セーシェルの行政区画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Se-map.gif

セーシェルは27の地区(District)に分かれている[1]。地区は地方政府として機能し、管轄区域の発展を推進する義務を負う。議会は地区コミュニティ評議会(District community council)と呼ばれ、2か月ごとに開かれる。評議会議員の任期は2年、定員は12名で、地方自治を担当する社会問題・コミュニティ開発・スポーツ省の大臣が任命する[2]。また地区は国民議会選挙および大統領選挙の選挙区としても用いられる。

島・諸島別の地区数

上記に含まれない離島は一括りにされアウター諸島英語版と呼ばれている。アウター諸島はどの地区にも所属しておらず、単独の選挙区は割り当てられていない。また議会を持っておらず、地区として扱われていない。パーシヴィアランス島は2002年より埋め立てが始まった島で、2011年に最初の住居の割り当てが始まり[3]、2016年6月に選挙区として承認された[4]。2つの地区が設置されているが、2020年総選挙ではパーシヴィアランス島は一つの選挙区として扱われた[5]

一覧[編集]

セーシェルの地区

地区の一覧。アウター諸島は地区ではないが、便宜上一覧に含めている。面積値は小数点第2位を四捨五入しているため、多少の誤差がある。

# 名称 原語名 面積[6]
(km2)
人口[6]
(2021年推計)
所属島
1 グラシ英語版 Glacis 6.9 4,081 北マヘ
2 アンス・エトワール英語版 Anse Etoile 6.0 5,015 北マヘ
3 ラ・リヴィエール・アングレーズ(イングリッシュ・リバー) La Rivière Anglaise (English River) 1.4 3,797 中央マヘ
4 ベル・エール英語版 Bel Air 4.4 3,010 中央マヘ
5 モン・フルリー英語版 Mont Fleuri 5.6 3,473 中央マヘ
6 ロッシュ・カイマン英語版 Roche Caïman 1.5 2,952 中央マヘ
7 レス・マメール英語版 Les Mamelles 1.7 2,765 中央マヘ
8 カスカード英語版 Cascade 11.0 3,871 東マヘ
9 ポワント・ラ・リュ英語版 Pointe La Rue 3.4 3,267 東マヘ
10 アンス=オー=パン Anse-aux-Pins 2.5 4,304 東マヘ
11 オー・カップ英語版 Au Cap 8.3 4,382 東マヘ
12 アンス・ロイヤル英語版 Anse Royale 7.2 4,741 南マヘ
13 タカマカ英語版 Takamaka 14.2 2,896 南マヘ
14 ベ・ラザール英語版 Baie Lazare 12.1 4,015 南マヘ
15 アンス・ボワロー英語版 Anse Boileau 12.0 4,159 西マヘ
16 グラン・アンス・マヘ英語版 Grand'Anse Mahé 15.6 3,626 西マヘ
17 プレザンス英語版 Plaisance 3.4 4,039 中央マヘ
18 ポール・グロー英語版 Port Glaund 25.2 3,132 西マヘ
19 ベル・オンブル英語版 Bel Ombre 9.4 4,061 西マヘ
20 サン・ルイ英語版 Saint Louis 1.4 3,293 中央マヘ
21 モン・バクストン英語版 Mont Buxton 1.2 3,220 中央マヘ
22 ボー・ヴァロン英語版 Beau Vallon 4.5 4,085 北マヘ
23 ラ・ディーグ島およびインナー諸島英語版 La Digue and Inner Islands 41.8 2,973[7] ラ・ディーグ島
インナー諸島
24 グラン・アンス・プララン英語版 Grand'Anse Praslin 15.4 3,939 プララン島
25 バイエ・サント・アンス英語版 Baie Sainte Anne 25.8 4,863 プララン島
26 アウター諸島英語版 Outer Islands 211.8 583 アウター諸島
- 第一パーシヴィアランス島英語版 Île Persévérance I 0.9 4,660 パーシヴィアランス島
- 第二パーシヴィアランス島英語版 Île Persévérance II

変遷[編集]

1938年まで -

5つの地区が存在した。

  • 中央マヘ(Central Mahé)
  • 北マヘ(North Mahé)
  • 離島(Outlying Islands)
  • プララン(Praslin)
  • 南マヘ(South Mahé)
1947年

1947年に行われた国勢調査では以下の地区に分けられていた[8]

  • ラ・ディーグ(La Digue) - 1,412人
  • マヘ北(Mahé North) - 22,206人
  • マヘ南(Mahé South) - 5,991人
  • その他(All others) - 2,130人
  • プララン(Praslin) - 2,893人
1977年

1977年の国勢調査では以下の5地区となっていた[9]

地区 人口
(1977年国勢調査)
面積
(km2
ラ・ディーグ(La Digue) 1,900 14
マヘ(Mahé) 54,600 154
アウター諸島(Outer islands) 700 215
プララン(Praslin) 4,300 45
シルエット(Silhouette) 400 16
1979年

1979年、セーシェルは23地区に再編された。なお、インナー諸島とアウター諸島については割り当てがされなかったと思われる。

地区 ISO コード
アンス・オー・パン(Anse aux Pins) 01
アンス・ボワロー(Anse Boileau) 02
アンス・エトワール(Anse Étoile) 03
アンス・ルイ(Anse Louis) 04
アンス・ロイヤル(Anse Royale) 05
ベ・ラザール(Baie Lazare) 06
バイエ・サント・アンス(Baie Sainte Anne) 07
ボー・ヴァロン(Beau Vallon) 08
ベル・エール(Bel Air) 09
ベル・オンブル(Bel Ombre) 10
カスカード(Cascade) 11
グラシ(Glacis) 12
グラン・アンス(マーヘ)(Grand' Anse (Mahé)) 13
グラン・アンス(プララン)(Grand' Anse (Praslin)) 14
ラ・ディーグ(La Digue) 15
ラ・リヴィエール・アングレーズ(La Rivière Anglaise) 16
モン・バクストン(Mont Buxton) 17
モン・フルリー(Mont Fleuri) 18
プレザンス(Plaisance) 19
ポワント・ラ・リュ(Pointe la Rue) 20
ポール・グロー(Port Glaud) 21
サン・ルイ(Saint Louis) 22
タカマカ(Takamaka) 23
1998年

1998年にアンス・ルイはオー・カップに改名し、レス・マメールとロッシュ・カイマンが新たに設置された。「The Virtual Seychelles」のウェブサイトによれば3つすべてが埋め立て地であるとされているが、地図上ではオー・カップは旧アンス・ルイ地区を含んでいる。また、連邦情報処理標準(FIPS)ではアンス・ルイが3地区に分割されたとしているが、確かな情報ではないとされている。

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Seychelles#Government”. 中央情報局 (2021年8月30日). 2021年9月23日閲覧。
  2. ^ Local government system in Seychelles.”. 英連邦地方自治体フォーラム (2017年). 2021年9月24日閲覧。
  3. ^ New committee to keep Ile Perseverance focused on a communal approach”. National Information Services Agency (2018年6月7日). 2021年9月24日閲覧。
  4. ^ Seychelles parliament amends elections act; Ile Perseverance voters to vote in former district in upcoming elections”. Seychelles News Agency (2016年6月14日). 2021年9月24日閲覧。
  5. ^ Seychellois voters wake early on final day of Presidential, National Assembly election”. 中央情報局 (2020年10月24日). 2021年9月24日閲覧。
  6. ^ a b SEYCHELLES: Administrative Division”. Citypopulation.de (2021年9月13日). 2021年9月24日閲覧。
  7. ^ インナー諸島を除く
  8. ^ Demographic Yearbook , 7th Ed. Statistical Office of the United Nations, New York, 1955
  9. ^ Encyclopædia Britannica, 15th Edition, Chicago, 1984

関連項目[編集]

外部リンク[編集]