女医 (テレビドラマ)

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女医 NOTHING LASTS FOREVER』は、1999年7月5日から9月13日まで日本テレビ系列で毎週月曜22:00 - 22:54(JST)に放送された、よみうりテレビ制作のテレビドラマである。

あらすじ

ある春の日、大規模病院に宮木有希劉玉麗花隈綾乃の3名の新人女性医師が派遣された。3人は各々研修を積み医師として成長していく。

ある日、プレイボーイで名高い中堅医師・須藤が、堅い玉麗を「落とせる」かどうかを他の男性医師らと賭けていた。その事を知った有希ら3人は、誘いに乗った振りをして賭けの終了日直前で振って、須藤の鼻を明かしてやろうと画策。須藤を騙すつもりの作戦だったが、いつしか玉麗は須藤を愛するようになり、結婚願望を抱くようになった。

その頃、末期の心臓腫瘍で入院していた竹内勝を担当することになった有希は、次第に竹内が本心を話せる存在となっていた。しかし、病状が悪化し痛みに耐えられなくなってきた竹内は安楽死を求めるようになる。有希は苦しむ竹内に許容量以上の睡眠導入剤フルニトラゼパム を静脈注射する。やがて竹内は死亡し、死亡保険金の受取人が有希になっていたことを知った竹内の妻は有希を訴えることになる。

同じ頃、綾乃はある製薬会社が開発した新薬を、そうとは知らずに患者に使わされていた。そして患者に次々と副作用が出始め、気にかけていた患者の一人も副作用で失明してしまう。

一方、大企業令嬢との婚約が決まった須藤は、玉麗の存在が疎ましくなり、偽装自殺で玉麗を殺してしまう。更に一方では、製薬会社との密談の席で新薬の研究維持に「No」を突きつけた病院事務長の時任が、製薬会社のバックの黒幕に刺される。病院に搬送された時任のオペをしようとする有希の前に、「殺人者にオペはさせられない」と外科医の太田や警官が立ちはだかる。有希は逮捕されるが、弁護士・鈴木との接見でも立件された事件の核心を多く語ろうとはしない。鈴木は有希に叫ぶ。「貴方は医者でしょう!? 何故真実を語ろうとしないのですか!?」と。

出演

主要人物

宮木 有希(みやぎ ゆき):中谷美紀
心臓外科医。
劉 玉麗(りゅう ぎょくれい):りょう
脳外科医。中国人。弟が一人いる。
花隈 綾乃(はなくま あやの):大路恵美
外科医。医者の一家に生まれたが、ただ一人出来が悪く、医者になるためにとある方法で医師らを篭絡させる。

その他

矢吹 昌志(やぶき まさし):金子賢
有希の先輩。有希と付き合っていたが、先に医師になり離れている間に優子と浮気をしてしまう。
須藤 真(すどう まこと):細川茂樹
外科医。プレイボーイ。堅い玉麗を落とせるかどうか、同僚医師らと賭けをする。玉麗とやがて付き合うようになるが、大企業の令嬢との婚約が決まり、疎ましく思うようになる。
時任 慎司(ときとう しんじ):寺脇康文
病院事務長。経営にうるさい。有希らとは敵対とも言える間柄であったが、黒幕に刺され、事実を有希らに話し真の意味で病院運営の立て直しに協力する存在に。
太田 幸博(おおた ゆきひろ):萩原流行
外科医。玉麗を気に入り、手中にいれようとするが、本間の機転により回避させられる。
速水 優子(はやみ ゆうこ):松田美由紀
息子が心疾患を患って、入院している。昌志と付き合うようになる。
鈴木 次郎(すずき じろう):伊武雅刀
有希の担当弁護士。何人もの弁護士が有希の弁護を断った中、引き受けてくれた。
桑原 武雄(くわはら たけお):渡辺いっけい
医師。
松岡 人詩(まつおか ひとし):鈴木一真
植物状態が続く小説家。彼の病室は有希にとって心休まる場所であった。
草薙 浩司(くさなぎ こうじ):石丸謙二郎
外科医。パーキンソン症候群である事を隠していたが、研修医時代の綾乃が見抜く。綾乃の診断が医師を勇退するきっかけとなった。
本間(ほんま):六平直政
本間工業(ヤクザ)の社長。玉麗の実弟を闇の中から救い出すと持ちかける。
赤堀 堅吾(あかぼり けんご):浜田晃
夏目 茂(なつめ しげる):橋龍吾
綾乃の担当患者。新薬を投与され、失明する。
永瀬 峰子(ながせ みねこ):西尾まり
竹内 勝(たけうち まさる):室田日出男
心疾患で入院。有希の担当患者となる。
竹内 真理恵(たけうち まりえ):黒沢あすか
竹内勝の年の離れた妻。財産目当てで結婚したようなもの。
婦長:根岸季衣
医師と看護婦との扱われ方の違いを、露骨な反発心で表情に出す。実は、裏で病院の薬を横流ししていた。
脇坂 篤郎(わきさか あつろう):鹿賀丈史
ゴッドハンドを持つと言われる心臓外科医。
堺雅人佐々木蔵之介

ほか

スタッフ

テーマ曲

サブタイトル

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1回 1999年7月5日 震えるメス 森下直 国本雅広 13.8%
第2回 1999年7月12日 スキャンダル 8.6%
第3回 1999年7月19日 院内ゴシップ 岡本浩一 12.3%
第4回 1999年7月26日 執刀ミス発覚 森下直
横田理恵
国本雅広 9.9%
第5回 1999年8月2日 危険な取引き 岡本浩一 11.4%
第6回 1999年8月9日 手術室の悪魔 森下直 国本雅広 11.5%
第7回 1999年8月16日 甘く危険な罠 白川士 10.2%
第8回 1999年8月23日 臓器移植!? 国本雅広 10.1%
第9回 1999年8月30日 苦しみか死か 白川士 12.6%
第10回 1999年9月6日 さよなら花嫁 岡本浩一 10.1%
最終回 1999年9月13日 殺人は罪 国本雅広 13.0%
平均視聴率11.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)

備考

  • 2009年8月現在、VHS化もDVD化も実現されていないが、サウンドトラックは後述の通り発売されている。

関連商品

外部リンク

読売テレビ 月曜10時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
ロマンス
(1999.4.12 - 6.28)
女医
(1999.7.5 - 9.13)
ピーチな関係
(1999.10.11 - 12.13)