「秘密基地」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Overgo (会話 | 投稿記録)
→‎関連項目: 『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を追記。
50行目: 50行目:
== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://dc.watch.impress.co.jp/docs/culture/exib/20110125_422346.html 西宮大策写真展「hi mi tsu ki chi」]
*[http://dc.watch.impress.co.jp/docs/culture/exib/20110125_422346.html 西宮大策写真展「hi mi tsu ki chi」]
*[http://www.asukashinsha.co.jp/book/b101494.html 尾方孝弘/秘密基地の作り方]
*[http://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK054 影山裕樹/大人が作る秘密基地]

2014年6月7日 (土) 15:01時点における版

秘密基地(ひみつきち)とは、周囲に知られないように建設または設置された拠点のことを指す。

地形を利用したり、カモフラージュを施したりして建設する大掛かりなものから、アパートの一室にそれとなく入ってしまうものまでさまざまな規模のものがある。また、子供の間で、部外者に知られたくない秘密の遊び場の意味でこの語を使うことがある。

フィクションにおける秘密基地

スーパーヒーローが登場するフィクションにおいては、ヒーローの側の秘密の活動拠点、あるいは逆に悪に分類される側のそれを指す言葉として用いられる。基地の形態としては、カモフラージュされた巨大な地下施設であったり、外部からそれとわからないように一般のオフィスなどが改造されていたりするものも多い。

フィクションにおける「秘密基地」の概念は、それぞれの作品の項目を参照されたい。

現実世界における秘密基地

現実世界では、軍事組織、諜報機関過激派等の秘密の活動拠点という意味で通俗的に用いられる。ここでは、当事者が広く知られたくない活動が行われる。具体的には極秘技術の開発、民兵組織、スパイの育成及び活動、長期間にわたる監視・諜報活動(諜報機関が置く“隠れ家”に関しては特に「セーフハウス」と呼ばれる)、外部からの逃亡者・犯罪者を匿うなどであるとされる。有名なものとしては、高度成長期の日本において極左暴力集団がテロ活動の拠点としたいわゆる「非合法アジト」がある。

これらの形態は、資金力等に左右され、大は巨額の資金をかけ大掛かりに建設しているものから、小はアパートの一室に設置しているものまで多種多様である。

子供の遊び場としての秘密基地

この場合における「秘密基地」は、上記に掲げるものを模して子供たち(主に男の子)が作る秘密の遊び場を指す。

仲間内では大人や部外者(友達でも仲間という約束を交わしていない者)へは、その存在や場所を秘密にする約束が交されることも少なくないが、必ずしも「秘密」であることにこだわらず、大人からみれば単に彼らが集まる場所に過ぎないことも多い。

このような秘密基地となりえる場所は、公園の隅や空き地などであるが、「秘密基地」という、周囲には知られたくない気持ちをより昇華すべく、廃墟となった建物、工事現場、資材置き場などといった、いわゆる危険な場所に作ることもある。これは危険な場所に立ち入ってはならないという禁忌を犯すことで快感を得るという意味もある。

また、屋内(多くは自宅内)の狭隘な場所、例えば押入れ、納戸、倉庫や土蔵などに1人又は兄弟で作ることもある。

アメリカの少年の冒険と仲間たちの友情をテーマにした映画『スタンド・バイ・ミー』では、木の上に秘密基地があり、カードゲームに興じたりする場面が描写されている。また、同じく『トム・ソーヤーの冒険』では、洞窟の中に秘密基地を作る設定になっており、内部には金貨武器弾薬や子供の玩具があり、誘拐した人質幽閉するトムの未来の夢もある。

また『20世紀少年』『ライチ☆光クラブ』など秘密基地自体がキーワード、舞台として登場する作品もあるが、この二作品は秘密基地が作った本人達に悲惨な結果をもたらしてしまう特徴がある。

探偵!ナイトスクープ2011年1月28日放送分では、大阪の男子小学生から届いた「秘密基地を作りたい」という依頼が採用された。高槻森林観光センター内の敷地に、桂小枝探偵や工務店の職人らの協力のもと、現実に秘密基地を作った。

関連項目

外部リンク