松井有紀夫

松井有紀夫（まついゆきお、1979年 1月26日 - ）は、東京都出身の日本の自動車レーサーである。全日本プロドリフト選手権（D1グランプリ）などに参戦する。愛称は「ガルル」。血液型はO型。

略歴

運転免許を取得してすぐにドリフトを始め、2002年に当時最年少の23歳でD1ライセンスを獲得した。

2007年に、BMW・M3 (E46) をドライブし、国内シリーズでは輸入車初のポイント獲得と言う快挙を達成。また、同年D1ストリートリーガルでは、最終戦までチャンピオン争いをするもマシントラブルにて敗退、シリーズ2位となった。

2008年、MSCチャレンジのスーパークラスにおいて、初代シリーズチャンピオンを獲得。

2009年、RACING PROJECT BANDOHより富士チャンピオンレースシリーズのAE111クラスにスポット参戦。同年、土屋武士率いるTeam SAMURAIより同シリーズのカローラアクシオGTのワンメイクレースにも参戦、初代シリーズチャンピオンを獲得。

2010年には、レース活動の一端としてスーパーGTにRACING PROJECT BANDOHのメカニックとして携わった。

D1GPでは、2012年の開幕戦TOKYO DRIFT IN ODAIBAで初の単走優勝を果たす。翌2013年にGuild n oneからEXEDY R Magic D1 Racingへ移籍し、RX-7 (FD3S) を駆った。2014年第4戦エビスサーキットにおいて初の総合優勝^[1]。

2016年にはRE雨宮に移籍。2019年の第3・4戦十勝戦では2連勝を果たした^[2]。

レーサーとしての活動の傍ら、千葉県八千代市で中古車販売店の「M2evolution」を経営している^[3]。また、レースチームの「M2 Racing」を率いており、D1GPやフォーミュラ・ドリフトジャパンに参戦している。
2009年D1GP第4戦岡山において、単走での強烈な角度が審査委員長の土屋圭市に「松井イリュージョン」と評価され、黒井敦史、川畑真人に続きイリュージョニストの称号を得る^[4]。
2010年、D1GP第5戦エビスサーキットの1回戦単走において審査員全員満点の300点を獲得。しかし、その後の追走トーナメントで、単走以上の走りを見せたが壁に激突しマシンを大破させた^[5]。翌日の第6戦には出場は絶望的と思われたが、奇跡的な復活を見せた。