ウォルフ424

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ウォルフ424 A / B
Wolf 424 A / B
星座 おとめ座
視等級 (V) 13.22 ± 0.01 / 13.21 ± 0.01[1]
変光星型 閃光星
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 0.9257 ± 0.0049″[1]
(4.062 ± 0.098 AU
離心率 (e) 0.2950 ± 0.0035[1]
公転周期 (P) 15.643 ± 0.096 [1]
軌道傾斜角 (i) 103.00 ± 0.0035°[1]
近点引数 (ω) 347.2 ± 1.5°[1]
昇交点黄経 (Ω) 143.48 ± 0.19°[1]
前回近点通過 1992.297 ± 0.056[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α) 12h 33m 17.383s[2]
赤緯 (Dec, δ) +09° 01′ 15.77″[2]
視線速度 (Rv) 1 ± 4 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: -1,730.0 ミリ秒/年[2]
赤緯: 203.0[2]
年周視差 (π) 227.90 ± 4.60
距離 14.3 ± 0.3 光年
(4.39 ± 0.09 パーセク
絶対等級 (MV) 15.03 / 15.02[3]
物理的性質
半径 0.17 / 0.14 R
質量 0.143 / 0.131 M[1]
スペクトル分類 M5.5 V
色指数 (B-V) 1.84
色指数 (U-B) 1.19
別名称
別名称
おとめ座FL星, GJ 473 A / B, Glacis 012-043 A / B, GCTP 2890, LHS 333 A / B, LCC 0360 A / 0370 B.
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ウォルフ424 (Wolf 424) は、2つの赤色矮星から構成される連星である。太陽系から14.3光年離れており、星座上ではおとめ座ε星ο星の中間に位置している。

概要[編集]

ウォルフ424が連星系であることは、1938年に写真乾板上の星像が伸びていることで発見され、追観測で星像の変化を見ることで、軌道要素が初めて推定された[4]。系に属する2つの恒星は、軌道長半径4.1AU離心率0.3の軌道で、共通重心の周りを15.6年周期で公転している。見かけの等級は12.5に過ぎず、肉眼で観測することはできない。

主星のウォルフ424Aは小さく低温の主系列星赤色矮星)で、質量太陽の0.14倍、半径は太陽の0.17倍である。伴星のウォルフ424Bも主星と同様の赤色矮星で、質量は太陽の0.13倍、半径は太陽の0.14倍である。太陽から15光年以内に存在する恒星としては最も暗い部類に入る。閃光星(顕著なフレア活動を示す変光星の一種)に分類され、変光星としておとめ座FL星という名前を与えられている。また、黒点活動が存在する可能性もある。

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i Torres, G.; Henry, T.J.; Franz, O.G.; Wasserman, L.H. (1999-01), “The nearby low-mass visual binary Wolf 424”, Astronomical Journal 117 (1): 562-573, Bibcode 1999AJ....117..562T, doi:10.1086/300708 
  2. ^ a b c d e Wolf 424 -- Flare Star”. SIMBAD. 2016年12月23日閲覧。
  3. ^ THE 100 NEAREST STAR SYSTEMS”. RECONS. 2016年12月24日閲覧。
  4. ^ Reuyl, Dirk (1941), “Orbital Motion of Wolf 424”, Publications of the Astronomical Society of the Pacific 53: 336-338, Bibcode 1941PASP...53..336R, doi:10.1086/125367 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]