大和哲夫

大和 哲夫（やまと てつお、1921年 - ）は、日本の法学者・官僚・公務員。北海学園大学元学長。福岡県戸畑市（現・北九州市）出身。

略歴

• 1942年（昭和17年）京都帝国大学法学部卒業
• 同年 拓務省に入省。その後、大東亜省、外務省の後、函館新聞社（民間会社）を経て、北海道地方労働委員会、社会保障制度審査事務局（社会保障制度審議会所属）などを渡り歩き、中央労働委員会文書課長ののち退職。
• 1963年（昭和38年）11月 北海学園大学法学部教授に就任
• その後、法学部長・就職部長・学生部長などのほか、地方労働委員会公益委員、公共企業体等労働委員会調停委員を歴任
• 1980年（昭和55年）11月 北海学園大学学長、学校法人北海学園理事・評議員に就任（～1984年（昭和59年）6月）
• 1996年（平成8年）3月 北海学園大学退職。北海学園大学名誉教授

研究・エピソード

• 専門は労働法で、特に不当労働行為と労働委員会の機能を研究。
• 大和ゼミでは法曹養成の演習講義を行っていた為、越前屋民雄（弁護士）、石田明義（弁護士）のほか、資格試験予備校講師の臼杵裕美（司法書士）も輩出している。
• 退職後に、当時、北海学園大学付属図書館の法律系蔵書が不足していた為、自己の所有する蔵書のほとんどを「大和文庫」という形態で北海学園大学付属図書館に寄贈している。

著書

• 『総合判例研究業書・労働法（8）』（有斐閣、1961年）
• 『労働法体系4』（共著、有斐閣、1963年）
• 『行政訴訟2 労働訴訟』（執筆者、日本評論社、1970年）
• 『命令体系 不当労働行為（新版）』（第一法規出版、1985年）

など

参考文献

• 北海道21世紀タイムス編『北海学園120年の群像』（北海道21世紀タイムス、2005年）
• 熊本信夫ほか編集『教育・研究年報1』（北海学園大学法学部・大学院法学研究科、1993年）

先代 松岡修太郎

北海学園大学法学部長 第3代:1967年 - 1970年

次代 菅原勝伴

先代 菅原勝伴

北海学園大学法学部長 第5代:1971年 - 1972年

次代 菅原勝伴

先代 高倉新一郎

北海学園大学学長 第3代: 1980年 ‐ 1984年

次代 田中修