フォルスラコス

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フォルスラコス
フォルスラコス
フォルスラコス
地質時代
漸新世 - 中新世
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ノガンモドキ目 Cariamiformes
: フォルスラコス科 Phorusrhacidae
: フォルスラコス属 Phorusrhacos
学名
Phorusrhacos Ameghino, 1887
  • P. longissimus
フォルスラコス頭骨。

フォルスラコス (Phorusrhacos) は、新生代漸新世から中新世にかけての約4,500万年前〜500万年前の南アメリカに生息した恐鳥類の一種。ツル目に属すると思われていたが、最近の研究でツル目ではなかったことが判明した。飛ぶ事は出来ない。学名は「ぼろをまとったもの」の意。ティタニス (Titanis)と同属とされる事もあるが、この場合約40万年前まで生き延び(約1万5,000年前まで生息していた可能性あり)、北アメリカにまで進出した事になる。

特徴[編集]

体高約3mの大型の肉食鳥類であり、身体に比して大きな頭蓋には、猛禽類を思わせる鉤型の鋭いを持つ。は小さく退縮しており飛ぶ事は出来ないが、走行に適した強力な脚を持っていた。その姿は祖となる小型の獣脚類恐竜コエルロサウルス類を思わせ、同様に小型動物を捕食していたと思われる。

生態[編集]

この生物に近縁であるとされるのが現生のノガンモドキなどである。同様に南アメリカの草原に棲むこの鳥は、滅多に飛ぶ事の無い代わりに地上を60km/hあまりの高速で走り、昆虫や小動物などを捕食する。そして獲物を嘴で銜えて地面に叩き付け、ぐったりした所を丸呑みにする。丸呑みにするのは、頭骨の構造上、噛む力はあまりなかったからである。フォルスラコスとノガンモドキはほぼ同様の生態であり、この鳥に似た姿の祖先から進化したのであろう。ただしノガンモドキよりもさらに大型であったために、獲物もより大きなマクラウケニアなどであったと思われる。大型の獲物を仕留める際には嘴だけでなく脚でも一撃を加えたのであろう。

関連項目[編集]

参考文献[編集]