タイムワープ (競走馬)
タイムワープ | ||||||||||||
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欧字表記 | Time Warp | |||||||||||
香港表記 | 馬克羅斯 | |||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||
性別 | 騸 | |||||||||||
毛色 | 栗毛 | |||||||||||
生誕 | 2013年1月28日 | |||||||||||
父 | Archipenko | |||||||||||
母 | Here to Eternity | |||||||||||
母の父 | Stormy Atlantic | |||||||||||
生国 | イギリス | |||||||||||
馬主 |
W. E. Sturt - Osborne House →Martin Siu Kim Sun | |||||||||||
調教師 |
Sir Mark Prescott, 3rd Baronet( イギリス) →Anthony Stephen da Cruz( 香港) | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 53戦12勝 | |||||||||||
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タイムワープ(英:Time Warp[1]、香:馬克羅斯[2])とは、イギリスで生産・イギリス及び香港で調教されていた競走馬。主な勝ち鞍は2017年の香港カップ、2018年・2020年の香港ゴールドカップ。
戦績
[編集]2015年6月に、イギリスのケンプトンパーク競馬場で行われた未勝利戦でデビューを果たす[3]。3歳までに国内外で合計9戦5勝の成績を残した後、香港へ移籍する[4]。
移籍後はなかなか勝ち上がれずにいたが、2017年6月のハンデ戦で勝利を飾って連勝した後に挑んだ重賞レースではG3セレブレーションカップとササレディースパースで3着、ジョッキークラブカップで2着と好走した。そして、初めてのGI挑戦となった香港カップには地元のGI馬ワーザーやネオリアリズムら日本勢も出走してきたが、レースでは終始先頭のまま他馬を寄せ付けずに逃げ切り、GI初勝利を飾った[5]。
年明けの2018年1月に出走した香港スチュワーズカップは10着に大敗するが、次走の香港ゴールドカップではワーザーを半馬身差で下してGI2勝目を挙げた。その後は重賞を3戦しG3ササレディースパースで勝利を飾ると、年末の香港カップでも3着に好走した[6]。
2019年は9戦したが勝ちきれず、最高着順はG3ササレディースパースでの2着であった。しかし、翌2020年2月の香港ゴールドカップではスタートから先手を取って得意の逃げを展開すると、最後の直線で追撃してきたエグザルタントを抑えて同レースを2年ぶりに優勝、GI3勝目を挙げた[7]。その後はクイーンエリザベス2世カップなど計11戦に出走するも再び勝利を挙げることはできず、2021年6月25日に香港ジョッキーズクラブの公式X(旧Twitter)アカウントにて、全弟のグロリアスフォーエバーとともに現役を引退することが発表された[8]。
血統表
[編集]タイムワープの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | レイズアネイティヴ系 |
[§ 2] | ||
父 Archipenko 2004 鹿毛 |
父の父 Kingmambo1990 鹿毛 |
Mr.Prospector1970 鹿毛 | Raise a Native 1961 | |
Gold Digger 1962 | ||||
Miesque 1984 鹿毛 | Nureyev 1977 鹿毛 | |||
Pasaradoble 1979 | ||||
父の母 Bound 1984
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Nijinsky 1967 | Northen Dancer 1961 | ||
Flaming Page 1959 | ||||
Special 1969 | Forli 1963 | |||
Thong 1964 | ||||
母 Here To Eternity 2008 |
Stormy Atlantic 1994 | Storm Cat 1983 | Storm Bird 1978 鹿毛 | |
Terlingua 1976 | ||||
Hail Atlantics 1987 | Seattle Slew 1974 黒鹿毛 | |||
Flippers 1981 | ||||
母の母 Heat of The Night 2002
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Lear Fan 1981 | Roberto 1969 | ||
Wac 1969 | ||||
Hot Thong 1994 鹿毛 | Jarraar 1987 黒鹿毛 | |||
Thong Thong Thong 1989 鹿毛 | ||||
母系(F-No.) | 5号族(FN:5-h) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Special5×3=15.63%、Mr.Prospector3×5=15.63%、Thong、Moccasin、Lt4×5×5=12.50%、Northern Dancer5×4×5=12.50% | [§ 4] | ||
出典 |
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全弟に2018年香港カップの勝ち馬グロリアスフォーエバーがいる。
脚注
[編集]- ^ “Time Warp | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月1日閲覧。
- ^ “TIME WARP - Horses - Horse Racing - The Hong Kong Jockey Club”. racing.hkjc.com. 2024年7月1日閲覧。
- ^ “Full Result 7.10 Kempton (AW) | 10 June 2015 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月1日閲覧。
- ^ “Time Warp | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年7月1日閲覧。
- ^ “【香港カップ】逃げたタイムワープが重賞初制覇をG1で飾る、日本勢はネオリアリズムの3着が最高 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月1日閲覧。
- ^ “【香港カップ】グロリアスフォーエバーが逃げ切りで兄弟制覇、日本勢はディアドラが2着まで | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月1日閲覧。
- ^ “タイムワープが鮮やか逃走、香港GCを2年ぶりに制す | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月1日閲覧。
- ^ “【海外競馬】香港のタイムワープとグロリアスフォーエバーが引退 全兄弟でともに香港C制覇 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2024年7月1日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、Racing Post、香港ジョッキークラブ