ハヤトウリ

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ハヤトウリ
レユニオン島で売られるハヤトウリ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: スミレ目 Violales
: ウリ科 Cucurbitaceae
: ハヤトウリ属 Sechium
: ハヤトウリ S. edule
学名
Sechium edule
(Jacq.) Sw. (1800)
和名
ハヤトウリ
英名
chayote
christophene
mirliton
vegetable pear

ハヤトウリ(隼人瓜、学名:Sechium edule)は熱帯アメリカ原産のウリ科植物。また、その果実のこと。果実を食用にする。別名センナリウリ(千成瓜)、チャヨテチョチョ

概要

つる性の植物。多数つけるセイヨウナシ形の果実は中央に大型の種子を1個生じ、発芽まで果肉と種子が分離しない[1]。日本で1917年(大正6年)に鹿児島に渡って来たため、「隼人」ということで、ハヤトウリという名前になった[2]台湾では「佛手瓜」と呼ばれる。

味は淡白でくせがない。アメリカ合衆国ルイジアナ州クレオール料理ラテンアメリカカリブ海諸国の料理によく用いられる。漬物炒め物煮物などにして食べることができる。

高知県では「チャーテ」と呼ばれ親しまれている。

ギャラリー

脚注

  1. ^ バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント 2010, p. 208.
  2. ^ 講談社 2004.

参考文献

  • 講談社『旬の食材 春・夏の野菜』講談社、2004年3月10日。ISBN 4062701359 
  • バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント『世界の食用植物文化図鑑(山本紀夫:監訳)』柊風舎、2010年1月20日、208頁。ISBN 9784903530352NCID BB00709052 

外部リンク