ジャパンアミューズメントエキスポ
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ジャパンアミューズメントエキスポ | |
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イベントの種類 | 展示会 |
通称・略称 | JAEPO |
開催時期 | 毎年2月 |
会場 | 幕張メッセ |
主催 | 日本アミューズメント産業協会 |
最寄駅 | JR海浜幕張駅 |
公式サイト |
ジャパンアミューズメントエキスポ(Japan Amusement Expo)は、毎年2月に千葉市の幕張メッセで開催されているアーケードゲームの展示会。主催は2018年までが日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)と 全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(AOU)で構成されるジャパンアミューズメントエキスポ協議会、2019年以降が日本アミューズメント産業協会(JAIA)。
2012年まで開催されていたアミューズメントマシンショーとAOUアミューズメント・エキスポを統合し、2013年にジャパンアミューズメントエキスポ2013として初開催された[1][注釈 1]。前身となる両イベントより引き続き、アーケードゲーム、メダルゲーム、プライズゲーム向け景品、関連商品(ゲームセンター向けの両替機や消耗品など)が展示される。
2021年、2022年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催中止[3][4]。2021年については、代替として業者限定のオンライン商談会が開催された[5]。
なお、本項では前身であるアミューズメントマシンショー、AOUアミューズメント・エキスポについても述べる。
前身[編集]
アミューズメントマシンショー[編集]
JAMMA主催の展示会。略称はAMショー[1]。例年秋に開催されていた[6]。
歴史は古く、前述のように2013年で50回目を数えていた[7]。過去には海外でも「アジア・アミューズメントマシンショー」として、1996年に香港[8]、1997年にシンガポール[9]、1998年に上海[10]で、それぞれAMショーを開催した。
- 1968年以前[11]
- コインマシンショーとして開催される。
- 全日本遊園地施設事業協同組合(JRE)やアミューズメント工業協会(NAMA)が主催。
- 1969年[11]
- 第8回遊園施設関連機器ショーとして開催される。
- 1970年[11]
- 第9回開催。アミューズメントマシンショーという名称では初回となる。
- 1971年[11]
- 第10回アミューズメントマシンショー開催。
- JREとNAMAが統合し、全日本アミューズメント協会(JAA)となる。
- 日本遊園施設協会(JREA)設立。
- 1973年[11]
- 第12回アミューズメントマシンショー開催。
- JAAとJREAが合併し、全日本遊園協会(JAA)となる。
- 1980年
- 第18回アミューズメントマシンショー開催[12]。
- JAAが12月末に解散し、JAMMA、全日本遊園施設協会(JAPEA)、日本アミューズメントオペレーター協会(NAO)の3団体が設立される[13]。
- 1981年[14]
- 第19回アミューズメントマシンショー開催。
- JAMMA、JAPEA、NAOの3社共催となる。
AOUアミューズメントエキスポ[編集]
AOU主催の展示会。略称はAOUショーまたはAOUエキスポ[6]。例年春に開催されていた。
1982年より開催。当初はAOUの前身組織であるNAOが主催しており、NAOアミューズメントエキスポという名称だった。1985年10月にNAOが再編成されAOUとなったことで、翌1986年の第5回からはAOUアミューズメントエキスポの名称となった[15]。
開催日[編集]
本イベントは、金・土の2日間で行われ、2日目のみ一般公開も行われている。2017年から2019年まではGzブレインとniconicoの『闘会議』と合同開催となり[16]、3日間開催となった(一般公開は2 - 3日目)。
イベント[編集]
天下一音ゲ祭[編集]
全日本アミューズメント施設営業者協会連合会主催のイベント。2014年度より開催。音楽ゲームの全国大会で、前年に予選を行い、会期中に決勝大会を行う。
天下一メダゲ祭[編集]
アドアーズ主催のイベント。2017年より開催。所定枚数のメダル(予選は1万枚、決勝は3万枚)を、制限時間(予選は20分、決勝は45分)内にどれだけ増やせるかを競う。
天下一格ゲ祭[編集]
JAEPO主催者事業実行委員会、AOU店舗活性推進委員会主催のイベント。2017年より開催。対戦型格闘ゲームの大会。
接客デモンストレーション[編集]
AOUアミューズメントエキスポから引き続き開催されている、AOU加盟オペレーター企業のスタッフによる接客デモンストレーション[1]。ビジネスデーのみ開催。
過去開催されていたイベント[編集]
- みんなのクレーンゲーム選手権
クレーンゲームの全国大会。2005年より開催されていた「全日本クレーンゲーム選手権」が前身で[17]、2010年より「みんなのクレーンゲーム選手権」に改称[18]。JAEPO 2013開催の第3回をもって終了。
- コスプレ博 in JAEPO
C-NET主催のコスプレイベント。初回より併催していたが、2015年開催をもって終了。なお、以降もコスプレそのものは禁止していない[19]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c “今年は「AMショー」と「AOU」が統合。「ジャパン アミューズメント エキスポ 2013」として2月15日・16日に開催”. 4Gamer.net (2013年1月7日). 2017年1月27日閲覧。
- ^ “開催概要”. 扉を開ければ、ゲームの未来。ジャパンアミューズメントエキスポ2013 JAEPO. 2017年1月31日閲覧。
- ^ 吹越友一 (2020年10月2日). “アーケードゲームの祭典「JAEPO 2021」、新型コロナウイルスの影響により幕張メッセでの開催を中止”. GAME Watch. インプレス. 2021年10月16日閲覧。
- ^ “JAEPO2022の開催中止について”. JAIAプレス 2021年9月号. 一般社団法人日本アミュ-ズメント産業協会. p. 2. 2021年10月16日閲覧。
- ^ “「JAEPO2021オンラインビジネスミーティング」実施報告”. JAIAプレス 2021年3月号. 一般社団法人日本アミュ-ズメント産業協会. p. 1. 2021年10月16日閲覧。
- ^ a b “ジャパン アミューズメント エキスポが2月に誕生 AMショーとAOUエキスポが統合”. アニメ!アニメ! (2013年1月7日). 2017年1月31日閲覧。
- ^ 「JAMMAジャーナル 電子版 (PDF) 」第10号、日本アミューズメントマシン工業協会、2012年10月。
- ^ 「JAMMAジャーナル (PDF) 」第8号、日本アミューズメントマシン工業協会、1997年1月17日。
- ^ 「JAMMAジャーナル (PDF) 」第12号、日本アミューズメントマシン工業協会、1998年1月30日。
- ^ 「JAMMAジャーナル (PDF) 」第16号、日本アミューズメントマシン工業協会、1999年1月20日。
- ^ a b c d e 「ゲームマシン業界30年の略史」『ゲームマシン』(PDF)、第23号(アミューズメント通信社)、1975年4月30日、2面。2021年3月24日閲覧。
- ^ 「転換期に立つ日本AM 第18回AMショー、68社出展で大盛況に」『ゲームマシン』(PDF)、第153号(アミューズメント通信社)、1980年11月1日、1面。2021年3月24日閲覧。
- ^ 「JAA ついに解散 7年半の役目終える」『ゲームマシン』(PDF)、第157号(アミューズメント通信社)、1981年1月1日、10面。2021年3月24日閲覧。
- ^ 「熱気あるAMショーに 3協会共催として初のAMショー盛大に開催」『ゲームマシン』(PDF)、第176号(アミューズメント通信社)、1981年11月1日、1面。2021年3月24日閲覧。
- ^ “AOUの歩み”. 全日本アミューズメント施設営業者協会連合会. 2017年1月31日閲覧。
- ^ “《報道資料》「闘会議2017」と「ジャパンアミューズメントエキスポ2017(JAEPO2017)」が合同開催 来年2月に幕張メッセで (PDF)”. 株式会社ドワンゴ、ジャパンアミューズメントエキスポ協議会 (2016年2月19日). 2016年2月21日閲覧。
- ^ “全国クレーンゲーム選手権が開催!”. ファミ通.com (2005年11月1日). 2017年1月27日閲覧。
- ^ “「第1回みんなのクレーンゲーム選手権」レポート。すぐに役立つ(?)選手達の華麗なテクニックをチェック”. 4Gamer.net (2011年2月28日). 2017年1月27日閲覧。
- ^ “ジャパンアミューズメントエキスポ2016”. 2017年1月27日閲覧。 - ページ内「コスプレイヤーの皆さまへ」リンクを参照