川北駅

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川北駅
川北駅駅舎(ホーム側から撮影)
(1989年3月)
かわきた
Kawakita
上武佐 (4.9 km)
(9.3 km) 根室標津
所在地 北海道標津郡標津町字川北
北緯43度39分23秒 東経145度1分29秒 / 北緯43.65639度 東経145.02472度 / 43.65639; 145.02472
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 標津線
キロ程 60.1 km(標茶起点)
電報略号 カキ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1937年昭和12年)10月30日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)4月30日[1]
備考 標津線廃線に伴い廃駅
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1977年の川北駅と周囲約500m範囲。上が根室標津方面。上端に本線脇から左にそれて北上して行く、かつての殖民軌道忠類線の路盤跡が見える。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
保存されているキハ22 168

川北駅(かわきたえき)は、かつて北海道標津郡標津町字川北に設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)標津線廃駅)である。電報略号カキ事務管理コードは▲111707[2]

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

標津川の北にあることから[4]

駅構造[編集]

貨物及び荷物取り扱い廃止までは、島式ホーム1面2線と、さらに駅舎側に貨物積降線1本、及び外側に留置線1本を有する列車行き違い可能駅であった。駅舎は構内西側(中標津方面に向かって右側)の中標津寄りにあって地面に直接建てられ、駅舎正面とホームの中標津側端が、線路上を横断する形で連絡していた。駅舎横の根室標津側には、貨物積降場が設けられていた。

貨物及び荷物取り扱い廃止後は、貨物積降線と留置線が撤去されて、島式ホーム1面2線の列車行き違い可能駅になった。

さらに無人駅化に伴って、駅舎とは反対側の1本に棒線化された。したがって、廃止時点では島式ホーム1面1線(片面使用)となっていた。


1955年まで、駅舎側貨物積降線の北側に接して、標津町古多糠まで通じる殖民軌道忠類線の停車場が置かれていた。

現状[編集]

バス待合所

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道
標津線
上武佐駅 - 川北駅 - 根室標津駅

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、927頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、247頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年4月2日閲覧 
  3. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  4. ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、169頁。NDLJP:1029473