殺したい女
殺したい女 | |
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Ruthless People | |
監督 |
ジェリー・ザッカー ジム・エイブラハムズ デヴィッド・ザッカー |
脚本 |
デイル・ローナー O・ヘンリー『赤い酋長の身代金』(原作) |
製作 | マイケル・ペイサー |
製作総指揮 |
リチャード・ワグナー ジョアンナ・ランカスター ウォルター・イエットニコフ |
出演者 | (後述) |
音楽 |
ミック・ジャガー ビリー・ジョエル ミシェル・コロンビエ |
撮影 | ヤン・デ・ボン |
編集 |
アーサー・シュミット ジブ・ジャフ |
配給 |
タッチストーン・ピクチャーズ 東宝 |
公開 |
1986年6月27日 1986年12月13日 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $71,624,879[1] |
『殺したい女』(Ruthless People)は、ダニー・デヴィート、ベット・ミドラー、ジャッジ・ラインホルド、ヘレン・スレイター主演で1986年に公開されたブラックコメディ映画。
監督は『フライング・ハイ』や『裸の銃を持つ男』シリーズといったコメディ映画の監督者として知られるジェリー・ザッカー、ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー。ただし、彼らのほかの作品と異なりこの時の作品はギャグや駄洒落、ジョークが非常に少ない。
O・ヘンリーの短編『赤い酋長の身代金』が一部基になっており、また、1959年に製作されたテリー・トーマス、ジョージ・コール、シド・ジェームズ主演のイギリスのコメディ『Too Many Crooks』と比べても、不誠実な夫を持つ女性が誘拐されるという設定が類似している。
あらすじ
この節の加筆が望まれています。 |
ひとりの女が誘拐された。誘拐犯がバーゲンのためにとっていた$10,000ドルを身代金として要求したとき、彼女は泣きながら「Kマートにさらわれた!」と言った。誘拐された女性(ミドラー)は大富豪で夫がすぐに身代金を支払い助けられると考える。ところが夫は妻がいなくなれば財産を独り占めできると思い誘拐犯の身代金要求に応じない。さらに、誘拐犯はお人好しの若い夫婦で、女性に夫が身代金を支払わないことを話す。激怒したミドラーは若い夫婦と手を組み夫を懲らしめようとする。
キャスト
カッコ内は日本語吹替キャスト
- ダニー・デヴィート(青野武) – Sam Stone
- ベット・ミドラー(中尾ミエ) – Barbara Stone
- ジャッジ・ラインホルド(鈴置洋孝) – Ken Kessler
- ヘレン・スレイター(佐々木優子) – Sandy Kessler
- アニタ・モリス – Carol Dodsworth
- ビル・プルマン – Earl Mott
※初回放送『ゴールデン洋画劇場』1990年1月30日。
備考
- この映画の主題歌はミック・ジャガーとダリル・ホール、そしてユーリズミックスのメンバーであるデイヴ・スチュワートの3人が共同制作したうえで、ジャガーが歌った。
- ウィアード・アル・ヤンコビックがジャガーから許可を得たうえで"Toothless People"という替え歌を作って『Polka Party!』というアルバムに収録しようとした。しかし、ジャガーの曲がトップ40に入らなかったため、ヤンコビックはこの曲の収録を取りやめることを検討した。しかし、収録しないことはジャガーに対する侮辱になると考え、結局は収録された。
- この映画には、評論家ロジャー・イーバートが選んだ1986年の好きなセリフの一つが含まれている。
- 日本のテレビで本作が放送された際はミドラーの吹替を歌手、女優の中尾ミエが担当した。
リメイク
- Money(1993年、インドでテルグ語で公開) [2]
- Mujhe Meri Biwi Se Bachaao 、Love Ke Liye Kuchh Bhi Karega (いずれも2001年、インドでヒンディー語で公開)[3][4]
- Mo deng pu ni ti(1996年、香港。劉雅麗(アリス・ラウ)主演。)