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モア

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モア
ハルパゴルニスワシに襲われる姿の復元模型
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ダチョウ目 Struthioniformes
: モア科 Dinornithidae
英名
Moa
  • Anomalopteryx (ヤブモア属)
  • Dinornis オオモア属
  • Emeus (ヒガシモア属)
  • Euryapteryx (アシモア属)
  • Megalapteryx (ツバサモア属)
  • Pachyornis (エレファントモア属)

モア(Moa)は、ニュージーランドにかつて生息していた、ダチョウ目モア科に属する構成種の総称。現在ではすべてが絶滅した。恐鳥とも言う。

哺乳類が生息していなかったニュージーランド島において、6属10種以上に進化して独自の繁栄を遂げていた。草食性で、天敵はハルパゴルニスワシ以外には存在していなかったが、マオリ族のニュージーランドへの上陸後、生息地の森林の減少や乱獲により急速に生息数が減少した。個体数激減の原因に、生息地への隕石の落下を指摘する説もある。

従来、最後の種は18世紀半ばまで生き残っていたと言われてきたが、最近では16世紀以前にすべてが絶滅したとする見方が有力である。

最大の種では 3メートル近い体高に成長する最大の鳥類であった。ダチョウヒクイドリの様に脚力が発達し、飛ぶことはできない。

分子生物学による系統関係

モアの化石からDNAを調べたところ、モアは現生のシギダチョウに最も近縁であることが判明したという[1]

脚注

  1. ^ ナショナルジオグラフィック

関連項目

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