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== 概要 ==
== 概要 ==
[[2000年]]12月5日に[[日本武道館]]でビッグマッチ「ReMix」を行ったあと、12月17日に[[後楽園ホール]]で「SMACK GIRL」名義の第1回興行を行う。以後、[[渋谷]][[club atom]]、[[ディファ有明]]、[[六本木ヴェルファーレ]]と主戦場を転々としながら、世界で唯一定期的に開催され続けている女子総合格闘技興行であり、いわゆる「'''ジョシカク'''」のパイオニアの地位を確立している。
女子プロレスの興行を行なっていた篠泰樹が[[2000年]]12月5日に[[日本武道館]]でビッグマッチ「ReMix」を行ったあと、12月17日に[[後楽園ホール]]で「SMACK GIRL」名義の第1回興行を行う。以後、[[渋谷]][[club atom]]を舞台に月に1度の定期興行を行い渋谷系女子格闘技として[[星野育蒔]]などの人気選手を輩出していた。しかしルール面を担当した[[木村浩一郎]]が星野らを引き連れて新イベント「AX」を旗揚げする形で分裂し、2001年9月27日に活動を一時停止した<ref>[http://www.shibukei.com/special/151/ 渋谷・格闘技系イベント、人気の秘密] シブヤ経済新聞 2001年11月2日</ref>。その後、2001年2月になって、運営体制を新たにして再出発<ref>[http://www.boutreview.com/news/data/grappling/1008751347.html スマックガール 2.3 有明大会迫る。帰りは新宿行き専用バスを運行!]BOUTREVIEW 2001年12月19日</ref>。[[ディファ有明]]、[[六本木ヴェルファーレ]]と主戦場を転々としなが
ら大会を開催している。


前述の木村浩一郎のAXやLove Impactといったスマックガールから別れた格好のイベントやGCMコミュニケーションによるCROSS SECTIONなど他の女子総合格闘技イベントが大会を継続できなくなった中で、世界で唯一定期的に開催され続けている女子総合格闘技興行であり、いわゆる「'''ジョシカク'''」のパイオニアの地位を確立している。

主催者がプロレス関係者だったことから、旗揚げ当初は女子プロレスラーの参戦も目立ったが、この底辺拡大のため、プロ大会の他にアマチュアの「スマックガール-F」も行われている。

== ルール・階級 ==
階級は、[[フライ級]](-48kg)・[[ライト級]](-52kg)・[[ミドル級]](-58kg)・[[無差別級]]の4階級。
階級は、[[フライ級]](-48kg)・[[ライト級]](-52kg)・[[ミドル級]](-58kg)・[[無差別級]]の4階級。


試合は5分3Rまたは2R制。頭突きや肘攻撃、その他バスター([[パワーボム]])、顔面への[[グラウンドパンチ|パウンド]]などは禁止されている。また、グラウンドに30秒の時間制限があったが、[[2007年]][[12月26日]]の後楽園大会から廃止された。[[2006年]]からは膝パッド・レガースの着用もOKとなった。通常の「SGSルール」のほか、グラップリング用の「SGGルール」もある。
試合は5分3Rまたは2R制。頭突きや肘攻撃、その他バスター([[パワーボム]])、顔面への[[グラウンドパンチ|パウンド]]などは禁止されている。また、グラウンドに30秒の時間制限があったが、[[2007年]][[12月26日]]の後楽園大会から廃止された。[[2006年]]からは膝パッド・レガースの着用もOKとなった。通常の「SGSルール」のほか、グラップリング用の「SGGルール」もある。

プロ大会の他にアマチュアの「スマックガール-F」も行われている。


== 歴代女王 ==
== 歴代女王 ==
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#[[しなしさとこ]](2005年11月29日~、防衛1回)
#[[しなしさとこ]](2005年11月29日~、防衛1回)


== 放送について ==
== テレビ放送 ==
旗揚げ当初は、主に[[東京放送|TBS]]『[[ワンダフル]]』の番組内で不定期のダイジェスト放送がされていた。地上波では他にも『肉力強女』で不定期放送された。
旗揚げ当初より[[J SPORTS]](当時はJカイスポツ)で取上げていたが200712月より[[BSフジ]]にて定期放送が行われている。

レギュラーの中継番組としては、スポーツ専門チャンネルの[[J SPORTS]]の『ワールドファイティング』の枠で90分の録画中継番組があった。実況は[[矢野武]]、解説はライターの松本幸代、選手をゲスト解説に迎えていた。放送は試合の録画中継を主として、1人の女子格闘家にスポットを当てた特集コーナーもあった。この2004年に始まったJ SPORTSでの放送は2007年で終了し、同年5月から動画配信サイトの「J SPORTS STYLE Movie」で試合が有料配信されるようになった。

マックガルが新体制になり、20081月より[[BSフジ]]にて定期放送が行われている。

== 運営体制 ==
旗揚げから渋谷で定期興行を打っていた時代は、[[NEO女子プロレス]]を運営する株式会社エヌ・イー・オーが主催していた。

2002年2月から2006年9月までは、エヌ・イー・オーの社長だった篠を代表とする実行委員会組織「スマックガール実行委員会」が主催にあたった<ref>[http://www.boutreview.com/news/data/grappling/1008751347.html スマックガール 2.3 有明大会迫る。帰りは新宿行き専用バスを運行!]BOUTREVIEW 2001年12月19日</ref>。2006年9月より実行委員長尾丈志を代表取締役とする株式会社キルゴアを設立し、同社と実行委員会の共催に<ref>[http://gbring.com/sokuho/news/2006_09/0909_smack.htm 【スマックガール】長尾丈志氏が株式会社キルゴアを設立、大会を実行委員会と共催] 最強格闘技総合情報ウェブマガジンGBR 2006年9月9日</ref>。

さらに2007年12月大会から新たに設立された篠泰樹が代表取締役の株式会社スマックガールが主催していくことになった<ref>[http://gbring.com/sokuho/news/2007_11/1114_smack.htm 【スマックガール】12・26なんと700円で女子総合格闘技が見られる!7周年記念大会] 最強格闘技総合情報ウェブマガジンGBR 2007年11月14日</ref>。

== 脚注 ==
<references/>


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://www.smackgirl.com/ 公式HP]
*[http://www.smackgirl.com/ 公式サイト]


[[category:日本の総合格闘技|すまつくかる]]
[[category:日本の総合格闘技|すまつくかる]]

2008年1月25日 (金) 13:47時点における版

スマックガール(SMACK GIRL)は、日本の女子総合格闘技興行である。

概要

女子プロレスの興行を行なっていた篠泰樹が2000年12月5日に日本武道館でビッグマッチ「ReMix」を行ったあと、12月17日に後楽園ホールで「SMACK GIRL」名義の第1回興行を行う。以後、渋谷club atomを舞台に月に1度の定期興行を行い渋谷系女子格闘技として、星野育蒔などの人気選手を輩出していた。しかしルール面を担当した木村浩一郎が星野らを引き連れて新イベント「AX」を旗揚げする形で分裂し、2001年9月27日に活動を一時停止した[1]。その後、2001年2月になって、運営体制を新たにして再出発[2]ディファ有明六本木ヴェルファーレと主戦場を転々としなが ら大会を開催している。

前述の木村浩一郎のAXやLove Impactといったスマックガールから別れた格好のイベントやGCMコミュニケーションによるCROSS SECTIONなど他の女子総合格闘技イベントが大会を継続できなくなった中で、世界で唯一定期的に開催され続けている女子総合格闘技興行であり、いわゆる「ジョシカク」のパイオニアの地位を確立している。

主催者がプロレス関係者だったことから、旗揚げ当初は女子プロレスラーの参戦も目立ったが、この底辺拡大のため、プロ大会の他にアマチュアの「スマックガール-F」も行われている。

ルール・階級

階級は、フライ級(-48kg)・ライト級(-52kg)・ミドル級(-58kg)・無差別級の4階級。

試合は5分3Rまたは2R制。頭突きや肘攻撃、その他バスター(パワーボム)、顔面へのパウンドなどは禁止されている。また、グラウンドに30秒の時間制限があったが、2007年12月26日の後楽園大会から廃止された。2006年からは膝パッド・レガースの着用もOKとなった。通常の「SGSルール」のほか、グラップリング用の「SGGルール」もある。

歴代女王

※防衛回数は2007年12月26日終了時点。

無差別級

  1. 藪下めぐみ(2004年12月19日~2006年2月15日、防衛0回)
  2. アマンダ・ブキャナー(2006年2月15日~2007年5月15日返上、防衛0回)
  3. 高橋洋子(2007年5月19日~9月6日、防衛0回)
  4. HIROKO(2007年9月6日~、防衛0回)

ミドル級

  1. ローラ・ディオーガスト(2005年8月17日~2006年9月1日返上、防衛0回)
  2. 赤野仁美(2006年9月15日~2007年9月6日、防衛0回)
  3. 端貴代(2007年9月6日~、防衛0回)

ライト級

  1. 辻結花(2005年6月28日~、防衛3回)

フライ級

  1. しなしさとこ(2005年11月29日~、防衛1回)

テレビ放送

旗揚げ当初は、主にTBSワンダフル』の番組内で不定期のダイジェスト放送がされていた。地上波では他にも『肉力強女』で不定期放送された。

レギュラーの中継番組としては、スポーツ専門チャンネルのJ SPORTSの『ワールドファイティング』の枠で90分の録画中継番組があった。実況は矢野武、解説はライターの松本幸代、選手をゲスト解説に迎えていた。放送は試合の録画中継を主として、1人の女子格闘家にスポットを当てた特集コーナーもあった。この2004年に始まったJ SPORTSでの放送は2007年で終了し、同年5月から動画配信サイトの「J SPORTS STYLE Movie」で試合が有料配信されるようになった。

スマックガールが新体制になり、2008年1月よりBSフジにて定期放送が行われている。

運営体制

旗揚げから渋谷で定期興行を打っていた時代は、NEO女子プロレスを運営する株式会社エヌ・イー・オーが主催していた。

2002年2月から2006年9月までは、エヌ・イー・オーの社長だった篠を代表とする実行委員会組織「スマックガール実行委員会」が主催にあたった[3]。2006年9月より実行委員長尾丈志を代表取締役とする株式会社キルゴアを設立し、同社と実行委員会の共催に[4]

さらに2007年12月大会から新たに設立された篠泰樹が代表取締役の株式会社スマックガールが主催していくことになった[5]

脚注

  1. ^ 渋谷・格闘技系イベント、人気の秘密 シブヤ経済新聞 2001年11月2日
  2. ^ スマックガール 2.3 有明大会迫る。帰りは新宿行き専用バスを運行!BOUTREVIEW 2001年12月19日
  3. ^ スマックガール 2.3 有明大会迫る。帰りは新宿行き専用バスを運行!BOUTREVIEW 2001年12月19日
  4. ^ 【スマックガール】長尾丈志氏が株式会社キルゴアを設立、大会を実行委員会と共催 最強格闘技総合情報ウェブマガジンGBR 2006年9月9日
  5. ^ 【スマックガール】12・26なんと700円で女子総合格闘技が見られる!7周年記念大会 最強格闘技総合情報ウェブマガジンGBR 2007年11月14日

外部リンク