スナドリネコ
| スナドリネコ | ||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スナドリネコ Prionailurus viverrinus | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Prionailurus viverrinus (Bennett, 1833)[2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
Felis viverrina Bennett, 1833[3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| スナドリネコ[3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Fishing cat[2] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 亜種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
本文を参照 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
スナドリネコの分布図 |
スナドリネコ(漁猫、学名:Prionailurus viverrinus)は、食肉目ネコ科ベンガルヤマネコ属に分類される比較的小型の哺乳類。あるいは異説でネコ属中の1種ともされ、その場合の学名はFelis viverrinaである。
呼称
[編集]和名は英語名 Fishing Catの意訳で、「漁をする」意である「漁(すなど)る」の名詞形「漁(すなど)り」を「猫」に冠した合成語で、すなわち「漁り猫」である。
分布
[編集]インドシナ半島(カンボジア、タイ王国、ミャンマー)からバングラデシュ、ネパール、インド、パキスタンにかけての地域、およびスリランカに分布[1]。
形態
[編集]
体の大きさはさまざまで、体長57 - 86 cm、尾長25 - 33 cm、体重5.5 - 8.0 kg。インドに生息のものは体長80 cm、尾長30 cmほどあるが、インドネシアのものは体長65 cm、尾長25 cmほどしかない。
体色は地色が灰褐色で黒褐色の斑点がある。指にはわずかながら水掻きがあり、若干の水生への適応が認められる。
ネコ科動物では珍しく、鉤爪(かぎづめ)を引っこめることができないが、これは爪を収めるための鞘(さや)の発達が悪い(退化させている)からである。原始的形質を多く具えるイリオモテヤマネコや、平原の疾走型として特殊化の極みにあるチーターも同様の特徴を持っているものの、直接の関連性は見られない。ベンガルヤマネコ属もしくはネコ属に属し、その祖先を共有するスナドリネコも、爪を収める鞘を具えた祖先を持つことに疑いの余地は無い。
生態
[編集]泳ぎが上手く、カエルやザリガニ、魚類、貝類などを捕って食べる。また、陸上でもネズミ類を捕食する。妊娠期間約63日。野生では4 - 6月に出産し、一回で1 - 4子を産む。
生息地
[編集]熱帯・亜熱帯地域のマングローブおよび河川・沼沢地に生息する。汚染、干拓、人間の移住などによってスナドリネコの住処となる沼沢地が減るにしたがって、個体数が減少している。
分類
[編集]画像
[編集]- 水の近くで獲物を探している
脚注
[編集]- 1 2 3 Mukherjee, S., Appel, A., Adhya, T., Aziz, M.A., Borah, J., Chakraborty, S., Dey, A., Herranz Muñoz, V., Kantimahanti, M., Kittle, A., Mahar, J.A., Mishra, R., Naing Lin, Ngoprasert, D., Phosri, K., Qureshi, Q., Rana, D., Ratnayaka, A., Tantipisanuh, N. & Watson, A.C. 2025. Prionailurus viverrinus. The IUCN Red List of Threatened Species 2025: e.T18150A268618387. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2025-1.RLTS.T18150A268618387.en. Accessed on 10 October 2025.
- 1 2 3 4 Kitchener A. C., Breitenmoser-Würsten Ch., Eizirik E., Gentry A., Werdelin L., Wilting A., Yamaguchi N., Abramov A. V., Christiansen P., Driscoll C., Duckworth J. W., Johnson W., Luo S.-J., Meijaard E., O’Donoghue P., Sanderson J., Seymour K., Bruford M., Groves C., Hoffmann M., Nowell K., Timmons Z. & Tobe S. (2017). “A revised taxonomy of the Felidae. The final report of the Cat Classification Task Force of the IUCN/SSC Cat Specialist Group”. Cat News Special Issue 11, pp. 1-80.
- 1 2 成島悦雄「ネコ科の分類」、今泉吉典監修『世界の動物 分類と飼育2 (食肉目)』、東京動物園協会、1991年、150-171頁。
- ↑ Handbook of the mammals of the world. Lynx Edicions. 2009.
- ↑ Sody, H.J.V. (1936). “Die Fischkatze (Prionailurus viverrinus Benn.) auf Sumatora?”. Der Zoologische Garten, N.F. 8.
- ↑ Henri Jacob Victor Sody (1892-1959): His Life and Work. E.J. Brill. 1989.
外部リンク
[編集]- 「ダーウィンが来た!生きもの新伝説 「水が得意!漁をするネコ」」『NHKクロニクル』NHK。2023年6月27日閲覧。