ベルリン・ドイツ・オペラ

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ベルリン・ドイツ・オペラ

ベルリン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper Berlin)はベルリンにある歌劇場。旧西ベルリンでは唯一の歌劇場であり、東ベルリンベルリン国立歌劇場に対抗する存在であった。

1919年にシャルロッテンブルク・ドイツ歌劇場として設立。以後名称がたびたび変わり、1925年にベルリン市立歌劇場、1933年にベルリン・ドイツ・オペラ、1945年に市立歌劇場、1961年に再びベルリン・ドイツ・オペラとなる。

歴代の音楽総監督としてブルーノ・ワルターフリッツ・ブッシュフェレンツ・フリッチャイロリン・マゼールゲルト・アルブレヒトヘスス・ロペス=コボスラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスクリスティアン・ティーレマンレナート・パルンボらがおり、2009年からドナルド・ラニクルズが芸術監督に就任している。また音楽総監督に就任が決まっていたが着任しなかった指揮者として、1990年のジュゼッペ・シノーポリ、2001年のファビオ・ルイージなどが挙げられる。1963年カール・ベームとマゼールを指揮者として初来日。日本への欧米歌劇場引っ越し公演としては初めてであり、ベーム指揮の「フィガロの結婚」「フィデリオ」のライブ録音が残っている。

代表的なレコーディングとして、オイゲン・ヨッフム指揮でオルフカルミナ・ブラーナ」やワーグナーニュルンベルクのマイスタージンガー」、カール・ベーム指揮でモーツァルトフィガロの結婚」(日本公演のライブ盤とその数年後のスタジオ録音盤がある)、シノーポリ指揮でヴェルディナブッコ」などがある。

なお、ベルリン・ドイツ交響楽団は歌劇場付属のオーケストラ(ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)とは別の団体である。


歴代音楽監督

外部リンク