ヴルチャ県

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Judeţul Vâlcea

紋章

ヴルチャ県の位置
地域 南西地域
歴史的な地域 ワラキア
県都 ルムニク・ヴルチャ
面積 5,765km²
人口 416,908人(2004年)
人口密度 71.7人/km²
ISO 3166-2 RO-VL

ヴルチャ県 (ヴルチャけん、Judeţul Vâlcea)は、ルーマニアの県。オルテニア地方とムンテニア地方とにまたがる。県都はルムニク・ヴルチャen:Râmnicu Vâlcea)。東はアルジェシュ県、西はゴルジュ県フネドアラ県、北はシビウ県アルバ県、南はドルジュ県オルト県に接する。

統計

2004年の調査では、県人口は416,908人、人口密度は71.7/平方キロメートルだった。

県人口[2]
1948 341,590
1956 362,356
1966 368,779
1977 414,241
1992 438,388
2002 413,247
2004 416,908

地理

ヴルチャ県面積は5,765平方キロメートルである。県北部は南カルパチア山脈からなる山々、東の2,200メートル以上のファラガシュ山脈、西の2,000メートル以上のロトル山脈とで占められる。この山地は、トランシルヴァニアワラキアとの間のアクセスとなる、オルト川谷で分けられる。オルト川谷沿いに、小さな山並みが広がる。最も目を見張るのはコジア山地である。

南へ向かうと、ルーマニア平原の西側にあたるカルパチア丘陵を通り抜け、標高は低くなっていく。主要河川は、県の北から南へ流れるオルト川である。その他に、北のロトル川と南のオルテツ川(Olteţ River)がある。

経済

県でもっとも工業化されているのは県都ルムニク・ヴルチャである。県のその他の地域は、農村となっている。県の主要産業は以下の通りである。

  • 化学工業
  • 食品・飲料製造
  • 織物産業
  • 機械部品工業
  • 建設資材製造
  • 林業・家具製造

県西部では石炭岩塩が産出される。県中央部は果樹栽培、ワイン製造、酪農によく適している。南部では穀物・野菜生産が盛んである。

観光

行政区画

県は2つの都市、9つの町、75の小自治体からなる。

主な市町

参照

  1. ^ National Institute of Statistics, "Populaţia după etnie" Archived 2009年8月16日, at the Wayback Machine.
  2. ^ National Institute of Statistics, [1]