山の手

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山の手(やまのて)とは、いくつかの意味が重層的に重なった語である。山手(やまて)とも。

本義

本義は低地に向かって、多数の浸食を受けた台地が入り込んだ地形を持つ地域についてを指す言葉である。またに似た台地であるためだという俗説があるがこれは誤りで、方向を表す(上手―かみて・下手―しもてと同じ)。低地である下町に対し、山側(山の方向)にあたる台地を山の手という。

東京における山の手

東京においては、歴史的に江戸時代の御府内(江戸の市域 = 朱引、もしくは大江戸)において、高台の武家地域を『山の手』と呼び、低地にある商工業が盛んな町人町を『下町』と呼んだ。山の手の代表的な地域は、麹町牛込四谷赤坂麻布本郷小石川などである。地理的には武蔵野台地の東端にあたる。 なお、東京における市街地としての『山の手』の成り立ちや下町との関係については東京市街の変遷も参照。

東京以外の山の手

関連項目