法楽寺 (大阪市)

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法楽寺

法楽寺(2006年7月撮影)
所在地 大阪府大阪市東住吉区山坂1-18-30
位置 北緯34度37分35.03秒 東経135度31分22.11秒 / 北緯34.6263972度 東経135.5228083度 / 34.6263972; 135.5228083 座標: 座標オプションが認識できません
座標: 北緯34度37分35.03秒 東経135度31分22.11秒 / 北緯34.6263972度 東経135.5228083度 / 34.6263972; 135.5228083 座標: 座標オプションが認識できません
山号 紫金山
宗派 真言宗泉涌寺派
寺格 大本山
本尊 不動明王
創建年 (伝)治承2年(1178年
開基 (伝)平重盛
正式名 紫金山 小松院 法楽寺
別称 田辺不動尊、たなべのお不動さん
札所等 近畿三十六不動尊3番
おおさか十三仏霊場1番
摂津国八十八箇所40番
役行者霊蹟札所
神仏霊場巡拝の道 第47番
文化財 絹本著色不動明王二童子像(重要文化財)
法人番号 1120005001641 ウィキデータを編集
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法楽寺(ほうらくじ)は、大阪市東住吉区山坂にある真言宗泉涌寺派大本山の寺院。山号は紫金山、院号は小松院と称する。通称として「たなべのお不動さん」とも。

毎月28日が不動明王の縁日で、多くの参詣者で賑わいを見せている。

札所

境内・施設

沿革

伝承によれば、源平の戦乱で戦死した平家源氏の霊を怨親平等に弔うために、源義朝の念持仏であった如意輪観世音菩薩を安置し、壮麗な伽藍が営まれたことが起源とされる。

山号の紫金山は、治承2年(1178年)、仏教の信仰に篤かった平重盛禅師・育王山仏照の高徳を聞き、黄金3000両を献上し結縁を求めたとの伝えによる(『平家物語』巻三「金渡」にみえる話)。仏照は重盛の仏法への志に感嘆し、育王山伝来の紫金の仏舎利二顆を贈ったという。また、院号の小松院は、平重盛の別称が小松内府と称されていたことにちなむ。

元亀2年(1571年)、織田信長軍の侵攻による兵火で伽藍は灰燼に帰した。正徳元年(1711年)から本格的に復興を開始し、堂塔は大和国宇陀松山藩織田氏殿舎が移築され、現在に至るまで山門・本堂に残されている。

文化財

重要文化財
  • 絹本著色不動明王二童子像

年中行事

月例行事

  • 弘法大師縁日(毎月21日)
    • 写経12時~・勤行14時~・法話15時~
  • たなべ不動尊縁日(毎月28日)
    • 不動尊護摩供 10時・14時の2回
  • 子供のための図書館「くすのき文庫」 毎週土曜日午後3時から午後5時まで。

所在地

大阪府大阪市東住吉区山坂1-18-30

交通アクセス

関連項目

  • 慈雲 - 江戸時代の僧。法楽寺で出家、修行ののち住職となった。

外部リンク