神々の指紋

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神々の指紋』(かみがみのしもん)は、グラハム・ハンコックによるノンフィクションとされる超古代文明についての本である。 単行本は翔泳社、文庫版は小学館から発行。また本書のコミカライズした「完全コミック版」が小池書院から発行されている。

概要

エコノミスト』誌の東アフリカ特派員の経歴を持つイギリス人作家グラハム・ハンコックが、世界各地を調査して執筆、イギリスで発売されたものである。本国イギリスでは発売後2週間で書籍セールスのトップになり[要出典]全世界で600万部を超える大ベストセラーとなった[要出典]

内容としては、世界各地にあるオーパーツとされるものを分析し、超古代の南極大陸に現代文明以上の高度な文明を持った国家があったと結論する。

しかし一方では、ノンフィクションを名乗りつつも事実の捏造や参考文献の曲解・歪曲、既に否定された学説を持ち出してくるなど、信憑性は無きに等しいとの指摘も多い。[1][2][3][4]

書誌情報

単著

  • 『神々の指紋』 上、大地舜訳、翔泳社、1996年2月。ISBN 4-88135-348-9 
  • 『神々の指紋』 下、大地舜訳、翔泳社、1996年2月。ISBN 4-88135-349-7 

漫画

脚注

  1. ^ H.ユウムS.ヨコヤK.シミズ『「神々の指紋」の超真相』データハウス、1996年11月。ISBN 4-88718-412-3 
  2. ^ “シュリーマン再来? トンデモ本?”. 朝日新聞. (1996年10月12日) 
  3. ^ 柏原精一「特集・超々ベストセラーの秘密:『神々の指紋』──虚飾と増量剤に使われた『科学』」『Ronza』、朝日新聞社、1996年11月。 
  4. ^ 松本弥「「神々の指紋」超ベストセラーに異議あり」『諸君!』第28巻第12号、文藝春秋、1996年12月、pp. 136-143、ISSN 0917-3005 

関連項目

外部リンク