常磐公園
| 常磐公園 TOKIWA PARK | |
|---|---|
 千鳥ヶ池（2006年7月） | |
| 分類 | 総合公園[1] |
| 所在地 | |
| 座標 | 北緯43度46分30秒 東経142度21分26秒 / 北緯43.77500度 東経142.35722度座標: 北緯43度46分30秒 東経142度21分26秒 / 北緯43.77500度 東経142.35722度 |
| 面積 | 15.85ヘクタール[2] |
| 開園 | 1916年 |
| 運営者 | 旭川市公園緑地協会 |
| 設備・遊具 | 池、親水デッキ、プール、彫刻、モニュメント、記念碑、旧天文台、図書館、美術館、公会堂、四阿、駐車場、休憩施設、照明施設、トイレ、遊具[3] |
| 駐車場 | あり（但し、各施設との併用） |
| アクセス | 北海道旅客鉄道（JR北海道）旭川駅から車で約5分、徒歩で約15分[2] |
| 告示 | 計画決定：昭和24年3月31日建設省告示第551号[4] |
| 事務所 | 常磐公園管理事務所 |
常磐公園（ときわこうえん）は、北海道旭川市にある公園または周辺一帯の地名。旭川八景、「日本の都市公園100選」選定。
概要
旭川市で初めて開設された公園。市内中心部に位置し文化芸術の拠点となっているほか、隣接する旭川リベラインパークとともに各種イベント時に利用される。なお、付近の地名などは「常盤」と表記するが公園名は「常磐」である。これは、1928年（昭和3年）の公園石碑建立時に揮毫した字の間違いがそのまま公園名として決まったという説や[5]、割れることを連想させる「皿」よりも壊れにくい「石」の字を用いたという説[6]、1919年（大正8年）陸地測量部（現在の国土地理院）発行の地図による付近の町名には「常磐通」と書かれているためこれを採用したという説がある[6]。
歴史
- 1910年（明治43年）、開設[2]。
- 1913年（大正2年）、冷害救済対策として池の掘削開始。
- 1916年（大正6年）、開園[7]。
- 1918年（大正7年）、茶店の設置、池水面遊水船業（ボート）等の許可。牛朱別川が氾濫し、公園一帯が荒廃。
- 1924年（大正13年）、上川神社頓宮造営[8]。
- 1928年（昭和3年）、山崎政五郎が御大典記念として第七師団長渡辺錠太郎揮毫による「常磐公園碑」を師団通入口に設置[6]。
- 1933年（昭和8年）、牛朱別川の切替工事完成。
- 1950年（昭和25年）、市立旭川天文台開設[9]。『北海道開発大博覧会』開催[10]。博覧会終了後、展示施設「開発館」の骨組みを旭川市体育館に転用[10][11]。
- 1958年（昭和33年）、旭川市公会堂開館[12]。
- 1963年（昭和38年）、旭川市青少年科学館開館[13]。
- 1979年（昭和54年）、旭川市体育館が「旭川市総合体育館常磐分館」と改称。
- 1982年（昭和57年）、北海道立旭川美術館開館[14]。
- 1989年（平成元年）「日本の都市公園100選」選定。
- 1990年（平成2年）、石狩川治水学習館（川のおもしろ館）開館[15]。
- 1994年（平成6年）、総合体育館常磐分館跡地に旭川市中央図書館開館[7]。
- 1997年（平成9年）、「旭川八景」選定。
- 2005年（平成17年）、天文台、青少年科学館が北彩都あさひかわへ移転し、「旭川市科学館 サイパル」と改称。
- 2007年（平成19年）、旧青少年科学館を「旭川市常磐館」と改称。
- 2009年（平成21年）、旭川市常磐館内に旭川文学資料館開館[16]。
- 2011年（平成23年）、「北の造園遺産」選定[17]。
- 2013年（平成25年）、川のおもしろ館閉館[15]。
施設
詳細は「旭川市図書館」を参照
-
上川神社頓宮（2010年4月） -
北海道立旭川美術館（2006年7月） -
旭川市中央図書館（2007年） -
旭川市公会堂（2007年）
石碑・野外彫刻
- 石碑
- 小熊秀雄詩碑
- 今野大力詩碑
- 旭川開拓村記念碑
- 御大典記念碑
- 草分碑・遺芳千載
- 天皇皇后両陛下植樹記念碑
- 植樹寄贈碑
- 友好都市提携12周年記念碑
- 魚鳥記念碑
- 本田新美顕彰碑・副碑
- 岩村通俊之像・歌碑
- 旭川消防組記念碑
- 常磐公園碑
- 永山武四郎之像
- 西本一都句碑
- 行幸啓記念碑
- 大塚千々ニ句碑
- 野外彫刻
「旭川の野外彫刻」も参照
-
小熊秀雄詩碑（2010年4月） -
今野大力詩碑（2010年4月） -
旭川開拓村記念碑（2010年4月） -
永山武四郎之像（2006年7月） -
雄弁（2010年4月）
脚注
- ^ 旭川市都市公園条例.
- ^ a b c 常磐公園 2011.
- ^ 常磐公園改修事業基本計画 2013, p. 1.
- ^ “北海道の都市公園一覧表” (PDF). 北海道. p. 46 (2010年3月31日). 2015年7月15日閲覧。
- ^ “旭川の地名の謎―「常盤通」と「常磐公園」の漢字が違うのはなぜ”. 北海道ファンマガジン. PNG Office (2013年2月15日). 2015年8月28日閲覧。
- ^ a b c “お便りから” (PDF). こうほう旭川市民. 旭川市 (2011年9月). 2015年9月7日閲覧。
- ^ a b “旭川市の概要 あゆみ”. 旭川市. 2015年8月25日閲覧。
- ^ “由緒・沿革”. 上川神社. 2015年9月8日閲覧。
- ^ "各報道機関様" (PDF). 旭川市青少年科学館 (Press release). 12 January 2005. 2015年9月7日閲覧。
- ^ a b “北海道開発大博覧会”. 旭川市博物館. 2015年9月8日閲覧。
- ^ ワタシの好きな旭川・常磐公園スペシャル③ 2011.
- ^ “第2回 常磐公園（下）”. 支社長の北の街ある記. 北海道新聞旭川支社 (2013年11月8日). 2015年9月7日閲覧。
- ^ “旭川市科学館の概要” (PDF). 旭川市. 2015年9月7日閲覧。
- ^ “美術館紹介”. 北海道立旭川美術館. 2015年9月7日閲覧。
- ^ a b “「石狩川治水学習館（川のおもしろ館）」閉館のお知らせ”. 旭川市. 2015年9月8日閲覧。
- ^ “旭川文学資料館”. 旭川市教育委員会. 2015年9月7日閲覧。
- ^ “常磐公園（旭川市）” (PDF). 日本造園学会北海道支部. 2015年9月13日閲覧。
- ^ “北海道学習センター・旭川サテライトスペース”. 放送大学. 2015年9月8日閲覧。
参考資料
- “旭川市都市公園条例”. 旭川市例規類集. 旭川市. 2015年9月8日閲覧。
- “旭川市都市公園条例施行規則”. 旭川市例規類集. 旭川市. 2015年9月8日閲覧。
- “常磐公園” (PDF). 旭川市公園緑地協会 (2011年). 2015年9月7日閲覧。
- “ロシアパンいただきました!&ワタシの好きな旭川・常磐公園スペシャル①”. NHK旭川放送局 (2011年8月1日). 2015年9月8日閲覧。
- “ワタシの好きな旭川・常磐公園スペシャル③”. NHK旭川放送局 (2011年8月30日). 2015年9月8日閲覧。
- “映像セミナー④開催!&ワタシの好きな旭川・常磐公園スペシャル④”. NHK旭川放送局 (2011年9月13日). 2015年9月8日閲覧。
- “常磐公園の緑の計画” (PDF). 旭川市土木部公園みどり課. 旭川市 (2012年). 2015年9月7日閲覧。
- “常磐公園改修事業基本計画” (PDF). 旭川市土木部公園みどり課. 旭川市 (2013年). 2015年9月7日閲覧。
