モレリア

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モレリア
Morelia
メキシコの旗
Morelia Cathedral
Morelia Cathedral
モレリアの市旗 モレリアの市章
市旗 市章
位置
メキシコ内のミチョアカン州の位置の位置図
メキシコ内のミチョアカン州の位置
座標 : 北緯19度42分 西経101度11分 / 北緯19.700度 西経101.183度 / 19.700; -101.183
歴史
建設 1541年5月18日
行政
メキシコの旗 メキシコ
  ミチョアカン州
 Municipio モレリア
 市 モレリア
地理
面積  
  市域  ? km2
標高 1,921 m
人口
人口 (2005年現在)
  市域 626,660人
その他
等時帯 中部標準時 (UTC-6)
夏時間 中部夏時間 (UTC-5)
郵便番号 58000
市外局番 443
公式ウェブサイト : http://www.morelia.gob.mx/

モレリア市スペイン語Morelia)は、メキシコミチョアカン州州都である。

人口約620,000人。

都市名の由来[編集]

メキシコ独立運動に参加したホセ・マリア・モレーロスの名から採られた。市内には、モレーロスの生家や博物館があり、メキシコ国内から多くの観光客が訪れる。

歴史[編集]

モレリアがあるGuayangareo谷における人の居住の歴史は、7世紀まで遡る。ここで見られる工芸品は、この地域の初期の文化におけるテオティワカン文化の影響を示している。12世紀に、タラスコ族が谷にやってきた。彼らは、スペイン人による支配以前に、この地域を政治的に支配していたが、大規模な定住はしていなかった。12世紀から15世紀の間、マトラシンカ族(Matlatzinca)は、近くのPátzcuaro湖を拠点としていたタラスコ族の認可を得て、この地域に移動してきた 主要なマトラシンカ族の定住地は、現在フアレス(Júarez)広場がある場所であった。 GayzaloGómezが率いるスペイン人が、1525年から1526年までGuayangareo谷に進出してきた。1530年代に、このエリアは、フアン・デ・サン・ミゲルやアントニオ・デ・リスボアなどのフランシスコ会による伝道を受けた。

モレリアの都市となるのは、アントニオ・デ・メンドサ総督と、数多くのエンコミエンダ制のメンバーにより、1541年に設立され、当初は、ヌエバ・シウダッド・デ・メチュカン(ミケアカンの新市街地)と呼ばれていた。新たに設立された居住地は急速に成長し、ヴァスコ・デ・キッロガがスペインに行き、「新都市」がミチョアカンの首都にならないようにするため、ライバルのパツクァロ定住地の、市の名称と紋章を得た。更に、新しい定住地を、グアヤングレアの名称を変更することも要求した。1545年にGuayangareoは、カール5世から、Antonio de Mendozaの故郷の名前にちなんだバリヤドリード(Valladolid)という名の都市の地位を得た。これはミチョアカン州のアントニオ・デ・メンドーサ(Antonio de Mendoza)とヴァスコ・デ・キロガ(Vasco de Quiroga)の間の権力闘争の一部であった。キロガは生涯を通じて、総督とエンコメンデーロ(encomenderos)の反対にもかかわらず、パツクァロで政治的および教会的な権力を維持することができた。キロガは1565年に亡くなった。1580年までに、政治と宗教の両方の統治権力が、バリヤドリードに移され、ヴァスコが創設したサン・ニコラスの大学を移転し、新しい大聖堂を設立するための基礎を築いた。

スポーツ[編集]

麻薬戦争[編集]

市内に麻薬密売組織の拠点があるとされ、政府当局の捜索への反抗や対立する組織同士の抗争により治安は悪化しつつある。2008年9月15日独立記念日には、市内2箇所で手榴弾が爆発する事件が発生、死者7人、負傷者101人を出す惨事となった[1]2009年5月26日には、麻薬組織の摘発を通じて組織と関係があった州知事、複数の警察署長も逮捕され、治安が急速に悪化した[2]。メキシコ政府は軍隊を投入し麻薬組織の一掃を図っているが、同年9月2日には、麻薬組織側の報復により、州治安当局の副局長が殺害されている。


世界遺産[編集]

世界遺産 モレリア歴史地区
メキシコ
Calle del centro de morelia.jpg
英名 Historic Town of Morelia
仏名 Ville historique de Morelia
登録区分 文化遺産
登録基準 (2),(4),(6)
登録年 1991年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
使用方法表示

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
  • (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。

姉妹都市[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ メキシコ:モレリア市中心部での爆発事件に伴う注意喚起(日本国外務省)
  2. ^ メキシコ麻薬戦争、知事や警察署長を一斉検挙(ロイター通信)