療、回復をまった。

その後アビリーンへ戻り、ジェシーの妻アンジーから、彼の仲間ビルがルイジアナの刑務所に服役していることを聞き出した。この頃には独学の成果も上がり、新聞も読めるようになっていた。

マックスは狂言強盗を起こして捕まり、ルイジアナ刑務所に入った。そこはワニや毒ヘビのいる広大な湿地帯であった。そして巧みに脱獄を計画し、手引をしてくれる女ピラーやカヌーまで用意した。そこで、ビルをそそのかして3人で脱獄に成功。素性を明かしてビルと対決し、撃ち倒した。その際、カヌーが転覆し、ピラーは水の中で毒ヘビにかまれ、マックスの腕の中で永い眠りについた。

それから5年後、3人目のトムは、駅馬車強盗の頭になって、手下を増やそうとしていた。「そこの若いの、名前は?」「ネバダ・スミス。」(ネバダ出身で、銃の手ほどきをしてくれた人がガンスミスだったので、この偽名を思いついたのかもしれない)。そして、手下の中にもぐりこんだ。駅馬車襲撃の際、トム一人を手下達から切り離して川縁へと追い詰めた。とどめを刺そうとした時、ザッカルディ神父から聞いた話が心に過ぎった。指が引き金から離れた。トムが足元にいるアリンコのように小さく思えたのか。「殺してくれ。」とトムの泣き叫ぶ声を背に、静かに去っていくのだった。そこには、両親を殺された16歳の少年の姿はもうなかった。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
フジテレビ DVD版
マックス・サンド/ネバダ・スミス スティーブ・マックイーン 宮部昭夫 矢崎文也
トム・フィッチ カール・マルデン 島宇志夫 宝亀克寿
ジョナス・コード ブライアン・キース 相模太郎 村田則男
ビル・ボードリー アーサー・ケネディ 小林清志 天田益男
ジェシー・コー マーティン・ランドー 田中康郎 花田光
ピラー スザンヌ・プレシェット 桂玲子 黒川なつみ
ニーサ ジャネット・マーゴリン 塚田恵美子 山田里奈
ビッグ・フット パット・ヒングル 加藤治 後藤哲夫
ザッカルディ神父 ラフ・ヴァローネ 清川元夢 押切英希
所長 ハワード・ダ・シルヴァ英語版   廣田行生
ベン ジョン・ドーセット英語版   小川隆市
エルビラ ジョセフィン・ハッチンソン英語版   松下亜紀
アンジー ジョアンナ・ムーア 藤貴子
タビナカ イザベル・ボニフェイス 花嶋千代
ハドソン テッド・デ・コルシア 横尾博之
保安官 ポール・フィックス
バック ヴァル・エイヴリー
ブルネットの酒場の女 ロニ・アンダーソン

※フジテレビ版:初回放送1977年4月15日ゴールデン洋画劇場

脚注[編集]

  1. ^ Nevada Smith (1966) - IMDb
  2. ^ a b 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、231頁。ISBN 978-4873767550

外部リンク[編集]