ARGYLLE/アーガイル

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ARGYLLE/アーガイル
Argylle
監督 マシュー・ヴォーン
脚本 ジェイソン・フックス英語版
製作
出演者
音楽 ローン・バルフ
撮影 ジョージ・リッチモンド英語版
編集 リー・スミス
製作会社 マーヴ・スタジオ
配給 世界の旗 アップル・オリジナル・フィルムズ/ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 2024年2月2日
日本の旗 2024年3月1日[1]
上映時間 139分
製作国 イギリスの旗 イギリス
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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ARGYLLE/アーガイル』(原題:Argylle)は、2024年イギリスアメリカ合衆国合作によるスパイコメディ映画

製作・監督はマシュー・ヴォーンで、ジェイソン・フックス英語版が脚本を担当した。ヘンリー・カヴィルブライス・ダラス・ハワードサム・ロックウェルブライアン・クランストンキャサリン・オハラデュア・リパアリアナ・デボーズジョン・シナサミュエル・L・ジャクソンからなるアンサンブル・キャストが出演している。

あらすじ[編集]

スパイ小説「アーガイル」シリーズの著者である愛猫家の小説家エリーは、第5巻をほぼ完成させる。母のルースと父のバリーに会うために列車に乗るが襲撃され、本物のスパイのエイダンに救われる。この後、エリーの目には、しばしば現実と小説の映像が二重写しになる。

エイダンは、現実の悪の秘密組織ディヴィジョンがエリーを狙っていると言う。二人は、ロンドンでディヴィジョンの秘密を記すマスター・ファイルを探し、リッター長官率いるディヴィジョンに幾度となく襲われる。エリーはエイダンが自分を殺そうとしていると疑い、シカゴに住む両親に助けを求めてロンドンに呼び寄せる。だがエイダンは、エリーの両親が実はディヴィジョンの一員であることを明らかにし、二人でフランスに逃げる。元CIA副長官のアルフレッド・ソロモンがエリーに会い、エイダンとともに真相をエリーに説明する。エリーの正体はCIA工作員のレイチェル・カイルであり、5年前にディヴィジョンに捕らえられて偽の記憶を植え付けられ、ヴォグラー博士とリッター長官を両親だと信じ込まされたと語る。抑圧された記憶が浮上しR・カイルがアーガイルに、エイダンがワイアットに転じて小説が書かれ、刊行間近の第5巻ではマスター・ファイルの在りかが示されるはずだったと語る。

エイダンとレイチェル(エリー)はアラビア半島に行き、マスター・ファイルを入手するもディヴィジョンに捕らえられて船の中の秘密基地に連れて行かれる。レイチェルは、自分が実は二重スパイでありディヴィジョンの忠実な一員であることを思い出す。フランスのアルフレッドの居場所を見つけてリッターに教える。だが自分が5年前にディヴィジョンを裏切ったことを思い出し、エイダンとともに逃げ出す。二人はリッターを撃ち、マスター・ファイルをアルフレッドに送信しようとする。ヴォグラー博士(ルース)はレイチェルの心に埋め込まれた秘密コードを発動して操りエイダンを襲わせる。船に潜入していた二人の仲間の工作員キーラがヴォグラー博士を殺して二人を救い、船を爆破して脱出する。

レイチェルは小説家のエリーとして『アーガイル』シリーズの最終巻を刊行する。エリーの目の前に現実のアーガイルが現れる。

キャスト[編集]

※括弧内は日本語吹替[2]

製作[編集]

2021年6月、マシュー・ヴォーンマーヴ・スタジオのもとで『Argylle』を製作・監督すると報じられた[3]。2021年7月、本作は、ジェイソン・フックス英語版が脚本を担当し、ヘンリー・カヴィルサム・ロックウェルブライス・ダラス・ハワードブライアン・クランストンキャサリン・オハラジョン・シナサミュエル・L・ジャクソンらが出演すると発表された[4]。また、本作に出演もするデュア・リパが、タイトル曲とスコアにオリジナル楽曲を提供することが決定している[5] [6]。2021年8月、本作の配給権はApple TV+に2億ドルで売却された[7]。撮影監督ジョージ・リッチモンド英語版のもと、同月からロンドン主要撮影が始まり、ヨーロッパのさまざまな場所で行われた[3] [8] [9]グリーンフォード英語版パーク・ロイヤル英語版ボヴィンドン英語版のスタジオを使用して撮影が行われた。背景ショットはギリシャと米国で撮影された[10]。2021年9月、アリアナ・デボーズがキャストに追加された[11]。2021年11月、ロブ・ディレイニーがキャストメンバーとして参加していることが確認された[12]

ヴォーン監督は、この映画を『ダイ・ハード』や『リーサル・ウェポン』といった1980年代のアクション・スリラーへの賛歌であると説明している。カヴィルのキャスティングについて聞かれたとき、彼はこう答えた。「私は、ボンドを演じるために生まれてきた人物(つまりヘンリーであるが)を必要とし、ボンドより先に彼に唾をつけたのです。彼は大柄なアクションヒーローをウィンクしながら演じています。『キングスマン』とは全く違うんだ」[13]

将来的な展望[編集]

Aryglle』は、3部作からなるフランチャイズの始まりとなることを意図して製作されている[4]

出典[編集]

  1. ^ マシュー・ヴォーンが放つ刺激的なスパイ映画『ARGYLLE/アーガイル』日本公開日決定!&ティザーポスター解禁!物語の鍵を握るのは猫のアルフィー?!”. NEWS | 映画『ARGYLLE/アーガイル』公式サイト. 2024年1月10日閲覧。
  2. ^ 打越領一 [@uchikoshi0705] (2024年4月12日). "日本語吹替版キャスト(敬称略です)". X(旧Twitter)より2024年4月13日閲覧
  3. ^ a b Marc (2021年6月1日). “Exclusive: Director Matthew Vaughn's Next Film Will Be 'Argyle' For Marv Films”. The Ronin. 2021年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月9日閲覧。
  4. ^ a b Wiseman (2021年7月8日). “Henry Cavill, Sam Rockwell, Bryce Dallas Howard, Bryan Cranston, Dua Lipa, Samuel L. Jackson, John Cena, Catherine O'Hara Set For New Matthew Vaughn Spy Franchise 'Argylle'”. Deadline Hollywood. 2021年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月9日閲覧。
  5. ^ Dua Lipa to Make Acting Debut in All-Star Spy Thriller 'Argylle'”. The Hollywood Reporter (2021年7月8日). 2021年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月9日閲覧。
  6. ^ Yossman (2021年7月8日). “Henry Cavill, Samuel L. Jackson, Bryce Dallas Howard Among A-List Cast for Matthew Vaughn's Spy Thriller 'Argylle'”. Variety. 2021年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月9日閲覧。
  7. ^ Kroll (2021年8月4日). “Apple Lands Matthew Vaughn's Star-Studded Spy Film 'Argylle' In Massive Package Deal”. Deadline Hollywood. 2021年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月4日閲覧。
  8. ^ Daniels (2021年8月23日). “Henry Cavill begins UK shoot on Apple spy thriller Argylle, from Matthew Vaughn”. Kemps Film and TV Production Services Handbook. 2021年8月27日閲覧。
  9. ^ Weintraub (2021年8月26日). “John Cena on 'Vacation Friends,' Balancing the Crazy with Heart, and Matthew Vaughn's Spy Movie 'Argylle'”. Collider. 2021年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月27日閲覧。
  10. ^ issue one thousand two hundred sixty-one”. Production Weekly (2021年8月26日). 2021年9月29日閲覧。
  11. ^ Kit (2021年9月30日). “Ariana DeBose Joins Henry Cavill in Matthew Vaughn's 'Argylle'”. The Hollywood Reporter. 2021年9月30日閲覧。
  12. ^ Ritman (2021年11月3日). “Rob Delaney Joins Matthew Vaughn's All-Star Spy Thriller 'Argylle' (Exclusive)”. The Hollywood Reporter. 2021年11月3日閲覧。
  13. ^ Hibberd (2021年11月10日). “Why Henry Cavill Basically Already Is James Bond”. The Hollywood Reporter. 2021年11月17日閲覧。

外部リンク[編集]