ニコラス・トッド
ニコラス・トッド Nicolas Todt | |
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トッド(2019年) | |
生誕 |
1977年11月17日(46歳) フランス イル=ド=フランス地域圏イヴリーヌ県ル・シェネ |
国籍 | フランス |
職業 | スポーツエージェント(モータースポーツ分野) |
著名な実績 |
・F1ドライバーのマネージメント ・ARTグランプリ 共同創設者 |
親 | ジャン・トッド(父) |
ニコラス・トッド(Nicolas Todt、1977年11月17日 - )は、フランス出身のモータースポーツ実業家であり、レーシングチームのオーナーや、レーシングドライバーのマネージャーとして特に知られる。
プジョー・スポールやスクーデリア・フェラーリの元チームマネージャー、国際自動車連盟(FIA)の元会長として知られるジャン・トッドを父に持つ。
経歴
2000年にESCトゥールーズ(現在のTBSエデュケーション)を卒業。卒業後、NTNZ社を設立し、モータースポーツ関係者を主な顧客として、フォーミュラ1(F1)の公式ウェブサイトの制作などを行った。
マネージメント業
2003年、トッドはレーシングドライバーのマネージメント業務(スポーツエージェント)を手掛けるオール・ロード・マネージメント社(All Road Management)を設立した[1]。
同社は、2002年にフォーミュラ1(F1)にデビューしたものの1年限りでシートを失ったフェリペ・マッサから、マネージメント業務を依頼されたことが設立のきっかけとなっている[1]。
当時、「ドライバーが自分でスポンサーを見つけ、レースで結果を出し、新たなスポンサーを見つけ、上位のカテゴリーにステップアップしていく」という旧来のやり方でF1まで到達することはほぼ不可能となっており、F1を目指すのであれば、F1のトップチームが運営するジュニアプログラムに加入することが不可欠となりつつある時期だった[1]。父親がモータースポーツ界の大物であるトッドはレーシングチームにも豊かなコネクションを持っており、そうした育成プログラムやチームに直接「売り込み」を行えることや、若く実績もないドライバーに先行投資として資金を投下することが、他のマネージャーたちとの違いだとトッドは述べている[1]。
マッサは2004年にザウバーからF1復帰を果たし、2006年にはスクーデリア・フェラーリのドライバーとなり、そのマネージャーであるトッドの名も広く知られるようになった。
主な担当ドライバー
※太字はF1に昇格。
- フェリペ・マッサ
- ダニール・クビアト
- パストール・マルドナド
- ジェームス・カラド
- ジュール・ビアンキ
- シャルル・ルクレール
- ホセ・マリア・ロペス
- カイオ・コレット
- マーカス・アームストロング
- ガブリエレ・ミニ
- ミック・シューマッハ
ARTグランプリ
2003年にフレデリック・バスールとともにARTグランプリを設立し、2018年までその共同オーナーを務めた[2][3]。
脚注
出典
- ^ a b c d “About us” (英語). All Road Management. 2022年11月26日閲覧。
- ^ Glenn Freeman (2018年12月21日). “ART Grand Prix co-founder Nicolas Todt sells stake in team” (英語). Autosport. 2022年11月26日閲覧。
- ^ “ART Grand Prix - History” (英語). ART Grand Prix. 2022年11月26日閲覧。
外部リンク
- Nicolas Todt (@nicolastodt) - Instagram
- Nicolas Todt (@nicolastodt) - X(旧Twitter)
- All Road Management (英語)