ジョージ・バーシャー

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George Barger

ジョージ・バーシャー(George Barger、1878年4月4日 - 1939年1月5日)は、イギリス化学者王立協会フェロー。

経歴[編集]

イギリスのマンチェスターで産まれる。母親はイギリス人、父親はオランダ人であった。デン・ハーグ高校[訳語疑問点]と、ケンブリッジ大学キングス・カレッジで教育を受ける[1]。彼の主な業績はアルカロイドと、生物学的に重要な単純な窒素化合物の研究である。バーシャーは麦角の生物活性を引き起こす化合物の1つとしてチラミンを同定した。チロキシンビタミンB1の合成にも重要な貢献をした。

1919年5月に王立協会フェローに選出され、1938年には同協会からデービー・メダルを受賞する[2]。 1937年コテニウス・メダル受賞。

1935年の第15回国際生理学会で演説し、主催者のイヴァン・パヴロフのことを「国際生理学会の王子」と呼んだ。この演説は、英語フランス語ドイツ語イタリア語スウェーデン語スペイン語ロシア語と1人で7カ国語を次々に切り替えて行われた。

1904年に結婚し、2人の息子と1人の娘をもうけた。スイスアエシにて死去。

経歴[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ "Barger, George (BRGR897G)". A Cambridge Alumni Database (英語). University of Cambridge.
  2. ^ "Barger; George (1878 - 1939)". Record (英語). The Royal Society. 2011年12月11日閲覧