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松江区

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中華人民共和国 上海直轄市 松江区
別称:雲間
旧称:華亭
上海市中の松江区の位置
上海市中の松江区の位置
上海市中の松江区の位置
中心座標 北緯31度00分21秒 東経121度14分00秒 / 北緯31.00583度 東経121.23333度 / 31.00583; 121.23333
簡体字 松江
拼音 Sōngjiāng
カタカナ転写 ソンジャン
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
直轄市 上海
行政級別 市轄区
建置 751年
改制 1998年
面積
総面積 604.7 km²
人口
総人口(2003) 51 万人
経済
電話番号 021
郵便番号 201600
行政区画代碼 310117
公式ウェブサイト http://www.songjiang.gov.cn/

松江区(しょうこうく)は中華人民共和国上海市に位置する市轄区。古来より繊維業が発達してきたが、近年は上海市中心部の主要な衛星都市としてニュータウンの造成や軽工業団地が建設され、外資系企業も多く立地している。

地理

上海市の南西、黄浦江の上流に位置する。

歴史

751年天宝10載)、唐朝により松江府府治として設置された華亭県を前身とする。1656年順治13年)に婁県が分割設置されたが、1912年民国元年)に華亭県に統合、1914年(民国3年)には松江県と改称された。

1958年江蘇省より上海市に移管、1998年に市轄区に昇格し現在に至る。

区内には松江唐經幢や興聖教寺塔(方塔)などの歴史的建造物が残り、これらは重要保護文化財として保護されている。また区内佘山には、清代に建立された佘山聖母大堂や佘山天文台が立地している。

明・清時は松江府として全中国15大都市として名を轟かせていた。明・清の時代に松江府だった所は、蘇州河以南であり、現在大半は上海市に組込まれている。明の時代では当初、上海には2県あり、その後管轄する行政区が変り清代末頃には7県(華亭、婁縣、上海、南匯、青浦、奉賢、金山)と1庁(川沙)になっていた。

行政区画

下部に4街道と、10鎮を管轄する。

  • 街道:岳陽街道、中山街道、永豊街道、方松街道
  • 鎮:九亭鎮、泗涇鎮、泖港鎮、車墩鎮、洞涇鎮、葉榭鎮、新橋鎮、石湖蕩鎮、新浜鎮、佘山鎮、小昆山鎮、天馬山鎮
中国地名の変遷
建置 751年
使用状況 松江区
華亭県
五代華亭県
北宋/華亭県
南宋/華亭県
華亭県
華亭県
華亭県
中華民国華亭県
松江県(1914年)
現代松江県
松江区(1998年)