コンテンツにスキップ

マス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Theunknownelgar (会話 | 投稿記録) による 2012年5月14日 (月) 04:29個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎マスの一覧)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

秋、産卵期のビワマスは婚姻色に染まる

マス(鱒)は、サケ目サケ科に属し日本語名に「マス」がつく、または日本で一般にサケ類ベニザケシロザケキングサーモン等)と呼ばれる魚以外のサケ科の魚をまとめた総称。タイヘイヨウサケ属タイセイヨウサケ属イワナ属コクチマス属イトウ属などの魚を含む。サケとマスの境界が厳密でないため、国により区分方法が異なる。たとえば英語圏でキングサーモンはサケに区分されるが、日本では同じ魚をマスノスケと呼びマスとして区分している。英語では、サケがsalmon、マスがtroutに対応している。単にtroutというと淡水産を意味し、海産のものはsalmon troutと呼ばれるが、シートラウト(ブラウントラウトの海降型、Salmo trutta morpha trutta)という例外もある。(⇒ サケ類#サケとマス) マスは淡水、また一部は海洋に生息し、北アメリカ北アジアヨーロッパオーストラリアニュージーランドに分布している。 ほとんどの種が美味であるか、毒性が無く独特の旨みがあるため、世界的に食用にされる。

一般にマスが指すのはサクラマスサツキマスニジマスだが、他の魚を指す場合もある。スウェーデンではシロマスの卵のロイロムが希少な為高価とされている。

日本で最も漁獲量が多いマスはカラフトマスであり、サケ類の中でもの次に多い。鮭缶の原料もこの魚である。カラフトマスのイクラは日本では外食産業向けとされているが、ロシアではシロザケのものより高級とされている。

マスの一覧

ニジマス
カワマス
シナノユキマス
タイセイヨウサケ属 Salmo
タイヘイヨウサケ属 Oncorhynchus
コクチマス属 Coregonus
イワナ属 Salvelinus
イトウ属 Hucho
ブラキミスタクス属 Brachymystax

マスを題材にした作品

である。