朴宜春
朴宜春(パク・ウィチュン、박의춘、朴義春とも、1933年 - )は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の外交官、政治家。現在、外相を務めている。
経歴
1933年生まれ。1980年代から駐アルジェリア大使。駐シリア大使など中東やアフリカ諸国で大使を歴任し、1998年~2006年9月まで駐ロシア大使を務めた。ロシア大使在任中は、金正日総書記のロシア訪問や、プーチン大統領の訪朝などの首脳外交を補佐した。最高人民会議代議員も務めている。外務次官を経て、2007年1月に白南淳前外相の死去後、2007年5月に外相に就任した。外相就任後は、東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)の閣僚会議などで北朝鮮代表を務めている。2008年にはイランを公式訪問する。2009年にはキューバを公式訪問する。2010年にはロシア、中国、ミャンマーを公式訪問する。2011年4月には訪朝したアメリカのジミー・カーター元大統領と会談した。2011年7月には東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)で日本の松本剛明外相が「日本人拉致問題」の早期解決を要求したが、北朝鮮の朴宜春外相は「拉致問題は解決済み」と反論し従来の主張を繰り返すのみであった。
朝鮮民主主義人民共和国
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