オオカバマダラ生物圏保護区

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座標: 北緯19度36分23秒 東経100度14分30秒 / 北緯19.60639度 東経100.24167度 / 19.60639; 100.24167

世界遺産 オオカバマダラ
生物圏保護区
メキシコ
アンガンゲオでの越冬の様子
アンガンゲオでの越冬の様子
英名 Monarch Butterfly Biosphere Reserve
仏名 Réserve de biosphère du papillon monarque
面積 13,551,552 ha
(緩衝地域 42,707,498 ha)
登録区分 自然遺産
登録基準 (7)
登録年 2008年
IUCN分類 VI
公式サイト ユネスコ本部(英語)
使用方法表示

オオカバマダラ生物圏保護区(la Reserva a la Biosfera Mariposa Monarca, マリポーサ・モナルカ生物圏保護区)は、大部分がミチョアカン州東部に位置しているメキシコ生物圏保護区で、残りはメキシコ高原中央部のメヒコ州西部に存在している。その名前が示すようにの一種であるオオカバマダラ(マリポーサ・モナルカ)が越冬する際に暮らす地域の保護を主目的としている。

2007年から2008年にかけての冬の時点で、メキシコ全土におけるオオカバマダラの主な生息地は12箇所あり、越冬地そのものの総面積は 4.72 ha である。この数字は、2004年から2005年の7箇所に比べて増えたことを意味している。その12箇所のうち8箇所が、オオカバマダラ生物圏保護区内に存在しており、さらにその8箇所のうち半分は一般公開されている。

一般公開されている4箇所は以下の通りである。

シエラ・チンクア

ミチョアカン州のトラルプハウアTlalpujahua)やアンガンゲオAngangueo)の街の近くに位置している。

ラ・メサ

メヒコ州のサン・ホセ・デル・リンコンSan José del Rincón)近くに位置している。

エル・カプリン

メヒコ州のドナト・ゲラDonato Guerra)やサン・フアン・ソコヌスコSan Juan Soconusco)近くに位置している。

エル・ロサリオ

ミチョアカン州のオカンポOcampo)近くに位置している。

それ以外の生息地、例えばサン・ホセ・ビジャ・デ・アジェンデSan José Villa de Allende)やイクスタパン・デル・オロIxtapan del Oro)などに近い生息地は、蝶のコロニーを台無しにしてしまう虞があることから、観光は歓迎されていない[1]

生物圏保護区内ではインフラストラクチャーに関する諸問題、とりわけ駐車場や商業地区でのごみ問題などを抱えてはいるが、とくにエル・ロサリオ保護地域(El Rosario)では多くの改善も見られるようになっている。これらには保安員が巡視しているよく整備された歩道も含まれている。それらの歩道は水に浸っている場所では侵食されることを防ぐために石やコンクリートが使われている[2]

2008年から2009年にかけての冬には、多くの越冬する蝶たちを追跡する計画が持ちあがっている。その調査には自動付着式の非常に軽いトレーサーを用いる予定で、蝶本来の羽ばたきを妨げないように配慮されている。その調査の目的は、春にアメリカやカナダなどに向けて北上する蝶たちの正確な行路を特定することにある[2]

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。

脚注[編集]

  1. ^ Novo, Gerardo; Jorge de la Luz (2002). The State of Mexico. Mexico City: Ediciones Nueva Guia. pp. 88. ISBN 968 5437 26 2. 
  2. ^ a b Romo, Luis (April 2008). "Ultimas noticias de la Reserva a la Biosfera Mariposa Monarca". México Desconocido 374: 24–29.