入江敦彦

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入江 敦彦
誕生 (1961-09-22) 1961年9月22日(62歳)
日本の旗 日本京都府京都市上京区
職業 エッセイスト小説家
言語 日本語
最終学歴 多摩美術大学卒業
活動期間 1995年 -
ジャンル ホラー小説(小説)
主題 京都文化、イギリス文化(エッセイ)、LGBTの文化書評
代表作 『京都人だけが知っている』『イケズの構造』『イケズ花咲く古典文学』など
デビュー作 『英国の裾、英国の袂』
配偶者 有(同性結婚[1]
公式サイト 入江敦彦 (@athicoilye) - X(旧Twitter)
ウィキポータル 文学
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入江 敦彦(いりえ あつひこ、英語表記:Achico Ilye[3]1961年9月22日[2] - )は、日本のエッセイスト小説家である。京都市上京区西陣出身、イギリスロンドン在住[3]京都およびイギリスの住民性や文化に関するエッセイを多数執筆している。代表作に 『京都人だけが知っている』シリーズなど。

略歴・人物

京都市上京区西陣に髪結い美容師)の長男として生まれる[3]多摩美術大学染織デザイン科卒業、グンゼ勤務、MICHIKO LONDONコーディネーターを経て、1991年渡英[4]

イギリス関係著作に続いて、2000年代より『京都人が知っている』シリーズなどを発表し、「生粋の京都人」として京都の深層を描くエッセイが人気を得る[5]

2008年より、光文社文庫ホラーアンソロジー異形コレクション』に短編小説を発表し、小説家としても活動している。

著作

エッセイ

京都関連

  • 京都人だけが知っている(洋泉社/洋泉社文庫/宝島社 宝島SUGOI文庫)
  • やっぱり京都人だけが知っている(洋泉社/洋泉社文庫)
  • 京都人だけが食べている(WAVE出版/光文社 知恵の森文庫)
  • 京味深々〜京都人だけが食べている2〜(WAVE出版/光文社 知恵の森文庫)
  • 京都人の秘そかな愉しみ(大和書房
    • 京都な暮らし (幻冬舎文庫) 上記の文庫化改題
  • 秘密の京都 京都人だけの散歩術(新潮社/新潮文庫
  • ほんまに京都人だけが知っている(洋泉社)
  • イケズの構造(新潮社/新潮文庫)
  • KYOのお言葉(マガジンハウス/文藝春秋 文春文庫
  • イケズ美人 (新潮社)
  • 裏京都検定(幻冬舎)
  • 怖いこわい京都、教えます (新潮社)
    • 怖いこわい京都(新潮文庫)上記の文庫化改題
  • イケズ花咲く古典文学(淡交社
  • ゼロ円で愉しむ極上の京都(文藝春秋)
  • 京都みやげ一冊いかかどす? (淡交社)
  • 怪談実話コロシアム 群雄割拠の上方篇(共著、2015年2月、MF文庫ダ・ヴィンチ) - 「病み拾い」を寄稿

イギリス関連

  • 英国の裾、英国の袂(センイ・ジヤァナル
  • ロンドン攻略読本(編著・宝島社)
  • Taste of Britain(英国大使館)
  • 英国映画で夜明けまで(洋泉社)
  • 英国式人生のススメ(洋泉社)
  • 女王陛下のお気に入り(WAVE出版)
  • 恋愛よりお金より犬が大事なイギリス人(洋泉社)
  • ゲイ・マネーが英国経済を支える!? (洋泉社〈新書y〉)
  • 秘密のロンドン(2012年、洋泉社)
  • 英国のOFF:上手な人生の休み方(2013年9月20日発売、新潮社〈とんぼの本〉)

その他

小説

  • アンソロジー収録作
    • テ・鉄輪(かなわ) (『異形コレクション 京都宵』収録/光文社文庫)
    • 霊廟探偵 (『異形コレクション 幻想探偵』収録/光文社文庫)
    • 麗人宴 (『異形コレクション 怪物團』収録/光文社文庫)
    • 修羅霊(しゅらだま)(『異形コレクション 憑依』収録/光文社文庫)
    • 金繍忌(きんしゅうき) (『異形コレクション Fの肖像 フランケンシュタインの幻想たち』収録/光文社文庫)
    • アンタナナリボの金曜市(『異形コレクション 物語のルミナリエ』収録/光文社文庫)
  • テ・鉄輪(2013年9月19日発売、光文社) - 上記アンソロジー収録作のうち、表題作を始めとするシリーズに書き下ろしを加えた短編小説集。

脚注

  1. ^ 入江敦彦『ゲイ・マネーが英国経済を支える!?』洋泉社〈新書y〉、2008年、93-95頁。ISBN 978-4-86248-244-0 
  2. ^ a b who(2009年7月のインターネット・アーカイブ)、入江敦彦公式サイト、2016年3月26日閲覧。
  3. ^ a b c 入江 敦彦 先生、京都カラスマ大学、2016年2月23日閲覧。
  4. ^ 『英国の裾、英国の袂』奥付プロフィール。
  5. ^ 「週刊文春」編集部、著者は語る 文春図書館 京都の“縁切りカフェ”が舞台の幻想怪奇譚集、『週刊文春』2013年10月31日秋の特大号、文藝春秋、2016年3月26日閲覧。

外部リンク