迷宮物語
『迷宮物語』(めいきゅうものがたり、Manie-Manie)は、眉村卓の小説、およびそれを元にしたアニメ映画。「ラビリンス*ラビリントス」、「走る男」、「工事中止命令」の全3話、オムニバス形式で構成されている。当初は押井守にも参加を打診していたものの、押井に参加を断られたため、マッドハウスの主力アニメーターであった川尻善昭を代役に立て制作を開始。アニメ映画『時空の旅人』との同時上映を予定し制作を進めていたものの、フィルムの完成が公開には間に合わず、1987年に東京国際ファンタスティック映画祭にて先行公開、1989年に劇場公開[1][2]。1992年にはアメリカの音楽専門チャンネルMTVの番組リキッド・テレビジョン内にて「走る男」が放送され、視聴者の関心を集めた[3][4]。上映時間50分。制作期間1年。
スタッフ
ラビリンス*ラビリントス
少女が迷い込んだのは、不思議な世界のサーカス小屋。現実と虚構を描いた作品。終盤のコンピューターゲームのような映像など、斬新なアニメーション技術が使われている。
走る男
スピードの限界を求め、命を賭けてレースを走る一人の男を描いた作品。
工事中止命令
ジャングルの奥地、全自動で進む工事に、中止命令を言い渡しにやってきた社員の災難を描いた作品。
脚注
- ^ WEBアニメスタイル アニメ様365日 第349回 『Manie-Manie 迷宮物語』
- ^ 『PLUS MADHOUSE 4 りんたろう』キネマ旬報社、2009年12月28日第1刷発行、ISBN 978-4873763217
- ^ AnimeNation Anime News Blog Ask John: Why is the Neo Tokyo DVD so Difficult to Get?
- ^ The Running Man – Liquid Television