土居美咲

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土居美咲
Misaki Doi
土居美咲
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 同・千葉県大網白里町
生年月日 (1991-04-29) 1991年4月29日(33歳)
身長 159cm
体重 52kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2008年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 3,900,773 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全仏 1回戦(2010)
全英 3回戦(2011)
全米 1回戦(2011)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 103位(2011年8月8日)
ダブルス 222位(2010年5月10日)
2011年11月11日現在

土居美咲どい みさき, 1991年4月29日 - )は、日本の女子プロテニス選手。千葉県大網白里町出身。ミキハウス所属。WTAランキング自己最高位はシングルス103位、ダブルス222位。身長159cm、体重52kg。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。大網白里町立大網中学校[1]駿台甲英高校卒。

ジュニア時代

6歳からテニスを始める。中学時代に頭角を表し始め、全国中学生テニス選手権大会2004年2006年の2度シングルスベスト4に進出する[2][3]2006年からITFジュニアサーキット転戦を開始。駿台甲英高校在学中の2007年にはジャパン・オープン・ジュニアシングルスで準優勝を果たす。ジュニア時代は特に同い年の奈良くるみと組んだダブルスで高い実績を残し、2007年ウィンブルドン選手権ジュニア女子ダブルスで日本人ペアとして1993年全米オープン吉田友佳&望月寛子組以来2組目のジュニアグランドスラム女子ダブルス決勝進出を果たし準優勝。奈良とのダブルスでは他にも2007年全米オープン2008年ウィンブルドンでそれぞれベスト4の好成績を収めた他、2008年全豪オープンジュニア女子ダブルスでもエレナ・ボグダン(ルーマニア)と組み準優勝の成績を残した。これらの活躍により土居は2007年には全日本18歳以下女子シングルス年間ランキングで3位につけるなど、早くから国内トップジュニアの一人としてその名を知られていた[4]。また2008年からは本格的にシニアITFサーキット大会にも挑戦するようになり、奈良と組み主催者推薦で出場した7月の宮崎国際では2回戦で第1シードの瀬間詠里花&瀬間友里加組を3-6,6-3,10-6の逆転で、決勝戦でクルム伊達公子&米村知子組を6-7(5),7-6(4),10-4の逆転で下す活躍で優勝している[5]。同年12月に17才8ヵ月でプロ転向。

プロ転向後

プロ転向後最初の年となった2009年は国内サーキット大会を中心に転戦し、シングルスで2優勝2準優勝、ダブルスで1準優勝の好成績を残す。10月にはHPジャパン女子オープンテニスシングルス予選に挑戦しツアー予選初出場。ここでは予選2回戦でアビゲイル・スピアーズアメリカ)に敗れた。第6シードで出場した11月の全日本テニス選手権女子シングルスでは準々決勝でこの大会を引退する森上亜希子と対戦し1-6,2-6のストレートで敗れた[6]。これらの活躍により、年初に613位だったシングルスランクを年末には199位にまで急上昇させ、プロ1年目で国内トップ10選手の一人となった。2010年からは本格的に日本国外の大会に打って出るようになり全豪オープンシングルス予選に出場し、グランドスラム大会予選初挑戦。その後はサーキット大会を転戦し、シングルスでは3月のメキシコサーキットで準優勝すると、ダブルスでは4月の韓国サーキット3連戦で3週連続準優勝の好成績を収め、5月の福岡国際では優勝を果たす。この好調の中臨んだ全仏オープンシングルス予選では1回戦でマンディ・ミネラルクセンブルク)を6-2,6-4のストレートで、2回戦で予選第8シードのミシェル・ラルシェル・デ・ブリートポルトガル)を4-6,6-,6-4の逆転で、予選決勝ではビタリア・ディアチェンコを7-6,6-0のストレートでそれぞれ下し、自身初のグランドスラム本戦、並びにツアー大会本戦初出場を決めた。本戦では1回戦でポロナ・ヘルツォグに 3-6, 0-6 で完敗した。全日本テニス選手権女子シングルスでは初優勝を果たす。

2011年ウィンブルドン選手権で2度目の4大大会の予選を突破。1回戦でベサニー・マテック=サンズに 6-4, 5-7, 7-5 で勝利し4大大会初勝利を挙げた。2回戦も鄭潔中国)を 6-3, 6-1 のストレートで下し、自身初の3回戦進出を果たした。3回戦ではザビーネ・リシキに 4-6, 2-6 で敗れた。同年7月20日、出身の大網白里町から特別顕彰が授与決定[1]。9月の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントでは主催者推薦で大会に初出場したが、1回戦で優勝したアグニエシュカ・ラドワンスカに 1-6, 1-6 で敗れた。

4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2010 2011 通算成績
全豪オープン LQ LQ
全仏オープン 1R LQ 0–1
ウィンブルドン LQ 3R 2–1
全米オープン LQ 1R 0–1

脚注

  1. ^ a b 毎日新聞千葉版 2011年7月21日朝刊
  2. ^ 2006年 第32回全国中学生テニス選手権大会”. 日本テニス協会. 2010年5月21日閲覧。
  3. ^ 2006年 第33回全国中学生テニス選手権大会”. 日本テニス協会. 2010年5月21日閲覧。
  4. ^ 過去の全日本ランキング”. 日本テニス協会. 2010年5月21日閲覧。
  5. ^ Miyazaki International Women's Challenger Tennis 2008”. 日本テニス協会. 2010年5月21日閲覧。
  6. ^ 女子シングルス本戦”. 全日本テニス選手権. 2010年5月21日閲覧。

外部リンク