丸しめ志賀商店

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株式会社 丸しめ志賀商店[1]
Marushime shiga-syoten Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
046-0003
北海道余市郡余市町黒川町3丁目17番地
設立 1981年9月[2]
業種 小売業
法人番号 3430001051095
事業内容 スーパーマーケット
代表者 志賀治夫(社長
資本金 80百万円[2]
売上高 75億15百万円
(2015年8月期)[2]
決算期 8月末日
主要株主 ラルズ 100%
(2016年2月5日現在)[2]
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株式会社丸しめ志賀商店(まるしめしがしょうてん)は、北海道余市郡余市町に本社を置き、スーパーマーケット「余市スーパー」および「スーパーチェーンシガ」を運営していた企業である。2007年までCGCグループに加盟していた。2016年にアークスグループラルズに事業を譲渡した。

FM北海道(AIR-G')で9時の開店を知らせるCMを出稿していた。

概要[編集]

北海道後志管内の余市郡余市町を本拠地とする[1]地場資本の生鮮食料品を主体とするスーパーマーケットチェーンである[3]

「とにかく毎日、毎日、こまめにやるだけ。自分たちの目で直接、お客さんを確かめ、1つひとつ丹念に売場を作っていく」として社長が社員からパートまで含めた全員参加の話し合いを日々続けると共に[4]、買い物客に対して単なるあいさつに留まらず魚の入荷予定などといった具体的な会話を従業員に行うように指示して販売促進から顧客の要望や不満を吸い上げる「地域超密着」路線を展開し[5]、「チェーンストア理論ではなく、1店、1店固めていく手法」による営業を展開している[3]

また、「大手の物まねはしない」との観点から[5]卸やメーカーに頼った体力勝負や薄利多売による売上拡大を否定し[6]、「手頃な価格帯を日常提供していきたい。低価格競争はしたくない」として[7]新聞の折込による特売チラシ」や「ポイントカード」などの大手を含む競合チェーンが行っている一般的な販売促進策を実施せず[5]、人材の養成による質の向上[8]や独自の収益確保仕組みの構築による業績の確保を目指す方針を採っている[6]

こうした方針の一環として、「独自ルートでやっていきたい」として2007年10月20日付でアークスグループ北雄ラッキーなどが加盟している共同仕入れ機構CGCグループの(株)北海道シジシーからの脱退している[9]

また、SBSホールディングスグループで食品の低温物流を得意とするフーズレック(現・SBSフレック)に[10]当社の全店舗向けの商品管理から配送までを一括して行うサードパーティー・ロジスティクスの運営を委託し[1]、2011年9月1日から[10]フーズレック(現・SBSフレック)の札幌米里物流センターを拠点に運営させ[1]、物流コストの削減を進めている。

小樽・余市に店舗を集中的に展開した後[11]、1996年10月26日に石狩市花川に花川店を開業して札幌圏に進出した[7]

札幌圏への初出店を終えた翌年の1997年10月に本拠地の後志地区最大の商圏となっている小樽での地盤を固めるため小樽市長橋の旧アポロ跡地に長橋店を開店し[12]、得意分野の生鮮食料品を中心に売上を伸ばすなど「チェーンストア理論ではなく、1店、1店固めていく手法」により地場資本のスーパーとして売上の維持・拡大を図り[13]、1998年8月期決算で売上高100億円を突破するところまで成長した[13]

2000年10月28日には札幌市中央区南18条西17丁目に伏見店を開業して[14]札幌市内へ初進出し[3]、売上は2001年8月期決算で売上高約121.32億円を上げて120億円を突破し[15]、2002年8月期決算で売上高約128億円と順調に売上を伸ばした[8]

2006年10月27日に真駒内店を出店して札幌圏5店舗体制を確立し[16]、余市、小樽、札幌の3地区で集中出店するスーパーチェーンとなっている[9]

2016年1月6日、 アークスの子会社であるラルズに対して、すべての事業を譲渡する旨の報道がされた[17]。同2月5日、ラルズによる買収が完了した[2]

丸しめ志賀商店自体は、2017年12月28日に法人格が消滅した[18]

店舗[編集]

以下の店舗はラルズに譲渡された。余市町内で展開した店舗は「余市スーパー」、札幌市、小樽市、石狩市で展開した店舗は「スーパーチェーンシガ」の屋号を使用した。

  • 余市スーパー
    • 本店(余市町) - ラルズ譲渡後も「本店」を掲げていた。改装が行われ、2018年7月12日に「ラルズマート黒川店」に転換[19]
    • 西部店(余市町) - 改装が行われ、2018年7月12日に「ラルズマート西部店」に転換[19]
    • 入舟店(余市町)[15] - 改装が行われ、2018年7月12日に「ラルズマート入舟店」に転換[19]
  • スーパーチェーンシガ
    • 大川店(余市町) - 譲渡後の2016年8月31日に閉店[20]
    • 手宮店(小樽市) - 改装が行われ、2017年3月30日に「ラルズマート手宮店」に転換[21]
    • 山の手店(小樽市) - 改装が行われ、2018年4月26日に「ラルズマートおたる山の手店」に転換[22]
    • 長橋店(小樽市) - 1997年10月に旧アポロ跡地に開店[12]。改装が行われ、2017年9月14日に「スーパーアークス長橋店」に転換[23]
    • 桜町店(小樽市) - 改装が行われ、2017年11月22日に「ラルズマート桜町店」に転換[24]
    • 奥沢店(小樽市) - 長崎屋小樽奥沢店跡に開店。改装が行われ、2016年10月6日に「スーパーアークス奥沢店」に転換[25]
    • 伏見店(札幌市中央区) - 2000年10月28日に開店した[14]札幌市内における第一号店[3]、店舗面積1,450m2[14])。改装が行われ、2017年7月13日に「ラルズマート伏見店」に転換[26]
    • 中島公園店(札幌市中央区) - コープさっぽろ中島公園店跡に開店[27]。改装が行われ、2018年6月12日に「ラルズマート中島公園店」に転換[28]
    • 真駒内店(札幌市南区) - 2006年10月27日開店[16]、店舗面積約1,000m2[16]
    • 花川店(石狩市) - 1996年10月26日に開店した石狩管内における第一号店[7]、店舗面積365坪[7]。改装が行われ、2017年6月23日に「ラルズマート花川南店」に転換[29]

閉店した店舗[編集]

  • スーパーチェーンシガ苗穂店 - 2006年3月開店[27]、2011年3月30日閉店。

スーパーマーケット以外の事業[編集]

ゴミ処理機の製造・販売[編集]

廃棄物を焼却せず高温・高圧で分解し炭化することにより有害物質のダイオキシンや水銀などの発生を限りなくゼロに近くするゴミ処理機を環境機器開発のエコマテリアル北海道と共同で開発し、2003年11月に(株)ガイアクリーン22を設立して製造・販売に進出した[30]

和菓子店 嘉右衛門堂[編集]

JR余市駅前の4階建てビルを購入し[31]、2006年1月に開業した和菓子店である[32]

「個人技に頼らず最新設備で高品質を維持する」として北海道産の小豆などの厳選した材料を使って機械化した清潔な工場で製造し、販売する方針を採っていた[32]。「食べてみなければ分からない」として「黒糖まんじゅうと大福を1日で売り切る数だけ」製造・販売し、「宣伝もせず人から人に伝わればいい」として広告等は行わなかった[32]。当初は4種類の大福と黒糖まんじゅうを主力とし、後にごまだれ団子も主力商品とした。地元で手土産に使われたり、系列となるスーパーの一部店舗でも販売が行われた[32]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d “北海道でスーパー3PL 丸しめ志賀商店から受注 フーズレック”. 輸送経済新聞 (輸送経済新聞社). (2011年10月18日) 
  2. ^ a b c d e “(開示事項の経過)当社子会社による事業譲受及び固定資産の取得に関するお知らせ” (プレスリリース), 株式会社アークス, (2016年2月2日), http://www.arcs-g.co.jp/common/datadir/info_dat_20160202170539.pdf 2016年2月10日閲覧。 
  3. ^ a b c d “丸しめ志賀商店、来年札幌圏に進出”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1999年11月5日) 
  4. ^ “取材手帖:丸しめ志賀商店・志賀治夫社長「今日の1個が明日の2個に」”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2001年8月29日) 
  5. ^ a b c “チラシを配布しない食品スーパー 丸しめ志賀商店(北海道)「大手の物まねはしない」「地域超密着」を標ぼう”. 日経MJ (日本経済新聞社). (2004年5月25日) 
  6. ^ a b “取材手帖:丸しめ志賀商店・志賀治夫社長「いずれ消費税上がる」”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2005年11月21日) 
  7. ^ a b c d “スーパーチェーンシガ、「花川店」開店 札幌圏に初進出”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1996年11月11日) 
  8. ^ a b “2002年北海道特集:地元流通トップインタビュー=丸しめ志賀商店・志賀社長”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2002年9月9日) 
  9. ^ a b 高田真人 (2007年10月22日). “「スーパーチェーンシガ」の丸しめ志賀商店、北海道シジシーから脱退”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社) 
  10. ^ a b “フーズレック スーパーの3PL受託 北海道で、冷凍庫拡張”. 日刊CARGO (海事プレス社). (2011年10月7日) 
  11. ^ “志賀商店、LCO体制確立へ 生鮮展開に意欲”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年3月14日) 
  12. ^ a b “志賀商店、小樽で多店化急展開 札幌圏も視野に”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年5月28日) 
  13. ^ a b “元気印の道内スーパー:丸しめ志賀商店、生鮮主体のSM路線貫く”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1998年9月28日) 
  14. ^ a b c “オープン情報=丸しめ志賀商店”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2000年10月20日) 
  15. ^ a b “丸しめ志賀商店の8月期決算、既存店が好調維持、女性幹部登用も”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2001年12月10日) 
  16. ^ a b c “丸しめ志賀商店、「スーパーチェーンシガ真駒内店」27日オープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2006年10月18日) 
  17. ^ “地場スーパー「志賀商店」が全事業譲渡 ラルズへ来月末までに”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2016年1月7日) 
  18. ^ 株式会社丸しめ志賀商店国税庁法人番号公表サイト
  19. ^ a b c (株)ラルズ「ラルズマート西部店、黒川店、入舟店」 (旧「スーパーチェーンシガ西部店」、旧「スーパーチェーンシガ余市本店」、旧「スーパーチェーンシガ入舟店」) 改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2018年7月11日配信 2018年7月12日閲覧
  20. ^ 「スーパーチェーンシガ大川店」(余市町)8月31日閉店 - リアルエコノミー 2016年8月11日配信 2017年5月8日閲覧
  21. ^ (株)ラルズ「ラルズマート手宮店」(旧「スーパーチェーンシガ手宮店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2017年3月24日配信 2017年5月8日閲覧
  22. ^ (株)ラルズ「ラルズマートおたる山の手店」 (旧「スーパーチェーンシガ山の手店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2018年4月24日配信 2018年4月26日閲覧
  23. ^ (株)ラルズ「スーパーアークス長橋店」(旧「スーパーチェーンシガ長橋店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2017年9月11日配信 2017年9月12日閲覧
  24. ^ (株)ラルズ「ラルズマート桜町店」(旧「スーパーチェーンシガ桜町店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2017年11月20日配信 2017年11月28日閲覧
  25. ^ (株)ラルズ「スーパーアークス奥沢店」(旧「スーパーチェーンシガ奥沢店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2016年9月29日配信 2017年5月8日閲覧
  26. ^ (株)ラルズ「ラルズマート伏見店」(旧「スーパーチェーンシガ伏見店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2017年7月11日配信 2017年7月13日閲覧
  27. ^ a b “丸しめ志賀商店、「スーパーチェーンシガ」10月に札幌真駒内へ出店”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2006年7月5日) 
  28. ^ (株)ラルズ「ラルズマート中島公園店」 (旧「スーパーチェーンシガ中島公園店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2018年6月8日配信 2018年6月12日閲覧
  29. ^ (株)ラルズ「ラルズマート花川南店」(旧「スーパーチェーンシガ花川店」)改装オープンのお知らせ (PDF) - 株式会社アークス 2017年6月19日配信 2017年6月24日閲覧
  30. ^ “丸しめ志賀商店、有害物質発生抑えるゴミ処理機を共同開発”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2004年10月1日) 
  31. ^ “丸しめ志賀商店、来春に新業態の和菓子店など展開へ”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2005年11月18日) 
  32. ^ a b c d 石原宏治 (2006年12月13日). “甘~い誘惑 嘉右衛門(かえもん)堂本舗=後志管内余市町”. 北海道新聞 (北海道新聞社) 

関連項目[編集]