アルーシャ州

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アルーシャ州
Mkoa wa Arusha
Tanzania Arusha.png
面積 86,100km2
人口 1,292,973
行政府所在地 アルーシャ
ISO 3166-2:TZ TZ-01

アルーシャ州Mkoa wa Arusha)は、タンザニア北部のである。西部にマラ州シニャンガ州、南部にマニャラ州、東部にキリマンジャロ州、北部にケニアリフトバレー州と接している。

ほとんどの人がスワヒリ語と彼等の部族言語を話し、多くはまた英語も話す。マサイ族は、地域で最も有力な部族である。

面積86,100km2、人口1,292,973人(2002年)、州都は州最大の都市でもあるアルーシャ

地理[編集]

乾燥したサバンナ草原と、雨量多い緑の山、湖が入り混じる。標高4,655mのメル山はタンザニア第2、アフリカ第4位の山で、アルーシャ国立公園に指定されている。アフリカ大地溝帯(グレート・リフト・バレー)が州の中央を南北に走り、ナトロン湖エヤシ湖マニャラ湖がある。西部はセレンゲティ平原の一部で、セレンゲティ国立公園の一部。またこれに隣接してンゴロンゴロ・クレーターを含むンゴロンゴロ自然保護区がある。隣のキリマンジャロ州にあるキリマンジャロ山とともに、これらの自然は世界的に有名な観光地で、外国からの観光客が訪れる[1]

歴史と人口[編集]

2002年に南部が分かれてマニャラ州となった。1988年の人口は、134万8170人(うち分割後のアルーシャ州に相当する地域は74万4479人)。2002年分割直後の人口は128万8088人。周辺からの人口流入もあって増加している[2]

産業[編集]

2002-03年度の作付面積では、トウモロコシインゲンマメが多い。他にはバナナが地元の主食用、コーヒーが輸出作物としてメル山の麓で栽培される[3]

交通[編集]

キリマンジャロ国際空港がアルーシャ州東部、アルーシャとキリマンジャロ州のモシの中間にあり、旅行者や仕事に利用される。乗り入れ航空会社は、タンザニア航空エチオピア航空ケニア航空KLMオランダ航空である。

ほとんどの道路は未舗装であるが、3つの主要高速道路は舗装されている。

1つ目は、キリマンジャロ国際空港から西にアルーシャを通り、メルー山廻りで北へ曲がり、ケニアの首都ナイロビへと続く。この道を一般的にナイロビ・ロードと呼ぶ。

2つ目は、アルーシャから始まりキソンゴ、マセラニを通り、そしてモンジュリを過ぎて西へ行く。マニャラ湖廻りで南へ曲がりはじめ、ババティと法律上の首都ドドマに続いている。この道を一般的にドドマ・ロードと呼ぶ。

2016年2月現在、ババデイ~ドドマ間は工事中でガレガレの未舗装路。上記情報は大嘘なので要注意。

3つ目は、ドドマ・ロードからンゴンゴロ・クレーターまでの新しい高速道路で、多くの旅行者が通過する。

アルーシャ州は陸地に囲まれていて、可航河川が全くない。グレート・リフト・バレーの大きな湖は、交通のためには使われていない。

脚注[編集]

  1. ^ 上田元『山の民の地域システム』、57頁。
  2. ^ 上田元『山の民の地域システム』、51頁。
  3. ^ 上田元『山の民の地域システム』、53頁。

参考文献[編集]

  • 上田元『山の民の地域システム  タンザニア農村の場所・世帯・共同性』、東北大学出版会、2011年。